997. ~”ことば”と感性~

997. ~”ことば”と感性~
「知的障害児者、発達障害児者 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・

発達支援教室 Elephas(エレファース)

 発達支援教室エレファースでは、療育の毎日のようすをエレファースホームページでアップし、教室での生き生きとした生徒さんのご様子や講師の創意工夫をお伝えしています。広く皆さまと共有できますように、本ブログでは Elephasブログについてのワンポイントメッセージを加えさせていただきます。

 ・・・・明るく、楽しく、さわやかに・・・
日々を大切に過ごすためのささやかな糧となればと思います。

◇ワンポイント・メッセージ◇

~Elephasブログ『わっせ、わっせと』(10月12日)~Nくんには、プリンターの機械音も言葉のように聞こえてくるようです・・・

「わっせ、わっせと言ってがんばっているね」・・・Nくんの言葉です。

子ども特有の擬人化です。言語発達のプロセスにはとても大切なステージです。
”ことば”を音や単語によって知的に理解するのではなく、感性で理解しているのです。いわば、ものにも心を感じているのです。そこには、自分の気持との共感もあります。

大人になるとそんな感性を失いがちです。でも、殊に日本人には虫の声を言葉として聞くような聞き方が引き継がれています。
せみの声や秋の虫の声、大人もふと季節を感じたり、風流を感じるときに”ことば”のそんな聞き方を自然としているのです。

失いがちな感性が、子どもの言葉でよみがえってきます。

発達支援教室Elephas・造形リトミック研究所
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公式サイト http://www.zoukei-rythmique.jp/

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996. ~チェック表で自己肯定~

996. ~チェック表で自己肯定~
「知的障害児者、発達障害児者 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・

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 ・・・・明るく、楽しく、さわやかに・・・
日々を大切に過ごすためのささやかな糧となればと思います。

◇ワンポイント・メッセージ◇

~Elephasブログ『チェック表でチェック』(10月11日)~Nさんとは、チェック表で職場や家庭での行動の自己チェックをしています・・・

Nさんとの行動チェックの学習は、プールの後片付けの数項目のチェックから始まったのではなかったのでしょうか。

それが、職場や家庭での行動チェックにまで発展したとは、だいぶ馴染んできたことでしょう。
無理なく、自然に、本来的な意味で自己確認となっていけばすばらしいことです。

息を抜くところと、少々律してしっかりやるべきことのメリハリをつけて、生き生きとした社会人生活の方向付けとなるようにと
願いながら、・・・応援しています。「きょうもがんばった!」と自己肯定につながりますように。

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995. ~教室みんなでサポートを~

995. ~教室全体でサポートを~
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日々を大切に過ごすためのささやかな糧となればと思います。

◇ワンポイント・メッセージ◇

~Elephasブログ『半年ぶりにMさんと』(10月10日)~他の講師から半年ぶりに引き継いだMさんの成長ぶり・・・

成長期の子どもは、久しぶりに会うとその成長に目を見張ることがあります。日々接していると気づかないほどの成長をしていることがあるものです。ましてや自分の成長には気づかないもので、ある時振り返ってはじめて気づくこともあります。

教室での生徒さんの成長にも同じことが言えます。日々接していると、特定の課題や問題点に焦点を絞りすぎてしまって、そこから抜け出せなくなることがあります。岡目八目と言われるように、少し離れてみると角度の違う方向からのアプローチが見えてきたり、また別の課題からのアプローチの方が得策であることに気づけることもあります。

そんな調整をするのがケース会議です。有効なケース会議では、講師間で事例の共有や方法論の吟味が行われます。
1対1の個別指導の形態でありながらも、一人一人の生徒さんは教室全体でサポートしていきたいと考えています。

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994. ~楽しければ、母子分離も~

994. ~楽しければ、母子分離も~
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日々を大切に過ごすためのささやかな糧となればと思います。

◇ワンポイント・メッセージ◇

~Elephasブログ『「さて、がんばるぞ!」』(10月9日)~母子分離が難しかったTくんも、今では講師より早く椅子に座り・・・

Elephasブログでの母子分離の話題は久しぶりです。
それにしても、Tくん、母子分離に成功、学習にも意欲的になれて良かったですね。

何か問題点があるときに、どうしてだろう、どうしたらよいだろうか、と解決の方向性や糸口を探りますが、
良い傾向が見られるときにも、なぜプラスの方向に転向できたのかを分析することが大切です。

その分析結果は、プラスの状態を維持することと、また何かの要因で崩れたときに立て直しをする時のポイントとなり得るからです。

Tくんの場合、
・無理な母子分離をしなかった
・毎回の積み重ねで、お母さんが視界にいなくても大丈夫なんだということが理解できてきた
・学習への興味が大きく、意識がお母さんよりも学習に惹かれた、などが要因として考えられます。

Elephasとしては、楽しい音楽や学習でぐんぐん興味を引き、スムーズな母子分離をサポートしていきたいものです。

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993.Elephas ホリデーブログ ~日頃の会話から~

993.Elephas ホリデーブログ ~日頃の会話から~
「知的障害児者、発達障害児者 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース)

秋からの就職試験や進学受験の追い込みが始まっています。

受験科目のひとつに面接試験があります。
Elephasでは、日頃の授業でも練習を行っていますが、
ご家庭での実践につきましてもお勧めしたいと思います。

ご家庭によっては、「日頃から敬語を使っています」という方もいらっしゃいます。
それも一つの試みだと思います。

全てを敬語にするのが難しかったら、
場面を限定して、ちょって改まった会話を日常的に行ってみられたらいかがでしょう。

たとえば、
翌日の学校の支度のときに、
「明日の持ち物について、教えてください」
「○○と○○を持っていきます」
「はい、わかりました」

というように。

他には、
・その日の学校の報告
・外出先でのルート
・学校からの配布物を親御さんに渡すとき
 「これが、学校からの手紙です。○まいあります」・・・など。

いずれも、短く、簡潔に。そして、長く継続できるように。

受け答えの姿勢、視線、気持ちの投影など、日常的に身につけていきましょう。

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992.Elephas サタデーブログ ~「今年の残暑は」~

