1994.Elephas サタデーブログ ~「9月第1週:今週の心に残ったE・Blog」~
「知的障害・発達障害をもつ生徒さんの 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース)
9月第1週のE・Blogは、「漢字が苦手なんだ…」(9月1日up)。
みなさまは、いかがでしたでしょうか。
「ぼく、漢字が嫌いなんだ」と言っていたSくんのお話でした。
…画数の少ない漢字の書き順も、書くたびに異なるという状況でした、とのことですので、
きょうはここで筆順について、少し触れておきたいと思います。
筆順というのは、もっとも書きやすい順番ということで、必ずこのようにと決まっているものではないそうです。
また書体によっても異なるとのことです。ネット上に、こんな記事がありました。
文部省(現・文部科学省)が1957年に作成した「筆順指導の手びき」が一般的な基準として活用されていますが、実は、「正解」はありません。「手びき」は、統一した書き順を示すことで混乱なく漢字を学べることや、指導能率を高めるという目的で、作られました。掲載されているのは、当時、小学校で学ぶとされた計881字です。「上から下へ」「左から右へ」といった原則もあり、掲載以外の漢字についても応用できるようになっています。
(withnews Copyright © The Asahi Shimbun Company.)
ということから、書きやすい筆順で指導が行わればよいと言えます。
書きやすいとは、
・効率よくかけること
・字のバランスがとりやすいこと
・また、空間の認知がしやすいこと
書字に問題を持つ生徒さんには、ことに空間認知の観点の配慮が必要です。
その上で、筆順を定めてあげましょう。
筆順は最終的には、体得するものです。一人の生徒さんにおいては、いつも同じ筆順で描けることが望ましいことです。
そのためにも、その生徒さんの書きやすい筆順を模索してあげましょう。
造形リトミック研究所
>>発達障害 知的障害 Elephas/エレファース
公式サイト http://www.zoukei-rythmique.jp/
>>お問い合せメール
nan