1991.~数を感じる~
「知的障害・発達障害をもつ生徒さんの 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース)
発達支援教室エレファースでは、療育の毎日のようすをエレファースブログでご紹介しています。
それを広く皆さまと共有できますように、本ブログでは Elephasブログにワンポイントメッセージを加えさせていただいています。
・・・・明るく、楽しく、さわやかに・・・
日々を大切に過ごすためのささやかな糧となればと思います。
◇ワンポイント・メッセージ◇
~Elephasブログ『足し算?引き算?』(9月2日)
・・・買い物の文章題では、いろいろな四則計算が出てきます。何算で解くのか、悩むところです。
でも、絵を描いてお店屋さんを想定してみると・・・。
その途端、「これ、たし算だよ! 絶対、たし算!」と生徒さんの顔はぱっと輝いたそうです。
面白いですね。この生徒さんの理解において、
「1980円のシャツと350円の靴下を買いました。代金はいくらでしょうか」と文章題を読んだ時と、
品物の絵を描いて、値札をつけて、「これと、これをください。おいくらですか?」と尋ねられた時とで、どんな変化が起きたのでしょう。
ひとつに、文章の具現化。ここがスムーズに行われれば、文章題の理解は可能です。
もうひとつは、記号を含める数操作の理解。ここに問題があるとすれば、文章の理解ができたとしても、文章題を解くことはできません。
具現化された途端に、「これ、たし算だよ!」と理解できたこの生徒さんは、
少なくともこの段階では後者の問題はなさそうです。
数を感じる力を育てる、この辺りが特殊教育の課題であり、面白いところです。
造形リトミック研究所
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公式サイト http://www.zoukei-rythmique.jp/
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