3504.~まなぶこと、あそぶこと~

3504.~まなぶこと、あそぶこと~

「知的障害・発達障害をもつ生徒さんの 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース)

 ・・・明るく、楽しく、さわやかに・・・

 ~今日のElephasブログ:「目を輝かせながら…」(7月3日)

おはようございます。所沢教室の吉住です。

5才のNくん。お兄ちゃんが教室で学習している間に、弟のNくんも特別講習を受けた時のことです。

お母さまから「お勉強もしっかりとお願いします」とのお話がありました。

ところがNくん、「ぼくは、勉強はやらないからね」と言っているとのこと。

“お勉強”と構えないよう、ゲーム感覚でひらがなに接してみることにしました。

あいうえお表を机に置き、講師が言うひらがなを先に見つけた方が勝ちです。

緑の積木はNくん、赤の積木は講師。

見つけたひらがなの上に自分の色の積木を置いていきます。

自分の色の積木が多い方が勝ちというゲームに、

「オセロ、おばあちゃんちにあるんだよ」とNくん。

目を輝かせながら、一生懸命に46文字を目で追って探していきました。

(時々講師も勝たせてもらい)、最後は自分の積木を数えます。

「いち、に、さん、し‥‥‥あ! ぼくの勝ち!」

そのあと、ひらがな書字の練習へと続けていきました。

 

 

◇ワンポイント・メッセージ◇

Nくんは5才、年長さんですね。就学前のこの年齢で、「ぼくは、勉強はやらないからね」と既に“勉強”を敬遠しているとは、どこかで”勉強はむずかしい、たいくつ“という経験をしてしまったのでしょうか?でも、講師との「ひらがな探し」、とっても楽しそうでしたね。Nくん、これ勉強、いえ、これ勉強ですよ。子どもがあそびに熱中するように、学習に熱中する。Elephasでは、そんな学習を目指しています。

 

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3503.~実感を伴って~

3503.~実感を伴って~

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 ~今日のElephasブログ:「学校再開」(7月2日)

おはようございます。所沢教室の鹿間です。

Tさんは運動神経抜群の6年生でサッカーが得意です。

3月に教室で授業をしたときには「新型コロナのせいでサッカーの練習もなくなったし、公園でも遊べない」と元気がない様子でした。

その後Tさんはオンラインで授業を継続し、6月に2か月ぶりにエレファースにやって来ました。

「サッカーの練習が始まりました」「学校は通学班で登校時間が違うんだ。僕は班長です」と最近の報告をしてくれました。

学校は、まだ短時間の登校だったり、給食は簡単なもの、クラスメイトは全員そろっていないなど不自由なことも多いようです。

「クラスは、同じ登校時間の男子が少なくてちょっとさびしい」とか

「給食がご飯と牛乳だったけど、合わないと思う」など文句?を言いながらも、Tさんは楽しそう。

学校生活が始まった喜びが感じられました。

早く、クラスメイト全員でおいしい給食を食べられるようになるといいですね。

 

 

◇ワンポイント・メッセージ◇

Tさん、3月~6月のこの4か月間に、いろいろな変化を経験しましたね。学校がこんなに長い間お休みになって自粛生活が続くなんて、だれにとっても初めての出来事でしたが、Tさんもまさにこの社会の一員としていろいろな情報を目にし耳にし、いろいろな状況に身を置いて、毎日を実感を伴って過ごすことができたことでしょう。今日のブログにあるTさんの発言や気持ちの変化を見ると、それだけでもうりっぱな作文が書けそうですね。

 

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3502.~図形を楽しむ~

3502.~図形を楽しむ~

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 ~今日のElephasブログ:「描く=説明」(7月1日)

おはようございます。所沢教室の増原です。

N君は先日の授業で、以前学習した正方形、長方形の面積の復習問題に取り組みました。

面積はもちろん、少し苦戦していた面積から辺の長さを求める問題も一人ですらすらと解くことができました。

計算の得意なN君ですが図形の特徴についてはなかなか覚えきれないところがあったので、

「正方形はどんな四角形?」と聞いてみると、

少しの沈黙の後、定規を取り出し3㎝の正方形を描きました。

「できました!」

「じゃあ長方形は?」と聞くと再び定規で正方形を描きかけましたが、途中で辺の長さを修正し、3㎝×4㎝の長方形を描きました。

言葉で上手く説明することはできませんでしたが、N君が2つの四角形の違いを理解していたことがよく分かりました。

それから2つの図形に辺の長さを書き入れてそれぞれの特徴を説明する練習をし、長方形では“向かい合った”という言葉もしっかり確認しました。

正解を出すことだけにこだわらず、理解や知識も深めていきたいと思います。

 

