3416.~対象への思いと関係性~
「知的障害・発達障害をもつ生徒さんの 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース)
・・・明るく、楽しく、さわやかに・・・
~今日のElephasブログ:「日記を交換」(3月23日)
おはようございます。東中野教室の中山です。
昨年の春からお母さまのご要望で講師と交換日記をはじめたMちゃん。
作文が書けるように、というお母さまの思いがありました。
毎週、A4の大学ノートを交換して日記を続け、間もなく一年経とうとしています。
Mちゃんは自分の文字の美しさに自信を持っています。
授業内で「わたしのいいところ」という作文を書いたときにも
「わたしのいいところは字がきれいなところです」と迷わず書きました。交換日記もとてもていねいな文字で書いています。
最近はノートを交換して読む時に、毎回「くすっ」と笑ってしまうようなユーモアを交えた表現が増えました。
ノートの2/3は書けるようになったことも、この一年の成長です。
これまで200字の原稿用紙だったのが今では400字づめ原稿用紙となり、
「何書いたらいいの?」と言っていたのが、「今日のテーマ考えてきたよ」と言うようにもなりました。
もうすぐ5年生。おしゃまな口調になってきたMちゃん。もうMさん、と呼んだほうがよいのかもしれません。
◇ワンポイント・メッセージ◇
Mちゃん、作文学習、頑張っていますね。この1年の成長は、とても大きいものでした。日記を交換するということで、書いて伝える対象(相手)が明確であったことが書くモチベーションを高めたようですね。「先生に、今日は何を伝えようかな?」という気持ちが書く意欲を増させ、テーマも定まるようになったのでしょう。口頭での対話も文字での作文も、基本的には相手に対する思いがあるかないか、また相手との関係性によるところが大きいですね。