933. ~気持ちに乗る ~

933. ~気持ちに乗る ~
「知的障害児者、発達障害児者 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース)

 発達支援教室エレファースでは、療育の毎日のようすをエレファースホームページでアップし、教室での生き生きとした生徒さんのご様子や講師の創意工夫をお伝えしています。広く皆さまと共有できますように、本ブログでは Elephasブログについてのワンポイントメッセージを加えさせていただきます。

 ・・・・明るく、楽しく、さわやかに・・・
日々を大切に過ごすためのささやかな糧となればと思います。

◇ワンポイント・メッセージ◇

~Elephasブログ『「いやいや」の時期は・』(8月1日)~言葉が出始めた3歳の子どもの「いやいや」、どこまでつきあってあげればよいのか・・・

バスの中でのことです。何が気に入らないのか、2歳になるかならないか位の小さな女の子が大きな声で泣き出しました。

お母さんはなす術もなく、ただ抱き続けていました。ブザーを押す段になり、お母さんがブザーを押させてあげると、女の子は泣き止みました。でも、いつまた泣き出すかという、不安定な雲いきでした。

そこに、ちょうどその女の子と目の合う位置に座っていたおじさんが、
「いないいないばあ」をして女の子をあやし始めました。

女の子は、おじさんと目が合うと恥ずかしがってお母さんの方に顔を埋めてはみるものの、またそのおじさんに惹かれて、目を向けます。恥ずかしがりながらも、何度も目を向け、次第に目が笑い、笑顔になり、降りるころには
「ぎゃはは」と笑い声を立てました。

言葉が出始めるころの「いやいや」は、自我の芽生えによって生じる第1反抗期よりも前の段階のものです。

気分によるものが大きいのです。この女の子のように、それまで大泣きの状況であっても、ふとしたことで気持ちはガラッッと変わってしまうのです。

この段階の生徒さんの指導では、うまくその気分に乗ってあげることです。
こちらのペースに生徒さんを引き寄せるのではなく、
生徒さんの気分にうまく乗りながら、こちらが意図している学習内容を進めていくのです。

講師もリラックスです。

発達支援教室Elephas・造形リトミック研究所
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nan

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