2322.~子どもの小さな動きから~
「知的障害・発達障害をもつ生徒さんの 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース)
発達支援教室エレファースでは、療育の毎日のようすをエレファースブログでご紹介しています。
それを広く皆さまと共有できますように、本ブログでは Elephasブログにワンポイントメッセージを加えさせていただいています。
・・・・明るく、楽しく、さわやかに・・・
日々を大切に過ごすためのささやかな糧となればと思います。
◇ワンポイント・メッセージ◇
~Elephasブログ「”お姫さまは優しく”」(9月21日)
・・・小2のYちゃんがなりきっている大好きなお姫さまがいます。少々強すぎる「か行」の発音を
直そうとそう話しかけたとたん、きれいな優しい「かきくけこ」が聞こえてきました・・・。
Yちゃん、素晴らしい感性をもっていますね。
「優しく発音してね」と言っても、発音は直らなかったかもしれません。
でも、「お姫さまは優しく」の言葉がけには講師の意図どおりに反応できたのすね。
ということは、Yちゃんには「優しさ」の概念は育っていたということ。
言葉の理解にはこのようなことが多々あります。
例えば、大きい・小さい。
「大きいのはどっち?」と尋ねて、大きいものを選べなかったとしても、
だからと言ってその子どもが「大きさ」を理解していないとは、言い切れないのです。
「大きさ」の概念は育っていても、「大きい」という言葉とまだ結びついていないという段階が、
言語獲得のプロセスにはあります。
大小のビスケットがあって、もし子どもが大好きなビスケットの大きい方を選んだとしたら、
子どもは「大きさ」の概念を獲得している可能性があると言える、
と初代の所長はよく申していました。
子どものちょっとした行動から、概念形成の状況を把握することができるのですね。
「このような素敵な魔法をもっとつかえるように、”小さな気づき”を心がけたいと思います」、
その通りですね。
発達障害 知的障害 Elephas/エレファース
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