3410.~”楽しい”からのスタート~
「知的障害・発達障害をもつ生徒さんの 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース)
・・・明るく、楽しく、さわやかに・・・
~今日のElephasブログ:「もっとやる!」(3月13日)
おはようございます。津田沼教室の織戸です。
笑顔が素敵な小学校1年生のYちゃん。今年の2月からエレファースで一緒にお勉強をしています。
1年生で習った漢字の復習に取り組むことにしました。まずは読む練習からです。
1年生で習った漢字すべてが記載されている一覧を用意しました。
一覧にはイラストをいれたものを用意しました。
「漢字は好き!」と意欲満々なYちゃんでしたが、目の前に一覧表を出すと、笑顔がふっと隠れてしまいました。
そこで、端から順に読んで確認する予定でしたが、変更することにしました。
「今日は何曜日?」と質問すると「土曜日!」と元気よく返答が。
「この中で土曜日のどの漢字はどこかな?」
「あった!」
「Yちゃんの家族は何人?」
「今日のお天気は?」・・・と講師の質問に答えて、該当する漢字をYちゃんに一覧から探してもらいました。
今日はここまでと声かけをすると
「あー、楽しかった!もっとやる!」とYちゃんから。
会話をすることで、漢字の学習だけでなく、言葉の意味の理解やコミュニケーションのとり方、また楽しく時間を共有することができました。
授業後にご家族でキャンプに出かけるとYちゃんが話してくれました。
この日の宿題は、キャンプでみたものの漢字を一覧から探し出すことです。
山かな、木、川、火・・・
次回の答え合わせが楽しみです。
◇ワンポイント・メッセージ◇
漢字の一覧表を見て、笑顔がふっと隠れてしまったというYちゃん。講師はYちゃんの表情の変化を見逃さずに学習法を即座に変え、とても良い対応ができましたね。Yちゃんはなぜ表情を曇らせたのでしょうか?「これは?これは?」と矢継ぎ早に問われるような経験でもあったのでしょうか?いずれにしても、Yちゃんは問われた漢字を見つけ出すことができたのですから、1年生の漢字を意味もあるものとして覚えているということが分かります。また80文字ほどの漢字の中から次々と漢字を探し出せるのですから、視知覚機能としてもこの点では大きな問題はないと云えそうです。Elephasでの学習の初めに、”楽しい!”という経験ができて何よりでしたね。