4164.~学習態勢をつくる~
「知的障害・発達障害をもつ生徒さんの 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース)
・・・明るく、楽しく、さわやかに・・・
~今日のElephasブログ:「」(8月23日)
おはようございます。東中野教室の丸山です。
身軽な体を忍者のようにすばやく移動させ、楽しくて仕方ない様子で入室する年中さんのCちゃん。
触りたいもの、手に取りたいものがたくさんあるのですが、ブースに入ってからは、講師の指示をよく聞きます。
先日は大好きな緑色でカニを描きました。
「ハサミが怖いけど、かわいいね」、「カニグラタンは好き」など楽しそうです。
砂浜を描こうと、講師と一緒にトントンと点描していたとき、
「ここはダメ!」と言われました。
「カニにトントンしたら、いたくなっちゃう。かわいそうでしょ」。
自分の描いたカニに愛着を感じているのだと嬉しくなりました。
◇ワンポイント・メッセージ
幼児の授業では、学習態勢の形成が授業の目的の半分以上のウエイトを占めることがあります。Cちゃんもそんな一人でした。しかし、固定化された授業の内容に講師が固執することなく、子どもが集中できそうな課題や持続できそうな課題を中心にプログラムを構成してあげると、子どもは無理なく60分近く授業に臨むことができます。急がば回れ。ここで講師が課題に振り回されることなく、子どもの興味や発達に適った課題を用意してあげること。ここが、学習態勢形成のポイントです。