4128.~出来事を文に~
「知的障害・発達障害をもつ生徒さんの 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース)
・・・明るく、楽しく、さわやかに・・・
~今日のElephasブログ:「会話の文章起こし」(7月12日)
おはようございます。西国分寺教室の髙須です。
6年生のHくんは、「てにをは」の使い方を学んでいます。
「てにをは」の学習として、学校やご家庭でのイベントなどの折に、会話の文章起こしをしています。
ある日、
「昨日、遠足だった」とHくんから報告があり、
「さる見た。楽しかった」と話してくれました。
そこで、
「どこに行ったの?」、「何を見てきたの?」等、いくつか質問をし、それを一つずつ文にして書きました。
・きのう、ぼくは、遠足で○○に行きました。
・さるが2匹いました。
・とてもかわいかったです。
という感じで、会話の内容に助詞と助動詞を加えて文にしました。
動物好きのHくんは、猿を観察できたことがよほど嬉しかったらしく、楽しそうに文章起こしをやり遂げました。
興味、関心のある事柄にリンクしていると、学習もスムーズに進むという極めて当然のことに、講師は改めて気付かされました。
◇ワンポイント・メッセージ
そうですね、「興味、関心のある事柄にリンクしていると、学習もスムーズに進む」という好例でしたね。この3つの文だけでも、さまざまに助詞の学習ができます。まずは、1)文を読み文のスタイルを体得する。次に2)助詞に〇をする。3)助詞を空欄にしておき、そこに助詞を入れる。ここに挙げられた文は、上から5語文、3語文、2語文。生徒さんの理解の段階に合わせて、何語文であるかも意識して文にされると更に良いですね。また主語の無い文、助詞のない文もあることに気づかせてあげましょう。