970. ~共通性の発見~
「知的障害児者、発達障害児者 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース)
発達支援教室エレファースでは、療育の毎日のようすをエレファースホームページでアップし、教室での生き生きとした生徒さんのご様子や講師の創意工夫をお伝えしています。広く皆さまと共有できますように、本ブログでは Elephasブログについてのワンポイントメッセージを加えさせていただきます。
・・・・明るく、楽しく、さわやかに・・・
日々を大切に過ごすためのささやかな糧となればと思います。
◇ワンポイント・メッセージ◇
~Elephasブログ『「からだ おなじ ・・・」』(9月14日)~かわいいうさぎにも、強そうなライオンにも・・・
幼児にとって、犬、猫いづれも「わんわん」であったり、「にゃんにゃん」であったりする段階があります。
これは、双方の違いがまだ認知されていない段階です。
いってみれば、どちらもその辺を歩いている4つ(?)足のもの、といった認識でしょうか。
その後には、双方の違いが見えてきて、その違いゆえに逆に共通性を見失ってしまいます。
個々の名称はわかっていても、その共通性には意識が上らない段階です。
そしてやがて、違いを認識しながらも共通性も理解できる段階となります。
この段階では、対象のカテゴリー化が可能となり、言語的には名称に加えて総称も獲得します。
つまり、それぞれは「犬」であり、「猫」であるけれど、双方は共通に「動物」である、という認識の獲得です。
今日のElephasブログのYちゃんは、それを描くことを通して気づき、獲得したようです。
「からだ、おなじ・・・」という発言は、40年近くこのメソードを実践していてはじめて聞いた、
ちょっと新鮮な言葉でした。
発達支援教室Elephas・造形リトミック研究所
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