1227.Elephas ホリデーブログ ~「ミレーから奇跡のりんごへ」~

1227.Elephas ホリデーブログ ~「ミレーから奇跡のりんごへ」~
「知的障害児者、発達障害児者 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース)

数年ほど前に美術番組でミレーの特集を見たときに、津軽のリンゴ農家の木村秋則さんのことを知りました。

バルビゾンの農村風景と津軽のはたらく農村風景とを重ね合わせて、ミレーの絵に見るご自身の思いを語っておられました。

『落穂ひろい』では麦の穂を拾う農婦の人差し指にまで、また『種をまく人』では農夫の指先からこぼれる種にまで注目され、
農村労働の理に適った細かな動きにご自身の経験と心情を重ね合わせ、農夫の気迫や精神性までを読み取られる。
大変深く、印象に残っていました。

このほどその木村さんの、無農薬のりんご栽培が成功するまでの11年間にも及ぶ苦難のプロセスが映画化されました。
それが、「りんごの奇跡」。きょう見てきました。

8日に公開されたばかりですから、まだご覧になっていらっしゃらない方がたくさんいらっしゃるでしょう。
解説は、控えます。その代り、4才くらいの女の子が映画館の階段を下りながらお父さんに話しかけていた感想を付記します。

「りんごができて、よかったね。お花も、咲いたし。さくらみたいだったね。」

それぞれに感動があるものです。

どうぞ、できたらお時間を作ってお出かけになってみてください。

八王子の村内美術館では、ミレーをはじめバルビゾン派の画家の作品を多数ご覧になることもできます。
ひとつのきっかけが、いろいろと広がっていくものです。
たまには、どうぞ親御さん方もお寛ぎください。

発達支援教室Elephas・造形リトミック研究所
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1226.Elephas サタデーブログ ~「6月第2週:今週の心に残ったE・Blog」~

1226.Elephas サタデーブログ ~「6月第2週:今週の心に残ったE・Blog」~
「知的障害児者、発達障害児者 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース)

今週のE・Blogは「Kくんの冊子」(6月5日up)。みなさまは、いかがでしょう。

引用・・・・・
先日、Kくんのお母さまから「Kの取説を作ったので見てください」と冊子を渡されました。中には、家族構成から現在に至るまでの個人情報が細かく記載されていました(Elephasブログより)。

親御さん亡き後も幸福に生きていかれるようにと、お子さんについての情報をまとめられたものです。
その後に関わる人に少しでもKくんのことを理解してもらいたいというお母さまの気持ち。
それがあれば、Kくん本人も関わる人も楽でしょうから、という思いで作られたそうです。

かけがえのない親心でありながら、なさったことは客観的でありながら科学的。
その意味で”取説”なのかもしれません。

ここで不要な説明を加えるよりも、どうぞブログ自体をご覧ください。

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1225.~小さな疑問も探求!~

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「知的障害児者、発達障害児者 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース)

 発達支援教室エレファースでは、療育の毎日のようすをエレファースブログでご紹介しています。
 それを広く皆さまと共有できますように、本ブログでは Elephasブログにワンポイントメッセージを加えさせていただいています。

 ・・・・明るく、楽しく、さわやかに・・・
日々を大切に過ごすためのささやかな糧となればと思います。

◇ワンポイント・メッセージ◇

~Elephasブログ『こんにちは、はいつものあいさつ?』(6月7日)~「こんにちは」も「あけまして・・・」も両方あいさつだけど、とその違いがわかり始めてきたYちゃん・・・。

このYちゃん、「夕日」という言葉を学習したときに、「あったかい!」「さよなら、のゆうひ!」と言葉がとびだしてきた生徒さんです。前にこの欄でご紹介しました。Yちゃんは対象や言葉に対しての感性を持ち合わせ、言葉に対して良い意味で敏感ですね。

「ご挨拶は?」と促されて、「こんにちは」といえば良かったものが、お正月には「あけまして・・・・」と変わる。

「あいさつ」=「こんにちは」だったYちゃんとしては「なんでだろう、なんでだろう」と思っていて導き出した答えが、
「あけまして・・・は、1月のあいさつ」「こんにちは、はいつものあいさつ」。

一生懸命に考えてその違いを自らの言葉にして、納得。その努力が健気ですね。

「年のはじまり」「新しい年」「年が明ける」という制度や意味合い、またその感覚を知らなければ、
「あけましておめでとう」の意味がピント来ないのも当然です。

分からなくても、言葉を使っているうちに分かってくるものなのでしょうけれど、
そこで「なんで?」と考えたYちゃん。学問のはじまりもそんなところにあるのでしょう。

その意欲に充分応えていってあげましょう。そして疑問に感じ、探求する心を大切に育てていってあげましょう。

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1224.~日頃の対応が大切です!~

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「知的障害児者、発達障害児者 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース)

