3393.~応答する環境~
「知的障害・発達障害をもつ生徒さんの 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース)
・・・明るく、楽しく、さわやかに・・・
~今日のElephasブログ:「やりたーい!」(2月22日)
おはようございます。所沢教室の吉住です。
年長さんのJくん。まだ幼いこともあり、“いつも集中して”というわけにはいきませんが、興味を持ったときには小さな口をきりりと引き結び、集中力を発揮します。
とても手先が器用で、小さなシールも難なく剥がしたり付けたりできるのですが、筆圧が弱くまだ力強く線を描くことができません。
そのため、リズム造形で線をなぞったり、線つなぎの縦線を描いたり。
ただやはり、まだしっかりと描けないためか、早く飽きてしまいます。
そこで筆を使ってみることにしました。
太めの筆でなぞっていくのがとても楽しそうで、次々となぞっていきます。
歌と一緒に大きなひらがなもなぞっていきました。
この1ヶ月、「これは何てかいてあるの?」、「やりたーい!」と、急成長が感じられるJくん。
このタイミングを逃さず、楽しく色々なことに取り組んでいきたいと思います。
◇ワンポイント・メッセージ◇
生徒さん自身から「やりたーい!」という言葉が出てきたら、授業はまず大成功です。講師のちょっとした工夫で生徒さんは変わるものですね。応答する環境、筆を使うことによってJくんは”描く“という自身の行為の手ごたえを感じることができたのでしょう。「自分が手を動かしたら、線ができた!」、これが応答する環境です。まさにこの機を逃さず、学習の面白さを体得させてあげましょう。