2055.~謝る~

2055.~謝る~
「知的障害・発達障害をもつ生徒さんの 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース)

 発達支援教室エレファースでは、療育の毎日のようすをエレファースブログでご紹介しています。
 それを広く皆さまと共有できますように、本ブログでは Elephasブログにワンポイントメッセージを加えさせていただいています。

 ・・・・明るく、楽しく、さわやかに・・・
日々を大切に過ごすためのささやかな糧となればと思います。
 

◇ワンポイント・メッセージ◇

~Elephasブログ「教える立場」(11月16日)
・・・授業のある日を忘れていて、慌てて駆け付けた小4のTくん。まじめで誠実な彼は、自分に腹を立てていたのでしょう、
   ”ギャー!”と叫びながら教室に入って来ました・・・。

講師は、「間違いは誰にだってあるよ」となだめたそうですが、
「遅れたことを注意して、謝る場を与えた方が良かったのでは…。謝ることで、真面目な彼は、自分を責め過ぎずに済んだのではないか」、
と考えさせられたとのことでした。

ひとつの出来事に対して、どう対応するのがベストだったのかは、時を経てみなければわからないことがあります。
講師として失敗をしたり、「これで良かったのだ…」と納得したりする長年の積み重ね、
つまり経験によってその精度はより確かなものとなってくるものと思います。

しかし、経験の有無や長い短いにかかわらず大切なのは、生徒さんへの”思い”です。
”思い”があるから、講師は出来事を振り返り、その時の対応は正しかったのかどうかと、自身に対して疑問を抱くのです。
その”思い”さえあれば、対応がベターでなかったとしても、大きなマイナスにはならないはずです。

Tくんのこの出来事については、講師の対応で良かったのでは、と私は思います。
気持ちが高ぶっているときに、諭そうとしたり、謝る場を与えようとしても、難しいでしょう。
ほとぼりが冷めたときに、「失敗したときは、”ごめんなさい””すいません”って謝ればいいんだよ」と
教えてあげればいいのだと思います。

Tくんが先生に受け容れられ、赦された経験の方が大切だと思われます。
その経験はきっと、”心から謝る”楚地となっていることでしょう。

造形リトミック研究所
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公式サイト http://www.zoukei-rythmique.jp/

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