3580.~評価は積極的に~
「知的障害・発達障害をもつ生徒さんの 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース)
・・・明るく、楽しく、さわやかに・・・
~今日のElephasブログ:「長所、見つかりました!」(9月29日)
おはようございます。東中野教室の新野です。
就業技術科受験を目指している中学2年生のMちゃんは、毎回授業で作文の練習をしています。
その中の「自分の長所と短所」という題の作文、書くことがなかなか思いつきません。
「Mちゃんはいいところたくさんあるよ。ゆっくり見つけていこうね」と話していました。
アニメや漫画が大好きなMちゃん。
ある日、好きなアニメの話になった時、登場人物の名前や性格、関係性、そのキャラクターの声優の名前、さらには出身地や誕生日まで、全て覚えて教えてくれました。
いつもは無口なMちゃんが、少し早口で楽しそうに… その記憶力は驚くほどです。
「そんなにたくさん、よく覚えてるね?。Mちゃんすごいね!」と講師が感心すると、
ふとMちゃんが、
「じゃあ、私の長所は自分の好きなことはたくさん覚えられるってことだ」と嬉しそうに言いました。
Mちゃんの素晴らしい長所、見つかりました!
◇ワンポイント・メッセージ
自分の長所、それは他者(ひと)から評価されないとなかなかそれに気づかないということがあるものですね。アニメは日本の財産ですが、まだまだ自身としても社会通念的にも評価されにくいかもしれません。Mちゃんが自身の長所に気づけたときの笑顔を思うと、どんなことでも、また小さなことでも積極的に評価してあげることはとても大切なことだと気づかされますね。