4232.~制作~

「知的障害・発達障害をもつ生徒さんの 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース)

 ・・・明るく、楽しく、さわやかに・・・

 ~今日のElephasブログ:「微笑みながら、小さな拍手を」(11月10日)

おはようございます。西国分寺教室の髙須です。

造形リトミック「創造造形」(基本パターンから発展する画用紙工作)。

紙を、折る・切る・貼る等、一つひとつの工程は簡単そうではありますが、

作品を仕上げるとなると案外難しいものです。

社会人のSさん、工作はいつも大胆にスピーディーに仕上げていきます。

そのSさんと『ワニ』を作った時のことです。

背中のうろこや目など、細かな切り込みがたくさんあります。

背中のうろこにさしかかったとき、講師が、

「ゆっくりゆっくり」と声掛けしながら、Sさんのはやる気持ちを抑え、

切り落とすことなく何本もの切り目を入れるようにしました。

最後の切り込み、目の部分もゆっくりと。

「ワニ、できましたね!」と講師が歓声を上げると、

Sさんは、大きな体をややすぼめ、嬉しそうに微笑みながら、小さな拍手をしました。

工作は、目分量や、力の入れ具合といった感覚が大きく左右します。

Sさんは、気持ちをこらえて、ていねいに作業を進めた結果に満足されたのでしょう!

 

◇ワンポイント・メッセージ

Sさんのワニ、大成功ですね!Sさんは、ゆったりと大きな体格の生徒さんです。そのSさんが、こまかな作業にていねいに取り組み、完成に“微笑みながら、小さな拍手を”とは、何ともユーモラスで、微笑ましく、・・・。小学生の頃からのSさんを知っているだけに、とっても楽しく、嬉しい記述でした。Sさん、創造造形にこんなふうに取り組み、創造造形をこんなふうに楽しんでくださっているのですね。これからも、Sさんの手による作品がたくさん生まれますことを。

 

発達支援教室Elephas(エレファース)

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