3644.~数、量として捉える~
「知的障害・発達障害をもつ生徒さんの 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース)
・・・明るく、楽しく、さわやかに・・・
~今日のElephasブログ:「数学習」(12月14日)
おはようございます。所沢教室の榎戸です。
幼稚園年少のAちゃん。数を数えるのがお気に入りです。
人差し指をピーンと伸ばし「いち に さん」と数えると、3本の指を立て
「さーん」と大きな声で答えます。
牛を描いた後「牛さんお腹がすいてるね」の講師の声掛けにリンゴを描き加え
「もぐもぐ リンゴいちー」と楽しそうです。
うさぎを描いた日には、ニンジンの形に切っておいた色紙をのりで貼り付けていきましたがそわそわ。
貼り終わって早く数えたくて仕方がない様子でした。
今週はハサミの一度切りの練習。一度切り用の教材は横長の画用紙。切るところに線があり、間にリンゴのカットが入っています。
持っていたハサミを置きリンゴを数え始めました。
「いーち にー さーん よーん」で「あれ?」という表情。
今までは5までの学習のため次で終わるはずなのに、、まだまだリンゴがあることに気が付いたようです。
そして「ごー」の次。
6個目を指さした後、両手の指をパーに開きバンザイポーズ。
「いっぱーい」つられて講師も「いっぱーい」と同じポーズをしていました。
来週から10までの数唱に取り組んでいこうと思います。
◇ワンポイント・メッセージ
Aちゃん、数学習を大いに楽しんでいますね。今は、数えるのが楽しくてしかたがないのですね。今のAちゃんにとって5以上の数は、“いっぱーい”。それでいいのです。計数の結果がただの順番の数であったり、1対1対応の結果のみであったり、数を量として捉えることが難しいケースもあります。その点、“いっぱーい”という反応は数を量として感じている証しです。とても、良いことですね