2909.~実践へ~
「知的障害・発達障害をもつ生徒さんの 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース)
発達支援教室エレファースでは、療育の毎日のようすをエレファースブログでご紹介しています。それを広く皆さまと共有できますように、本ブログでは Elephasブログにワンポイントメッセージを加えさせていただいています。
・・・・明るく、楽しく、さわやかに・・・日々を大切に過ごすためのささやかな糧となればと思います。
~今日のElephasブログ:「数の大小感覚を」(8月9日)~
おはようございます。所沢教室の吉住です。
社会人のSさんは、お金をちょうどの額では支払えるのですが、切り上げでの支払い方がわからない様子。
そこで、数の大小の感覚を掴むことができるよう数直線を使いました。
大きめの紙に目盛りの目印だけつけ数を記入していない数直線と、小さなポストイットカードに数を記入したものを用意。
提示した数を数直線にどんどん貼ってもらいます。
時々「18は20と10のどちらに近いでしょう?」
など声もかけながら。
併せて、お皿に硬貨を一枚ずつ増やして入れていき、1円×10枚=10円玉、10円×10枚=100円玉と目で見て確認。
10円玉の中に1円が10枚分入っている。
100円玉の中に10円が10枚分入っていることを理解してもらうようにしました。
始めてから3ヶ月。
10円玉のみ、100円玉のみでの切り上げ方、また100円玉と10円玉を組み合わせての支払い方はほぼ間違いなく出来るようになりました。
次は、お札も含めた支払い方を練習していきます。
◇ワンポイント・メッセージ◇
社会人Sさん、目的達成できて、何よりです。
後は、実際にお金を使ってみましょう。実際に使うことによって、感覚的に金額の理解ができてきます。
実践は、机の上での理解を裏付け、確実なものとしてくれます。