2711.~図と地~

2711.~図と地~
「知的障害・発達障害をもつ生徒さんの 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース)</a>

 発達支援教室エレファースでは、療育の毎日のようすをエレファースブログでご紹介しています。
 それを広く皆さまと共有できますように、本ブログでは Elephasブログにワンポイントメッセージを加えさせていただいています。

 ・・・・明るく、楽しく、さわやかに・・・
日々を大切に過ごすためのささやかな糧となればと思います。

  ~今日のElephasブログ:「生徒さん、それぞれ」(12月20日)~
   

おはようございます。武蔵境教室の久保田です。

教室に着いたとたん、タッタッタッという足音とともに真っ直ぐにブースに来て、顔を見てから、パーテーションの横で時間を待つ方。

待合に荷物を置いてから、そっと覗きに来て、「もう少し待っていてね」の声を聞いて、また、そっと待コーナーにもどる方。

椅子に座るのももどかしげに、「今日ね、……」と、心にためてきた思いを話し始める方。

そんな生徒の方々の様子から、日々、とてもたくさんのパワーをいただきます。
さぁ、いい時間にするぞと思う瞬間です。

「〇〇〇(苦手な勉強)からする!」
いろいろと想定した準備の中から始められることもあれば、
「学校で、〇〇を出されて、持ってきたんだ!」「明日、〇〇が当てられる順番でさぁ…」

突然のリクエストに、要望の内容を聞き取りながら、何が困っているポイントなのかを慌てて確認していく時もあります。
苦手を克服したい。良い評価、成績がほしい。
その気持ちの表れに、更に頑張ろうと思うときです。

発達支援教室Elephas(エレファース)http://www.zoukei-rythmique.jp</a>

◇ワンポイント・メッセージ◇

生徒さんそれぞれ、さまざまです。
だからこそ、個別指導の体制が生かされます。
講師と生徒さんの1対1の対応。

生徒さんによって、講師の対応は柔軟に変化します。
向かい合っている2人の顔の図と杯の図(ルビンの杯)、いずれかが図となり地となり、
杯の絵に見えたり、2人の顔の絵に見えたり。

主役である生徒さん(図)によって、講師(地)は変化します。
講師は地ではありますが、単なる背景ではありません。

地は図によって、形が変わります。
しかし、背景は図によって変わることはありません。

しかも地は、図によって個性さえ持ちうるのです。
つまり、さまざまな形の杯になることができるのです。

そこが、講師職の面白いところでもあります。

造形リトミック研究所
発達障害 知的障害 Elephas/エレファース
公式サイト http://www.zoukei-rythmique.jp/</a>
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