2890.~面白みが契機に~
「知的障害・発達障害をもつ生徒さんの 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース)
発達支援教室エレファースでは、療育の毎日のようすをエレファースブログでご紹介しています。それを広く皆さまと共有できますように、本ブログでは Elephasブログにワンポイントメッセージを加えさせていただいています。
・・・・明るく、楽しく、さわやかに・・・日々を大切に過ごすためのささやかな糧となればと思います。
~今日のElephasブログ:「指導の醍醐味」(7月18日)~
おはようございます。西国分寺教室の山下です。
高2のY君が数学の期末テスト範囲で確率に取り組みました。順列や組合せといった場合の数については樹形図等もあまり描かずに考え方を工夫した計算で解けるようになっていました。
さて確率の有用性をどう伝えるか、なぜ確率を勉強する必要があるのか? それを伝えるのに持ち出した切り口はあるコミック。
「確率ってさ、“カイジ”みたいなのが生き延びるために使うワザなんだよ!」
何とも極端な例えですが,このコミックを知っていたY君の食い付きはとても良く,彼の眼の輝きが変わりました。話を紐解けば数学の発祥は2,000年以上前ですが、確率の発祥は高々300年前。発端はまさにギャンブルで,カイジのようなギャンブラーが2人の数学者に賭けについての相談を持ち掛けたのが始まりと言われています。
そんな話を皮切りにY君と一緒に平易な例題から進めていきます。袋に入った色玉、サイコロ、トランプ…、こうなる時のパターンは全体の内の何パーセントで…。そうこうする内に幾つかの解き方を習得したY君。
「意味や目的が分かったんで、内容も結構すんなり入って来ます。」
そう言ってくれるY君の笑顔から実感しました。無味乾燥と思われがちな数学も切り口次第で接する人の印象を変えられるんだなって。教える醍醐味を再確認した瞬間です。
発達支援教室Elephas(エレファース)http://www.zoukei-rythmique.jp</a
◇ワンポイント・メッセージ◇
高2ともなれば、結構専門的な内容になってきますね。講師とも意気投合で、学習が進んでいる様子。Y君、期末テストの結果はいかがでしたか?
「意味や目的が分かったんで、内容も結構すんなり入って来ます。」とは、すっかり面白みを獲得されたようですね。これを契機に、数学全体に興味が広がっていけば、何よりです。
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