3594.~共感~
「知的障害・発達障害をもつ生徒さんの 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース)
・・・明るく、楽しく、さわやかに・・・
~今日のElephasブログ:「共通の話題で」(10月15日)
おはようございます。花小金井教室の小山です。
小学生の頃からエレファースに通っているTさんは、去年、成人されました。
いつもはお父さまと車で来室しますが、先週は、電車での来室でした。
いつも乗っている西武線ではなく、地下鉄に乗って、病院まで行ってきたそうです。
少し興奮気味に、その様子をお話ししてくれました。
「うるさかった。」
何がうるさかったかというと、コロナ対策で、窓を開けて走っているので、音がうるさかったんだと、お父さまが解説してくれました。
数日後、講師自身も地下鉄に乗る機会がありました。
会話も出来ないほどのうるささを体験し、Tさんの様子が、思い浮かびました。
翌週は、こちらから興奮気味に、Tさんに、うるさかった様子をお話しし、共通の話題で盛り上がりました。
◇ワンポイント・メッセージ
お父さまの解説により、Tくんのお話が理解されましたね。そこで理解できたことによって、講師は体験を共有することができ、更に、Tさんと共通の話題で盛り上がることができました。共感できたことは、Tさんにとって、とても嬉しいことだったでしょう。気持ちの触れ合う体験ができましたね。「そうだね」「ほんとにね」、と言い合える関係性、コミュニケーションの喜びはこんなところにありますね。
「寒いね」と話しかければ「寒いね」と答える人のいるあたたかさ 俵 万智
この短歌が、ふと、思い出されました。