3364.~数体験~
「知的障害・発達障害をもつ生徒さんの 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース)
・・・明るく、楽しく、さわやかに・・・
~今日のElephasブログ:「びっくりだね!」(1月20日)~
おはようございます。東中野教室の中山です。
支援学校に通われている中学1年生のT君。
昨年の夏頃、10までの足し算ができるようになっていました。
今度は、位取りの理解のために「ゼロ」の理解ができるとよいのではないか、と考えるようになりました。
ブロックや数直線を使ってゼロの学習のスタート。
ブロック5個。3個講師がもらったら、T君が紙に「2」と書きます。
1個講師がもらったら「4」、じゃあ5個全部もらったら・・・?
初めて全部目の前からブロックがなくなったとき、T君は両手をあげて「わっ」と驚いた仕草を見せました。
「びっくりだね! なくなっちゃったね。ゼロ!」と「0」を描く練習をしました。
何度か続け、「0」が自分から書けるようになりました。
そして「ゼロ」と言うこともできるように!とてもうれしくて思わずハイタッチ。
◇ワンポイント・メッセージ◇
T君の数の学習、計画的に進められていますね。数に対して実感を持つことは、数の理解のためにとても大切なことです。・・・T君は両手をあげて「わっ」と驚いた仕草を見せました、これはすばらしい数体験ですね!数に対して実感を持つとは、こういうことです。私たちは幼児期の遊びの段階から、個数についても量についても実感的に学んできています。数体験は、言葉との相関的なものでもあります。しかし発達障害の傾向を持つ子どもの場合、そうした数経験が十分でないことがあります。ですからElephas では、個別の対応を通して楽しみながら実感的に数体験を積ませることを大切にしています。