 

◇ワンポイント・メッセージ◇

N君、とても真面目な生徒さんですね。講師の問いかけに対して言葉で説明しにくい時には、図を描いて答える。その真摯さが、すばらしいですね。ちなみに長方形の定義は、「4つの角がすべて等しい四角形」です。「すべての角が直角の四角形」とも云えます。・・・となると今度は直角について学びたくなりますね。算数というととかく計算中心になりがちですが、図形はとても面白い。教科書を使って、図形の学習も大いに楽しみましょう。

 

 

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3501.~言葉を吸収する~

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 ~今日のElephasブログ:「」(6月30日)

おはようございます。所沢教室の榎戸です。

オンライン授業。生徒さんそれぞれに得るものが沢山ありました。

Hくんの課題の一つは説明を聞き、簡単な説明をすることです。

まず講師の「時計の絵があるプリントを取って」「半分に折ってあるプリントから」など、

使用するプリントの説明を聞き、そこから指示されたものを選択することを課題にしました。

初めのうちは「これ?」「これ?」とカメラに向けていましたが、3週目から

「ちょっとまって。~のだよね」と説明に出てきたキーワードが確認できるようになりました。

そこで次の週からは色を変えたりキーワードにしやすいカットや番号を入れた教材を使用しました。

今度は講師が、「きょうは、どのプリントにしますか?」と尋ねると

「繰り下がりの計算のにする」と言いながらカメラに向かって見せます。

繰り下がりのプリントは2枚入れてあり、講師はあえて違う方を見せます。

「えーそれじゃないよ。ちょっとまって・・・あっ!青で印刷してあるほう」

「わかった。これですか」と正解を選択すると拍手をしてくれます。

2枚のプリントの色の違いを説明できたHくんに拍手です。

毎週繰り返すうちにとても上手に説明できるようになりました。

6月。2年生になって初めての来室。

ニコニコ笑顔で「きょうしつにきた」と、リュックから出した家庭学習のプリント。

2か月分がファイルからあふれそうでした。

 

◇ワンポイント・メッセージ◇

Hくん、休校による心身のフレッシュさも手伝って、「これ?これ?」、「ちょっとまって」「あっ!」と試行を重ね、思考を巡らすことができたようですね。疲れていたりストレスがあると、ストレートに分からないことにはイライラしてしまうこともありがちです。心身がリラックスしている時には、言葉を初め情報を受け入れる主体の柔軟性がグンと増します。多くの言葉を吸収し、言葉を構築していくことで、語の理解と発語の発達がより促されることでしょう。

 

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3500.~120分授業~

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 ~今日のElephasブログ:「長い?短い?」(6月29日)

おはようございます。花小金井教室の小山です。

Mちゃんと、2時間続きで算数の学習をしています。

「今日は長い?」、毎回、Mちゃんから質問があります。

2時間は長いか、短いか。

講師にとっては短くても、Mちゃんにとっては長い?

「長い」と、感じないように、長い時間がつらくないように、プログラムの順番や、内容を検討します。

授業の最初に、予定表を確認します。そして、どのタイミングで、休憩を入れようか、Mちゃんが決めます。

休憩時間は10分間。10分間は、長いか短いか。

講師にとっては長いけど、Mちゃんにとっては短い?