992.Elephas サタデーブログ ~「今年の残暑は」~
「知的障害児者、発達障害児者 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース)

今年の9月の残暑は、「統計が残る1898年以来115年で最も厳しい残暑だった」と日経新聞(2012.10.5)にありました。
1898年って、どんな年だったのでしょう?
どんな人たちが存命していた頃なのでしょう。

年表を調べてみると、「1月12日伊藤博文、第三次内閣成立」とのこと。2月12日には「日本」に正岡子規が「歌よみに与ふる書」連載開始、他にも次々に続きます。

上野動物園の開園はその6年前の1892年。

その頃活躍してた人々は、勝海舟、小泉八雲、高村光雲、夏目漱石・・・・、連綿と続きます。

1898年の残暑はどうだったのでしょう。

上野動物園の動物たちも、これらの著名な人々も、もしかしたら「今年の残暑は厳しいですねぇ、」と
閉口していたかもしれません。「あついですね」「さむいですね」とあいさつ代わりに言葉を交わしながら
今と同じように庶民が歴史を経てきたと思うと、なんだか急に時代による距離が縮まって親近感が持てます。

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991. ~描く楽しみ~

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◇ワンポイント・メッセージ◇

~Elephasブログ『今年も絵画展(3)』(10月5日)~大きい四つ切サイズに描く絵に講師も生徒さんもワクワク・・・

ひとりのある生徒さん、ひらがなや漢字が描けるようになりましたが、ノートのマスよりも大きな紙面を見渡して絵を構成することにはまだ少々補助を必要とします。

このような段階ですと、通常は絵に苦手意識を持ちがちですが、この生徒さんは絵が大好きです。
あひる、わに、かえる、・・・「描きたい、描きたい」と言ってきます。

テーマへの興味、描くこと、彩色することのプロセス、そして歌が絵への意欲をかき立てているようです。
特に彩色は大好きです。

丁寧に塗っていても枠からはみ出すような、また縦塗りすべきところも横塗りするようなところがまだあるのですが、
にこにこ、にこにことても楽しそうに絵筆を動かします。ものをしっかりと注視することが課題ですが、塗っているときはバツグンの注視力です。

純真に、本当に楽しそうに塗る姿からは、彩色も含め描くことの本来的な楽しみをあらめて感じさせられます。

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990. ~まるから生まれる絵~

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◇ワンポイント・メッセージ◇

~Elephasブログ『今年も絵画展(2)』(10月4日)~それぞれの持ち味を活かした作品、すばらしい絵が完成しそうです・・・

”まる”だけでも、絵が描けます。
ぐるぐるまるになりそうな生徒さんには、ぐるぐるまるになる前に手を止めてあげます。

どれも大きな”まる”になってしまう生徒さんには、手の回転の範囲をセーブして加減してあげます。

まんまる、ほそながまる、それも言葉のバリエーションで誘導します。
造形リトミックには、本来「言葉と動きの同調」という理論があります。

描き始めの生徒さんには、ことにそんな働きかけが作品作りには有効です。

”まる”から生まれた、かお、ねこ、うさぎ、お花、ライオン、・・・、
どれもほのぼのとやわらかい作品です。

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989. ~絵画と対話~

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◇ワンポイント・メッセージ◇

~Elephasブログ『今年も絵画展』(10月3日)~絵画展への出品、テーマを決めることから作業は始まります・・・

絵画は、テーマが決まると制作は流れ始めます。

テーマに対する思いの表現であったり、特徴や細部への探求であったり、体験の再現であったり、「こうだったらいいな」というような希望願望の表現であったり・・・・。

絵画制作が自分との対話になり得ている生徒さんもいらっしゃいます。普段は言葉少なめでも多くの言葉を有し、好きなものへの視線の緻密さに驚くこともあります。

講師との対話によって思いや経験を導かれて描く生徒さんもいらっしゃいます。
テーマをベースに、そのテーマと自分との関連をとても楽しみながら描いています。

言ってみればテーマは何であれ、基本的には自分が、一人一人の生徒さんがテーマなのですね。

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988. ~準備があれば、楽しめる~

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いただきます。

 ・・・・明るく、楽しく、さわやかに・・・
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◇ワンポイント・メッセージ◇

~Elephasブログ『行楽の秋、モノレール』(10月2日)~多摩都市モノレールに乗りました。街の景色を見下ろすのは・・・

本当に、モノレールって交通機関というより遊園地の乗り物のようですね。下に見える街は、レゴで作った街のようにも見えます。
以前、景色の中に円錐形の赤と白の鉄塔を見つけては、「東京タワーだ、東京タワーだ!」とはしゃいでいた子どもがいたことも思い出されます。

大人も子どもも楽しめること。教室でも一つの課題に双方の立場で楽しみながら取り組めるとき、
授業はとても軽やかに流れます。生徒さんは、「どんな問題?・・・わかるかも」と取り組み、
講師は「どうかな?こんなやりかたではどう?」と生徒さんの思考を探りながら、言葉がけをしたりじっと待っていたりします。

生徒さんによってはテンポよくつっこんだり、また生徒さんによってはサッと流したり、
そこでのやり取りが楽しいのです。

楽しく学習をします!、とはよく言われますが、そのためには講師の下準備もしっかりと必要ですね。

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