3460.~惜しむことなく、サポートを~
「知的障害・発達障害をもつ生徒さんの 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース)
・・・明るく、楽しく、さわやかに・・・
※4月13日より、オンライン授業を開始いたしました。
~今日のElephasブログ:「なんと100点!」(5月13日)
おはようございます。 所沢教室の佐藤です。
Hさんの今までの授業を振り返ってみました。
2年生の秋頃に入会され、4月から、もう4年生になりました。
Hさんの授業を通して、講師も学ぶことが多くありました。
例えば、算数の「重さ」を学習したときのこと。
Hさんがそれまで苦手としてきた単元に「数直線」がありましたが、「重さ」の学習では、それに類似する目盛りを読む問題が出てきます。
難しいと感じると、鉛筆が動かなくなり集中力散漫になってしまうのは誰でも起こることですが、Hさんも例外なく、次第に講師の話を聞いているのかいないのか分からない様子になっていきました。
それでも諦めずに、講師が解説しながら目盛りの読み方を(時々、質問を交えながら)見せていきました。
そのようにして1か月(授業数は4回)が過ぎていきましたが、Hさんはその間、教室に持ってきた学校の宿題も、教室での課題も、ほとんど自分だけで目盛りの問題を解くことはありませんでした。しかし、
学校で「重さ」の単元テストが行われ、Hさんがその答案を教室に持ってきてくれると、なんと100点です!
見せるだけの授業でも、力になっていました。Hさん、お見事でした。
◇ワンポイント・メッセージ◇
子どもにとって課題がハードである時、また何となく気乗りがしない時は、惜しむことなく積極的にサポートしてあげましょう。苦手意識を持ってしまった課題については、ただ“頑張りなさい!“とはっぱをかけるだけでは、進みません。一緒に課題に当たり、導いてあげましょう。”分かる!“と得心がいったとき、子どもは自ら手を動かすようになります。それまでは、自信が持てないのです。自信が苦手意識を越えた時に、子どもは自ら動き出します。Hさんにとっては、それがちょうどテストの時だったのですね。