時間の学習もかねて、一緒に考えます。

授業後に、長かったか、短かったか、感想を聞きます。

「長かった?」そうですよね。

少しでも短く感じられるように、これからもがんばります。

 

 

◇ワンポイント・メッセージ◇

Mちゃんは、小学3年生です。週に2回Elephasに通われていて、1回1時間の曜日と、1回2時間の曜日があります。小学3年生にとって、確かに2時間は長いですね。120分ですから。小学校の授業は45分、中学・高校は50分、大学でさえ90分。確かに、120分は長いですね。でも、Elephasで120分の授業を受けている生徒さんは、決して少なくありません。しかも完全に1対1の個別学習ですから、常に自身が主役の充実授業です。Mちゃんも、「長かった?」とは云いつつも、120分間頑張れているのですから、大したものですね。いずれ自分自身で目標を持ち、熱中して考えるような時間になると、時間はあっという間に過ぎます。先生も「プログラムの順番や、内容」を工夫していますから、Mちゃん、120分がもっと短く感じられるようになることでしょう。

 

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3499.~自身を基軸として~

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 ~今日のElephasブログ:「休校中の大きな収穫」(6月27日)

おはようございます。相模原教室の臼井です。

6月から段階的に学校が再開しました。

休校期間中は、外で遊べない、友達に会えない、などのストレスが懸念されていましたが、

逆に学校がないことで体力的・精神的負荷が無く、穏やかに過ごせた生徒さんも多かったように思います。

いつもは目の前のことで精一杯な生徒さんも先を見据えて、

「もっとこれをできるようにしたい」

「今のうちにエレファースで1学期の勉強を終わらせたい」

「もっと宿題出して!」など、前向きな姿勢が見られるようになりました。

一度立ち止まり、自分を見つめ直す時間が持てたことは、休校中の大きな収穫でした。

まだ先の見えない状況が続きますが、今後も生徒さんが心に余裕を持って学習できるよう、サポートしていきたいと

思います。

 

 

◇ワンポイント・メッセージ◇

本当に、・・・その通りですね。「負荷なく」、「穏やかに」、「先を見据えて」、そうであってこそ、「前向きな姿勢」、つまり自身を基軸として、自身の気持ちや、志向に思いを巡らせることができるのです。追われるばかりでは、自分自身、自分らしさは慌ただしい回転の中に消え失せてしまいます。学校はほぼ再開されましたが、この休校の期間の自身との出会い、気づき、生活態勢を忘れずに、自身を失うことなく、新しい学校生活を営んでいきましょう。

 

 

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3498.~マスクにも慣れ~

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 ~今日のElephasブログ:「Mくん、集中!」(6月26日)

おはようございます。相模原教室の吉野です。

Mくんとは一か月ぶりの授業です。

少し背が伸びたようなMくん、講師との間の透明な対面シートを

興味深げに見ています。

いつもは窮屈そうにすぐに外してしまうマスクも、「外さない方がいいよね」。

3年生になってから初めての授業はいつもより長かったのですが、

遅れを取り戻すように集中力を保ったまま進めることができました。

そしていつものようにMくんの大好きな電車を見て授業を終えたのでした。

 

 

◇ワンポイント・メッセージ◇

ひと月ぶりの教室での対面授業で、Mくん余程うれしかったのでしょうか、いつもより長い時間集中して取り組めたのですね。マスクにも、Mくんはじめ皆さん、だいぶ慣れてこられました。授業に熱中できてくると、次第にマスクのことは忘れてしまうようです。授業の初めにはつい手が行ってしまったマスクも、授業の後半からは、意識から消えていきます。マスクを気にせずに使えると、行動範囲が広がりますね。自粛が過度になると外出が億劫になるようなケースもありますから、適度に外出をして、気分転換、運動不足解消を図りましょう。

 

 

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3497.~新しい生活、ゆったりと~

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 ~今日のElephasブログ:「たくさんの課題を」(6月25日)

おはようございます。相模原教室の北村です。

長く続いた一斉休校が終わりました。

学校がお休みの中、貴重な学習の機会としてたくさんの生徒さんがエレファースに通われ、生徒さんの元気なお顔を見られたことは、とても励みになりました。

その中で、授業では前学年のおさらいをしっかり頑張ろう!と意気込んでいたのですが、

よくよくお話を聞いてみると、皆さん、学校からも課題をたくさん出されていて

それを毎日お家でもしっかりとやっていたのです。

「みんなそれぞれの場所で十分頑張っていたんだなぁ」と気付きました。

自信がつけば“積極的にやりたい!”と思ってくれることを実感できた、よい機会となりました。

 

 

