2124.~耐性~
「知的障害・発達障害をもつ生徒さんの 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース)
発達支援教室エレファースでは、療育の毎日のようすをエレファースブログでご紹介しています。
それを広く皆さまと共有できますように、本ブログでは Elephasブログにワンポイントメッセージを加えさせていただいています。
・・・・明るく、楽しく、さわやかに・・・
日々を大切に過ごすためのささやかな糧となればと思います。
◇ワンポイント・メッセージ◇
~Elephasブログ「”やりたい”を育てる」(2月3日)
・・・「え〜わからないからやだやだー!」「そうね、もうこれはやめようね」「やるー、やりますー」。
こんなやり取りの後、鉛筆を持って真剣な顔になり「やった!できた!」と。Yちゃん、今までにない喜びの表情でした・・・。
この後の学校での算数テスト、とっも良い結果だったそうです。
Yちゃん、本気でがんばる経験ができましたね。
繰り上がりの足し算や繰り下がりの引き算となると、計算手順が複数化してきます。
計数や一桁同士の数の計算のように、線的でクイズのように答えられる基礎の問とは異なります。
まずは基礎の段階で、「できる」「できる」という体験を充分に積み上げることが大切です。
その後に、計算プロセスを一つずつ増やしていきます。
そして、その段階でも「できる」「できる」ということを体験させ、計算プロセスを更に一つずつ
増やしていきます。
こうして、すぐに答のでない問にもじっくりと向かう態勢(耐性)ができてきます。
「うーん、ちょっと待って…」
「まず、こうやって、次にこうやって、次にこうやって…」というように。
Yちゃんの場合は、本人の不安の中にもある「でも、やってみようかな」という意思の表れを講師が見逃さなかったことが、
Yちゃんを成長させてあげられましたね。
造形リトミック研究所
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