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 ・・・・明るく、楽しく、さわやかに・・・
日々を大切に過ごすためのささやかな糧となればと思います。

◇ワンポイント・メッセージ◇

~Elephasブログ『ゆっくりていねいに』(6月6日)~小学校1年生のSくん、学校の学習も本格的になってきました。小テストもある中、ついつい早とちりも・・・。

問題をしっかり読まないで答えてしまう生徒さん、Sくんだけでなくよくある傾向です。

「あっ、わかった」「とにかく書かなくては」、と本人は一生懸命なのです。
「わかる、わかる」と得意になっているのかもしれません。
「はやく終わらせなくちゃ」という生徒さんもいるかもしれません。

学習指導においては、とにかく日頃から慌てさせないことです。

考えている最中に、またどう考えたらいいのかわからないで困っている最中に、
「よく考えて、よく考えて」と迫らないことです。

また、正答を求めすぎないことです。
「わすれないうちに書かなくちゃ!」と、文章題で式を書く前に答を書くケースもあります。
そして、「できたよ!」「あってるでしょ!」と目で訴えてきます。

問題の量を加減することも大切です。
目の前にたくさんの課題があると、焦ってしまうのは生徒さんだけではありません。
考えるどころか、終えることに必死になってしまうのです。

生徒さんがどのタイプか把握して、指導法を練っていきましょう。
そして、生徒さんの一生懸命さに応えていきましょう。
こここそ、講師の出番です。

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1223.~ユーモアの力~

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◇ワンポイント・メッセージ◇

~Elephasブログ『Kくんの冊子』(6月5日)~Kくんのお母さまは、ご自身の万が一の時のためにKくんについての冊子

を作られました。少しでもKくんのことをわかってもらえればと・・・。

親御さんのお子さんを思う気持ちがひしひしと伝わってきました。

「わかってほしい」「わかってあげてほしい」、
人間だれでも、わかり合えればコミュニケーションはうまくいくはずです。
日常生活の基本的なことから、気持ちや表現の機微まで。

好きなことや大好物が分かれば、何かの時に元気を取り戻すこともできるでしょう

またこれまでにいたる出来事の記載があれば、時には思い出を話題にして気持ちを和ますこともできるでしょう。

お母さま曰く、これは「Kの取説」だそうです。
初めはちょっと驚きましたが、お母さまの思いをうかがい知ると、
深い心のこもったユーモア、この気持ちのゆとりが行動力となって冊子を完成されたのでしょう。

多くの方が実践されるとすばらしいことだと思います。

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1222.~工作も、工夫しだい~

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◇ワンポイント・メッセージ◇

~Elephasブログ『花瓶敷き』(6月4日)~2色の色画用紙を織物の要領で織り込んで花瓶敷きを作りました。それぞれ個性ある作品に仕上がりました・・・。

体験授業にいらっしゃる生徒さんに、前もって今のご様子をお尋ねすると、
「工作は、苦手で・・・」とおっしゃる方が少なくありません。

でも体験授業で実際に行ってみると、多くの生徒さんが「できた!」とそのプロセスも完成も喜んで作品を持ち帰られます。

造形リトミックの工作はだれでもできることを目指しています。
 ”だれでもできる”、そのためには工作の作り方にもポイントがありますが、取り組ませ方にもあります。
後者は講師の工夫によるものです。生徒さんの力に合わせて、取り組み方を変えていきます。

きょうのブログのように、一人で完成させる生徒さんもあれば、縦糸のみを操作する生徒さんもいらっしゃいます。

ひとり一人に対する、「上に、下に、上に、下に・・・」また、「ひとつおき、ひとつおき・・・」という声かけが、
まるで機織りのぱたん、ぱたん、という音となって聞こえてくるようです。

ひとり一人の手による作品、ご家庭でも「長く使っています」と好評です。

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1221.~日々楽しく~

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 発達支援教室エレファースでは、療育の毎日のようすをエレファースブログでご紹介しています。
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◇ワンポイント・メッセージ◇

