1217.~認知から美術へ~

1217.~認知から美術へ~
「知的障害児者、発達障害児者 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース)

 発達支援教室エレファースでは、療育の毎日のようすをエレファースブログでご紹介しています。
 それを広く皆さまと共有できますように、本ブログでは Elephasブログにワンポイントメッセージを加えさせていただいています。

 ・・・・明るく、楽しく、さわやかに・・・
日々を大切に過ごすためのささやかな糧となればと思います。

◇ワンポイント・メッセージ◇

~Elephasブログ『デッサン力』(5月30日)~長年、造形リトミック・歌唱造形をくり返し楽しんできたTくんは、このところかなり写実的なデッサン力がついてきました・・・。

造形リトミックのサブメソード、歌唱造形。

それは、認知と表現の基礎教育として機能することもあれば、美術教育としての要素が強まることもあります。
認知教育から美術へ、その変化はまさにスペクトラム。認知教育と美術教育とをどこかで一線を引いて分けることはできません。

きょうのTくんは、美術教育としての歌唱造形の域に入って来られています。
しかし、そこに認知の要素がなくなっているわけではありません。

実物や写真からテーマの詳細を見て取ることは、まさに認知の働きです。
基礎認知からレベルがアップしたものです。

やがては、目に見えないものを感じたり、見ることもできるでしょう。
いえ、Tくんはもうその楽しみを味わっているのかもしれません。

歌唱造形、いわゆる”絵かきううた”は子どもの絵を画一化すると言われたこともありました。
あれから40~50年が経ちます。

Tくんに見られるような、歌唱造形メソードの昇華はとてもうれしいことです。

造形リトミック研究所
>>発達障害 知的障害 Elephas/エレファース
公式サイト http://www.zoukei-rythmique.jp/

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1216.~ひとり一人の”ベスト”を~

1216.~ひとり一人の”ベスト”を~
「知的障害児者、発達障害児者 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース)

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日々を大切に過ごすためのささやかな糧となればと思います。

◇ワンポイント・メッセージ◇

~Elephasブログ『もっと褒められたい』(5月29日)~『北風と太陽』。褒められるとやる気が満ちて、どんどんと何枚もプリントに
取り組む生徒さん・・・。

「教室では、ほんとによく頑張れるんですね」という言葉は、講師にとってとてもうれしいものです。

そう、指導のポイントのひとつは「ほめること」、ですね。
ご家庭ではなかなか難しくても、それは”講師だから”できることかもしれません。

では、なぜ講師にはそれができるのでしょう。

講師はお子さんを客観的に捉えられるということがその理由のひとつです。
お子さんの力と課題の要求との相関を計り、目標と方法を考えます。

生徒さんに合わせて課題をスモールステップに分析して提示しているので、生徒さんが無理なく取り組めます。
だから自ずとできる、だから褒められる、という良い循環を作り出すことができるのです。

客観的に捉えながらも、”親身に”、それが講師としての信条です。

個別指導が目指しているものは、集団の平均点ではなく、一人一人の”ベスト”です。
しかも科学的な目を持って、その”ベスト”を作り出していくのです。

そして、「出来たことを一緒に心から喜びあう」。今日のElepohasブログからのとても良い言葉ですね。

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1215.~引き出す~

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◇ワンポイント・メッセージ◇

~Elephasブログ『身振り手振りで』(5月28日)~動物知識。生徒さんが講師に問題を出しました。一生懸命にヒントを伝えてくれます・・・。

必要性こそ、いろいろな力を発揮させます。

「日記も作文も何行かで終わってしまうんです」、という相談を時折受けますが、
文章力やテーマへの関心以上に、書くことによって「伝えたい」とか「書きつけておきたい」、という必要性が自分の中にあるかどうかが
問題としてあります。

今日のブログのお話、講師に一生懸命ヒントを出す生徒さんの姿は健気ですね。

「先生におしえてあげよう。先生が、ちゃんと答えられるように・・・」という気持ちが、自分の中から言葉を引っ張り出すような努力に
結びついているのですね。そこに、必要性があります。

