3608.~小さなきっかけで~

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「知的障害・発達障害をもつ生徒さんの 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース)

 ・・・明るく、楽しく、さわやかに・・・

 ~今日のElephasブログ:「この漢字やりたい」(10月31日)

おはようございます。統括本部の中山です。

小学3年生のRちゃん。漢字の学習にちょっぴり抵抗があるようです。

それが最近は「今日はこの漢字やりたい」と言うようになりました。

実は学校でローマ字の学習が始まり、パソコンのホームポジションまでやっているとのこと!

自分で漢字のプリントをつくりたい!という気持ちになれたのが要因でした。

講師が用意している漢字練習用紙のフォームに漢字を打ち込みます。

それをプリントすると満面の笑顔。ていねいになぞって書く練習をします。

昨日は、少しパソコンに慣れてきて、

「今日はママにお手紙をかく!」と一生懸命にお手紙を打ちました。

みじかいお手紙でしたが、Rちゃんの力作です。

最後にママの喜ぶ顔を見られてさらに自信がついた様子。

講師もうれしくなりました。

 

◇ワンポイント・メッセージ

苦手なものだったことにも、ほんのちょっとしたきっかけで気持ちが向くようになる。Rちゃんの場合、それがパソコンのキー入力だったのですね。パソコン操作が、思いの外楽しかったのでしょう、と同時に思いの外上手にできたのでしょう。それが、“やりたくないけどやらなくちゃ”と常々思っていた漢字学習とうまくマッチングして、結果的には、漢字学習への意欲へとつながったのですね。1回1回の授業で、講師はモチベーションを高める小さなきっかけを作っていくことが大切です。声掛けへの配慮、教材の工夫、指導法の検討、・・・生徒さんが「あっ!」と思うようなちょっとした驚きを生徒さんに毎回用意してあげましょう。

 

発達支援教室Elephas(エレファース) 

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