◇ワンポイント・メッセージ◇

教室だけでなく、ご家庭でも課題に取り組めていたとは、すばらしいことですね。学校がお休みの中、疲労からも解放され、それぞれの場でかえって頑張れたのかもしれません。親御さん方も、学習の遅れを心配しつつも、この数か月間日々の学校のスケジュールに追われることなく、多少リラックスできたところもあるのではないでしょうか。学習の効果は、気持ちにゆとり、体に活力あってこそ発揮されます。いつもせかせかと追われ気持ちも体も疲弊していては、学習成果どころか、学習意欲も損なわれてしまいます。学校はようやくほぼ再開されましたが、マスクを付けての登校、遮断壁、ソーシャル・ディスタンスなど、ストレスになることも多々あります。防御環境に少しずつ慣らしつつ、ゆったりと新しい生活を進めましょう。

 

 

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3496.~家庭学習~

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 ~今日のElephasブログ:「がんばる!」(6月24日)

おはようございます。 相模原教室の安倍です。

毎週、遠くから通って来られるK君は、電車に乗る時間が長いため、感染防止として3か月間エレファースをお休みしました。

久しぶりの授業は、復習を中心に様子を見ながらゆっくり進めていこうと考えていましたが、K君は前よりもずっと計算が早くなって

学習途中だった足し算の繰り上がりや、引き算の繰り下がりもスイスイと解くことができるようになっていました。

お母さまが、エレファースで使った教材プリントを何度も消したり、ノートに写して毎日必ず勉強を続けていたと教えてくださいました。

「お母さま、すごい!よく、がんばられましたね」と、思わずお母さまに申し上げました。もちろん、K君が一番がんばったのですが。

「お勉強したこと、全部忘れたら、先生きっと悲しむね」と言いながら3か月間続けたとのことです。

エレファースで学習する時間や、エレファースの教材をこんなふうに大切に思って通ってくださっているということに改めて感謝いたしました。

 

 

◇ワンポイント・メッセージ◇

「毎日必ず勉強を続けていた」と云われるK君のご家庭。すばらしいですね。これまでも、家庭学習の素地がおありなのでしょう。今回のオンライン授業では、これまで家庭では一切勉強をしなかったという生徒さんが、たとえ講師と1対1であっても“家庭で学習した”という事実を作るだけでも、その功績は大きいという期待が一部の生徒さんには、ありました。いかに家庭学習を成立させるか、それは個々に考えて進めるべき重要な課題です。

 

 

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3495.~オンライン⇔対面~

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「知的障害・発達障害をもつ生徒さんの 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース)

 ・・・明るく、楽しく、さわやかに・・・

 ~今日のElephasブログ:「目標達成」(6月23日)

おはようございます。相模原教室の小口です。

4月の初め、生徒さんも講師も初めてのオンライン授業でした。

当初は、慣れない中、本当に大丈夫かな~と心配することもありました。

授業は、試行錯誤を繰り返し、工夫を重ね、進めていきました。その中で、対面授業を行っていただけでは気付かなかったことに気付いたり、オンライン授業ならではの難しさ、また有効性があることにも気付くことができました。

オンライン授業を始めるにあたり、

「今度、対面授業に戻った時、自信を持って前向きに取り組めるようになって欲しいな~」という目標を決めて授業を進めていた生徒さんがいらっしゃいました。

毎回の授業を重ねるごとに、どんどん前向きになり、ことばが増え、変わっていく姿を実感していました。

先日、対面授業に戻った時、担当講師から

「難しい課題にも前向きに取り組み、質問も増え、とても自信が着いた様子に感動しました」と、伝えられました。

目標が達成できたことを本当にうれしく思いました。

また、これからの生徒さんのたくさんの可能性と期待をとても感じることができました。

 

 

◇ワンポイント・メッセージ◇

教室での対面授業からオンライン授業へ。目標を明確に持って、授業に臨んだことが良かったですね。オンライン授業の新鮮さ、学校や通室による疲労からの解放、モニターという限られた空間提示による集中効果、視覚教材中心の授業・・・、これら複数の要因も手伝って、目標の達成が可能となったのでしょう。「自信をもって、前向きに取り組む」、この態勢をこれからも維持していきましょう。オンライン授業でのメリットは、通室負担の有無を除けば、すべて教室でも可能です。オンライン授業で培った技術を教室での対面授業でも大いに活かしていきましょう。

 

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