2047.~お天気も感じるもの~
「知的障害・発達障害をもつ生徒さんの 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース)
発達支援教室エレファースでは、療育の毎日のようすをエレファースブログでご紹介しています。
それを広く皆さまと共有できますように、本ブログでは Elephasブログにワンポイントメッセージを加えさせていただいています。
・・・・明るく、楽しく、さわやかに・・・
日々を大切に過ごすためのささやかな糧となればと思います。
◇ワンポイント・メッセージ◇
~Elephasブログ「びみょうな表現」(11月6日)
・・・曇り空だったある日、年長クラスのYくんにお天気を尋ねたところ、「晴れです」と答が返って
きました。当時のYくんの認識では、雨が降っていないことが「晴れ」だったようです・・・。
ほんの少し前のYくんは、「晴れか雨」の二者択一だったのですね。
でも先週はもう、曇りの日に「くもり!」と答えられたそうです。
どうやって「くもり」の認識を得たのでしょう。
3つの空模様を絵か写真で一緒に並べて見せてあげると良いかもしれませんね。
そして絵や写真に、言葉を添えてあげましょう。
「雨が降ってるから、きょうのお天気は雨」
「お日さまが出てるね、だからきょうのお天気は晴れ」
「雲がいっぱい。お日さまが見えません。だからきょうのお天気はくもり」
こうしてみると、曇りの説明は他の2つと比べて難しいですね。
雨の日も雲はありますし、晴れの日も白い雲、ときには灰色の雲があります。
空全体が雲で覆われていて、しかも雨が降っていないのがくもり、とでも言いましょうか。
本来、お天気を認識するのは感性です。言葉で、叙述的に理解するのではありません。
色や空気や光の具合で、お天気は感じとるものです。
そこに言葉が伴われてきます。
そんな感性が育ちながら、言葉は意味を持ったものとして獲得されていきます。
造形リトミック研究所
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