1021. ~時の流れを~
「知的障害児者、発達障害児者 個性と可能性
を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース)
発達支援教室エレファースでは、療育の毎日のようすをエレファースホームページでアップし、教室での生き
生きとした生徒さんのご様子や講師の創意工夫をお伝えしています。広く皆さまと共有できますように、本ブロ
グでは Elephasブログについてのワンポイントメッセージを加えさせていただきます。
・・・・明るく、楽しく、さわやかに・・・
日々を大切に過ごすためのささやかな糧となればと思います。
◇ワンポイント・メッセージ◇
~Elephasブログ『4時になりました』(11月9日)~待合室で時計を見て、ぴったりの時間になるとブースに
入ってくるNさん・・・
時刻を時の流れの中の一瞬として感得させるために、目標の時刻を数分間、「いまか、いまか」と待たせること
、「時」の概念形成としてとても良いですね。教科書やワークで学ぶと、動かない針が何時何分かを固定的に指
していますから、時を流れとして感じることがどうしても難しくなります。
時の概念が既に形成されている場合はそれで問題ないのですが、
概念がまだ形成されていない場合には、そこで躓くことが少なくありません。
どうにか”何時何分”を読めるようになったとしても、”何分たつと”、”何分前は”、”何分かかりました”
となるとお手上げ、という状態になりかねません。
良いことは、そく模倣して実行。5.6分前から待つことが難しかったら、2、3分前でも、1分前でもOKで
す。時の流れを感じとれるような場面を作ってあげましょう。
目標となる時刻が、Nさんのように大好きな授業の開始時刻だったり、またはおやつの時刻だったり、好きなアニメのはじまる時刻だったり、何らかのお楽しみの時刻だったらいっそう成果が上がるでしょう。
発達支援教室Elephas・造形リトミック研究所
>>発達障害 知的障害/エレファース
公式サイト http://www.zoukei-rythmique.jp/
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