先生のために、という思い。生徒さん、優しいですね。

私たち講師も、授業で生徒さんの理解を促すために、大いなる必要性を感じ、優れた方法を引っ張り出す努力をしていきましょう。

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1214.~耳で見る~

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◇ワンポイント・メッセージ◇

~Elephasブログ『動物園で実際に』(5月27日)~動物園で実際に見た動物、その細部を思い出しながら教室で描いてみました・・・。

「耳で見る」と、初代所長が言いました。

漠然と見ていたのでは、見ているようで実はほとんど見ていないということがあります。

たとえばライオン。そのたてがみは、顔の周りにぐるりとついているように認識されがちですが、
写真や実物をよく見ると、前足や背中、腹部にまでかかっています。ライオンの耳は、たてがみに見え隠れしています。
尾も、唐突に体から飛び出しているのではなく、背骨の流れに沿っており、長さも意外に長いものです。

お子さんと一緒に実際の動物、また写真を見ることがあったら、
親御さんが気がついたことを言葉にして話しかけてあげてください。

お子さんは、ポイントを聞くことによって、特徴に気づいて見ることができます。
それが、「耳で見る」ということのひとつの側面です。

逆に、お子さんから気づかされることがあるかもしれませんね。

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1213.Elephas ホリデーブログ ~「態勢と体制」~

1213.Elephas ホリデーブログ ~「態勢と体制」~
「知的障害児者、発達障害児者 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース)

 学習態勢と学習体制。
 辞書的には、「態勢」は、(一時的・部分的な)身構え・対応とありました。
     また「体制」は、(持続的な・統一的な)仕組み・組織とありました。

 ひとり一人の生徒さんの学習に向かう様子を示す時は、前者の「態勢」という言葉を用い、
 私としては、「態勢」には、文字通り、「態度と姿勢」という意味を盛り込み、大切に考えてきています。

 学習に向かう時の本人の、意気込み、意欲、関心、興味、集中度、学習主体としての心身の充実度は、
本人の「態勢」に表れます。

 先日、ある生徒さんを見ていて、痛感しました。

 背筋をピーンと伸ばして机に向かうその姿に、・・・気持ちの良いほどの”充実”を感じました。
これは、「背筋を伸ばして!」という外からの指示でなるものではありません。

本人の中身の在りようが、外から見える形(姿勢)となったものです。

 では、いかにしてそのような態勢を獲得させるか?
 Elephasが求めているものは、まさにそこにあります。

 ・楽しい
 ・ちょっと簡単から
 ・知ることの喜び、 Elephasがモットーとしているこの3点は、”学習主体の充実”ということに直結するものです。

 わかる、できる、楽しい、最近ではいろいろな他機関や場所でも言われてきています。

 しかし、この実践は意外と難しく、深い意味合いがあります。
 ある意味、価値の転換でもあります。

 長く、この3点を追求してきたElephasとしては、この本質的意味合いを実践に結び付け、
 一人一人の学習”態勢”を形成していきたいと考えています、

 

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1062. ~もうすぐクリスマス~

1062. ~もうすぐクリスマス~
「知的障害児者、発達障害児者 個性と可能性を伸ばす!」
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◇ワンポイント・メッセージ◇

~Elephasブログ『クリスマスツリー』(12月21日)~クリスマスツリーの工作、昨年よりみなさん少しずつ腕前が
上がっています・・・~

お家のクリスマスツリーももう飾られたのでしょうか?
毎年の恒例行事、ご家庭でもお子さんの成長を感じられることでしょう。

去年より、高いところにオーナメントをつけられた
去年より、バランスより飾りつけできた
去年より、根気よく飾りつけに参加できた
・・・などなど。

毎年毎年の繰り返しの中で、その意味を体得し、クリスマスを待ち望む共通の気持ちを育てていくことができます。

「クリスマス、楽しみだね」、そんな気持ちでこの数日が皆さんと共に過ごせるといいですね。

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1061. ~歌で季節を~

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◇ワンポイント・メッセージ◇

~Elephasブログ『クリスマス気分』(12月20日)~クリスマスの歌が教室に流れると、いっそうクリスマス気分になれます・・・~

最近は童謡や唱歌が子ども達にあまり親しみのあるものではなくなってきているようです。
歌を通して季節を感じる、・・・今はクリスマスの時期のジングルベルやキャロルくらいでしょうか?

