2346.~言葉の意味するところは~
「知的障害・発達障害をもつ生徒さんの 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース)
発達支援教室エレファースでは、療育の毎日のようすをエレファースブログでご紹介しています。
それを広く皆さまと共有できますように、本ブログでは Elephasブログにワンポイントメッセージを加えさせていただいています。
・・・・明るく、楽しく、さわやかに・・・
日々を大切に過ごすためのささやかな糧となればと思います。
◇ワンポイント・メッセージ◇
~Elephasブログ「Kくんは、漢字博士!」(10月19日)
・・・漢字学習が大好きなKくんは、細部まで形をよく観察し、好きな力士の名前を書けるほどです。
「Kくんは漢字博士だね!」と誉めると、「僕、博士じゃないよ!ひげも生えていないし!」と
Kくんは顔は顔を曇らせ、怒ってしまいました・・・。
その後、「いろんなことよく知っている人のことも博士と言うんだよ。」と説明したら、
少し納得してくれました、とのことです。
言葉の解釈違いで、誉め言葉も逆に取られてしまうことがあります。
今回の「博士」はそのいい例です。
Kくんは「博士」という言葉をその内容(意味するところ)ではなく、
外観を説明する言葉としてのみ捉えていたのですね。
博士の外観といえば、イラストの多くは白衣のおじいさん、髪は少なく、ひげを生やして、差し棒をもって・・・、といった感じですね。なるほど、Kくんの反応にも肯けます。
言葉の捉え違いは、場合によっては、
友達の冗談を真に受けてトラブルが生じることにもつながります。
今回の例と、根は同じです。
「博士」のエピソードは何ともかわいらしく微笑ましい例でしたが、
私たち講師はこれを意識的に把握しておく必要があります。
言ってみれば、象徴的な例でした。
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