3647.~日々、充実~
「知的障害・発達障害をもつ生徒さんの 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース)
・・・明るく、楽しく、さわやかに・・・
~今日のElephasブログ:「お金の学習から、レシピまで」(12月17日)
おはようございます。所沢教室の鹿間です。
社会人のRさんはお金の出し方の練習を続けています。
最初は講師が指定した単品の品物の金額をぴったり出すことから始めました。
それから複数の商品の場合、金額を切り上げて出すことも練習し、
買うものをチラシやリストの中からRさんにいくつか選んでもらい合計金額を出すことも学習しました。
最近は晩御飯のメニューを考えて必要な材料をリストに書くこともしています。
メニューはRさんが決めます。
先日選んだメニューはペペロンチーノです。
「作るには何が必要ですか?」と講師。
Rさんは、「パスタ、茹でる塩、とうがらし・・・そうだ、にんにくも」と、
スラスラと買い物リストの表をうめていきます。
その後はチラシなどを見ながら値段を書き、合計金額を計算し、お金を出すところまでとってもスムーズです。
すると「ペペロンチーノの作り方も書きたい」とRさん。
「まず、お湯を沸かして・・・」と手順もばっちりです。
「できあがったペペロンチーノの絵も描きたいな」というRさん。
ですが講師が用意したプリントには絵を描くスペースがありません。
「来週までに絵も描けるようにプリントを手直ししておきますね。
Rさんは何を作るか考えておいてください」と約束しました。
翌週Rさんが考えてきたメニューはパエリア。
「材料はお米、えび、あさり・・・」、素敵なレシピが出来上がりそうです。
◇ワンポイント・メッセージ
Rさん、教室の机の上での学習とは云え、かなり実践的ですね。Rさんのイメージ力が学習をリアルにしています。材料のリストに“茹でる塩”が入るなんて、実践さながら、すばらしいですね。その上出来上がったお料理の絵を描きたいとは、さすがに造形リトミックで育った生徒さんですね。実践的に、意欲的に生活されている様子が目に浮かびます。メニューもシャレていますね。