「さくら」「こいのぼり」「あめふりくまのこ」「七夕」「われは海の子」「うさぎ」「まっかだな」「たきび」
「お正月」「雪」「ひなまつり」「早春賦」

 どうにかひと月にひとつずつ歌を思い出してみました。

これらも本来は共有の文化ですね。日本人として、同じ感覚を同じ時期に持つ。
共有できることを音楽を通して楽しめることはすばらしいことです。

Elephas での四季折々の歌に加えて、日本の伝統的な歌も伝えていきたいものです。

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1060. ~暮のお手伝い、SSTでも~

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◇ワンポイント・メッセージ◇

~Elephasブログ『年の瀬にお手伝い』(12月18日)~♪「ちいさなお手伝い」、”お手伝いできた!”という自信
が、新しい年に向けての大きなステップとなります・・・~

SST(ソーシャル・スキル・トレーニング)グループでちょうど先週、「年の瀬のお手伝い」について、
話し合う場を持ちました。友達の意見を聞く、自分の意見を言う、相手の気持ちを考えて対応するなど、
話し合い自体がSSTとしての課題ですが、実際にお手伝いをするという意識を育て、それが実践につながるような
提案となることもSSTの目的のひとつです。

ある日のSSTグループをちょっと覗いてみましょう。

  暮れのお手伝いについての話し合い。AくんもBくんも、
  「お手伝いはしません、お母さんがします」と主張。
 
  (お母さま方、待合コーナーで爆笑しながらも『やらせなくちゃ』とおっしゃってました)

  手伝った時の相手の気持ち、自分の気持ち、必要性に気づかせながら、
  ・ゴミ捨て 
  ・買い物のときの荷物持ち
  を手伝おうという話になりました。
 
  「窓ふきは、寒いので、やりません。お母さんもしなくていいです」
  とAくんが言いました。

   ・・・内容はともかく、Aくん、表現がしっかりしてきました。
学校では、何気ない会話のリーダー的存在になれてきたようです、とのこと。
   Aくんは、クラスに参加されて4か月です。
 
  「お母さんもしなくていいです」とは、思いやりの心?!

   (指導・報告:総合教育研究室 丸山)

どうぞ、お家でもこんな話し合いをなさって、気持ちよくお手伝いを促してみてください。

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1059. ~それぞれの年の瀬~

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◇ワンポイント・メッセージ◇

~Elephasブログ『寒さの中にも』(12月17日)~未だ赤や黄色の葉を落とさずにいる木々、そして夜はイルミネーション・・・~

横須賀では、この時季もまだ木々の紅葉が楽しめるのですね。国立の木々はもうすっかり葉を落とし、
冬支度を終えたようです。

教室は、今日から年内最後の1週間です。ブースに所狭しと並んだクリスマス工作、
最後の仕上げをして生徒さんお一人お一人にクリスマスカードを添えてお渡しします。
一つひとつ減っていき全部お渡しし終えると、教室もクリスマス。冬休みに入ります。

ご家庭でも、クリスマス工作をクリスマスの飾りつけの一つに加えて、どうぞ楽しい晩をお過ごしください。

そして、クリスマスが終われば、教室は気持ちを切り替えて冬休み講習です。
年明けに受験を控えている生徒さん、早くも来年度の受験の下準備の生徒さん、カタカナ、加減のひっ算、かけ算、
ローマ字、・・・冬休みに苦手の克服をとやる気満々の生徒さん。

クリスマスに思いっきり楽しんだら、年内、もうひとがんばりしましょう。

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1058.Elephas ホリデーブログ ~絵画展の作品に~

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秋の絵画展作品の写真を現像しました。

描かれている作品の人物や世界に、”再会”したような思いを持ちました。

表情や構図をさほど意識して描いたのではないのに、
無意識の制作の中に生きた表現があります。
無意識というより”無心”というのでしょうか。

たとえば、作品「ピンクのカチューシャの私」。
ちょっとした首の傾げ方、眉、口元、首の細さ、肌の色合い。
作者とは別の、もう一人の少女が現れたようです。

字は体を表すと言われますが、絵にしてもそうですね。
絵には絵としてもう一つの存在を生み出す力があります。

芸術家という限られた人だけにではなく、誰もにそれが可能です。

生徒さんの作品からは、そんな風に感じられます。

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