~Elephasブログ『心温まる会話』(6月3日)~母娘のお互いにありがとうの会話、それを目の当たりにでき講師としても感謝しています・・・。

少し前のお話になりますが、Yさんは母の日に
「生んでくれてありがとう」とメッセージを贈られたとのこと。

それをご覧になったお母さまが
「生まれてきてくれてありがとうだよ、Yちゃん」と言われたそうです。

授業の後の短い時間に、こんな密度の高い会話が成立するとは、
日常から感謝の気持ちが穏やかに流れているのでしょう。

Yちゃんは、来年には社会人になられます。それに向け、今は実習に励んでいらっしゃいます。
やがて時には姉妹、またお友達のようにお母さまとの会話も弾むことでしょう。

お小さい時からの積み重ねが花開くのももう直ですね。

いま幼少の生徒さん方、Elephas には目標としたい先輩方がたくさんいらっしゃいます。
日々楽しく穏やかに、一日一日を積み重ねていきましょう。

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1220.Elephas ホリデーブログ ~「上野動物園、恰好の言語環境」~

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ゴリラを見たいと思って、上野動物園に行きました。
5月24日に生まれたばかりの赤ちゃん(お名前募集中)を抱いたモモコの姿を見ることもできました。
お父さん(ハオコ)と岩山で向き合うコモモもいて、ファミリアルなゴリラの森でした。

上野動物園の動物たちは、全般的に活動的。
いろいろな姿や動きを見せてくれて、歓声や拍手がいろいろなところで湧き上がっていました。
そのたびに、いろいろな言葉も飛び交っています。

動物園で聞こえてくる会話は、とてもシンプルです。

「どこ?」
「あっ、いた!」

「見て、赤ちゃん!」
「かわいい!」

「あっ、オレンジ食べてる!」

「ワニ、大きい!!」

・・・・・枚挙にいとまがありません。

単語、2語文、3語文、助詞はなし、大人も子どももこんな感じです。

目の前に実物はありますし、動物園は基礎言語環境としてもバツグンですね。

多摩動物園とはまたちがった面白さがたくさんある上野動物園も、おすすめです。

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1219.Elephas ホリデーブログ ~「5月第5週:今週の心に残ったE・Blog」~

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「知的障害児者、発達障害児者 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース)

第5週のE・Blogは「デッサン力」(5月30日up)。みなさまは、いかがでしょう。

 歌唱造形は「絵かきうた」としてスタートしました。
 当時は、”絵かきうたは子どもの絵が画一化する”という非難もあったようですが、
同時に”これまで絵の描けなかった子どもが描けるようになった”、という声も上がったそうです。

 そこで、絵が描けるためにはとその条件を分析し方法論化したのが、『歌唱造形』です。
数十年の実践を経、現在に至っています。

 機会がなければ絵筆を持つことも少なかったのではと思われる生徒さんも毎週絵を楽しみ、
 中には造形リトミックの歴史とほぼ年数も同じほどに描き続けられている方もいらっしゃいます。

Tくんもそのお一人。年数はまだ5~6年ですが、絵かきうたを見事に昇華させて、
今では写実的なデッサンに入ってきているとのこと。

 ・対象の図形的把握
 ・部分の構成
 ・全体の配置(構成)
 ・対象についての知識
 ・対象についての感性

 さらにそこに絵と音楽との融合がある。

描く生徒さんもアドバイスする講師も、ともに絵画、描くこと、その時間、その場を楽しんでいるようです。
その様子がリアルに伝わって、音楽まで聞こえてきそうな、印象に残るブログでした。

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1218.~時にはマメ知識も~

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 発達支援教室エレファースでは、療育の毎日のようすをエレファースブログでご紹介しています。
 それを広く皆さまと共有できますように、本ブログでは Elephasブログにワンポイントメッセージを加えさせていただいています。

 ・・・・明るく、楽しく、さわやかに・・・
日々を大切に過ごすためのささやかな糧となればと思います。

◇ワンポイント・メッセージ◇

~Elephasブログ『6月は「JUNE」』(5月31日)~月名「JUNE」とローマ神話の女神「JUNO]・・・。

6月Juneと女神Juno,これで6月の英名とスペルが覚えられた生徒さんがいらっしゃるかもしれませんね。
ついでに、brideも覚えておかれると、どこかで役に立つかもしれません。

読売新聞では、記憶法というシリーズで長く特集を組んでいますが、
単語を記憶するのにその由来を知ることも記憶法のひとつですね。
由来によって、イメージが湧き覚えやすくなるでしょう。

きょうのブログのJune。ウエディングドレスの花嫁と女神のイメージが重なり、June brideの言葉が浮かび、日本では
つゆの恵みの雨の輝き・・・・、そんなふうに情景が浮かぶと無味乾燥な単語の記憶に面白みも出てくることでしょう。

そこまでやったら、他の11の月名も調べて教えてあげてくださいね。
あまり女神がたくさん出てきても混乱してしまうでしょうが。

とにかく学習は楽しく面白く。
「ふーん」「そうなんだ」と人に教えたくなるようなマメ知識も時には活用していきましょう。

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