2102.~言葉と作業~

2102.~言葉と作業~  
「知的障害・発達障害をもつ生徒さんの 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース)

 発達支援教室エレファースでは、療育の毎日のようすをエレファースブログでご紹介しています。
 それを広く皆さまと共有できますように、本ブログでは Elephasブログにワンポイントメッセージを加えさせていただいています。

 ・・・・明るく、楽しく、さわやかに・・・
日々を大切に過ごすためのささやかな糧となればと思います。
 

◇ワンポイント・メッセージ◇

~Elephasブログ「二桁割り算、クリア!」(1月8日)
・・・二桁以上の割り算は、立てる数の見当をつけて調整していくのが難しく面倒な所ですが、
   Yくんは、「デカ終わり」「チビ終わり」と、独自の言葉を生み出して見事にクリアできました・・・。

知らない人が聞いたら、何のことだかさっぱりわかりませんね。
でもYくんにとってはそれが、瞬時に理解できる自身にフィットした言葉なのでしょう。
自分で創り出した言葉ですから、それはそうですね。

数を立ててかけ算をしてみたら、「引けない、大きすぎた、だから一つ下げる」、と通常はなりますが、
この長い文を一言で表したのが、「デカ終わり」なのですね。
同様に、小さすぎたときが、「チビ終わり」なのですね。

それが楽しくて、くり返し学習できるのであれば、OKです。

言葉と作業が一致して初めて、作業は順序に則って効率よく行われます。
Yくんは、割り算の作業の意味を理解していると言えます。

そうして楽しく練習を積んでいけば、いくつが立つか見当をつける”カン”もグングンと冴えてきて、
数感覚が備わってきます。

もっともっと楽しんで、数に親しみ習熟してください。

造形リトミック研究所
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