1770.~素地があると・・~

1770.~素地があると・・~
「知的障害・発達障害をもつ生徒さんの 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース)

 発達支援教室エレファースでは、療育の毎日のようすをエレファースブログでご紹介しています。
 それを広く皆さまと共有できますように、本ブログでは Elephasブログにワンポイントメッセージを加えさせていただいています。

 ・・・・明るく、楽しく、さわやかに・・・
日々を大切に過ごすためのささやかな糧となればと思います。

◇ワンポイント・メッセージ◇

~Elephasブログ『身の回りの量』(12月17日)
・・・たとえば、「重い・軽い」。はかりにのせて赤い針の動きを見るとき、
   きらきらと目が輝いて、理解が深まっているのがわかります・・・

はかりを使った学習は、生徒さんにとってちょっとした実験ですね。
さぞ、ワクワクしたことでしょう。
簡単なことでも、日常できそうでできないことがいろいろとあります。

赤い針を見ながら、「重い」「軽い」という言葉を耳にし、また発することで
それらの言葉に親しんでおけば、実際の体感としての「重い・軽い」とも結びついていくことでしょう。

また、重さの単位を理解する前に「○グラム」という言葉に親しんでおくことも得策ですね。
「お肉、100g」「300g」という言葉を耳にしたり目にしたりするときに、
「あっ、知ってる」と日常と教室での学習とが結びつくことでしょう。

教科の学習の以前に経験に基づく素地があることは、学習におけるイメージ作りを大いに助けてくれます。

造形リトミック研究所
>>発達障害 知的障害 Elephas/エレファース
公式サイト http://www.zoukei-rythmique.jp/

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1769.~伝える・伝わる~

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「知的障害・発達障害をもつ生徒さんの 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース)

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 ・・・・明るく、楽しく、さわやかに・・・
日々を大切に過ごすためのささやかな糧となればと思います。

◇ワンポイント・メッセージ◇

~Elephasブログ『見事なファインプレー』(12月16日)
・・・Mくんからお母さまに「電車」とだけ告げる電話。その一言で電車が止まっていると察知し、
   「電車が動くまで、駅で待つように。」と伝えたそうです・・・

教室での授業終了時にも、Mくんは携帯電話でお母さまに報告しているとのこと。
日頃の行動が、緊急時に功を奏したのですね。

この出来事で、Mくんはまたひとつ自信を得たことでしょう。
成功の経験は、自身への信頼、相手への信頼、そして両者の関係性における
信頼を深めます。

Mくんの”伝えよう”という気持ちもより確かなものと成長していることでしょう。
また、Mくんのたった一言を”理解する”お母さまの存在は、とても大きなものですね。

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1768.~話して伝える~

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「知的障害・発達障害をもつ生徒さんの 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース)

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 ・・・・明るく、楽しく、さわやかに・・・
日々を大切に過ごすためのささやかな糧となればと思います。

◇ワンポイント・メッセージ◇

~Elephasブログ『状況を受け入れて』(12月15日)
・・・授業前に、不具合になってしまった扉。近づかないように注意書きを渡すと、
   静かにブースに入り学習を始めました・・・

”話せば分かる”の好例ですね。
こんな場面でいきなり、「ダメよ、危ないからダメよ」「近づかないで」「触らないで」と
言われたら、反応は全く違っていたでしょう。

言い方次第では、こちらから相手の心情に波風を立ててしまいます。

何か危険な場合もそうですが、状況や予定が急に変わるときも、
話して伝えようという穏やかな対応が必要です。
そのためには、まずこちらが落ち着くことです。

ご家庭でも年末から新年には、外出や来客など日常とは異なる用事が入ることでしょう。
たとえ小さなお子さんであっても、前もって分かりやすく伝えておくことはとても大切です。
お子さんなりに理解されます。それも、信頼です。

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1767.Elephas サタデーブログ ~「12月第2週:今週の心に残ったE・Blog」~

1767.Elephas サタデーブログ ~「12月第2週:今週の心に残ったE・Blog」~
「知的障害・発達障害をもつ生徒さんの 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース)

12月第2週のE・Blogは、「時にはパンダも」(12月10日up)。
みなさまは、いかがでしたでしょうか。

悪者と闘うヒーローが大好きなS君が『パンダ』を描きました、という記述でした。
ひとつの作品として、仕上げられました。

S君は作業所に通っていらっしゃる生徒さんです。
生活や社会参加に必要な知識や技能の習得やトレーニング、
また機能の維持と向上を目的に教室では学習しています。

S君にとっては、講師との対話や造形もその中の大切な時間です。
そこから作品『パンダ』が生まれました。
制作中の報告を聞くと、その優しい表情や笑顔が目に浮かびます。

社会に生きる生徒さん、職場での楽しみもあればストレスもあることでしょう。
造形が、1週間のストレスや心の波を沈め、
穏やかに制作に取り組む時間となり得たらすばらしいことですね。

そこからまた新たな意欲や活力が静かに生まれることでしょう。

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1766.~クリスマス工作~

1766.~クリスマス工作~
「知的障害・発達障害をもつ生徒さんの 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース)

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◇ワンポイント・メッセージ◇

~Elephasブログ『楽しみながら』(12月12日)
・・・クリスマス工作。サンタ、そり、トナカイ。
   それぞれ個性の出た仕上がりになります・・・

”ひとつの工作から、イメージがふくらんで楽しい思いが広がります”、
そのとおりですね。

街のイルミネーションに灯がともされると、クリスマスが来るのをみな持ちどおしく思います。
クリスマスの晩の出来事は、絵や歌や物語で毎年毎年語り継がれていますから、
生徒さん方も、それぞれのクリスマスイメージを持っているのでしょう。

しかも、この工作は、サンタ、そり、トナカイの3者が登場しますから、
それぞれの組み合わせや動きで、新たにお話も生まれてきますね。

”画用紙の工作にも命があるんだよ”ということを、
クリスマス工作は実感させてくれます。

クリスマスまであと10日あまり。1日、1日数えて、楽しみにクリスマスを迎えましょう。

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1765.~カードの効用~

1765.~カードの効用~
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◇ワンポイント・メッセージ◇

~Elephasブログ『楽しみながら』(12月11日)
・・・来春、1年生になるTくん。カルタを取り入れたら、それはそれは真剣に、ひらがなを読んでいます・・・

カルタは、カルテやカードと語源が同じだと聞いています。
1枚のワークが複数枚のカードになっただけで、生徒さんには遊びの世界が広がります。

ワークは、端から理解しながら読んでいかなくてはならない知的作業が要求されますが、
カードは、手で繰る体験作業です。手で繰ることのできるものには、実感が湧きます。

またカードなら、分類したり、並べたり、比較したりが自由にできます。
またカードは、書式が統一され、文字も大きく、瞬間で認知できるようにデザインされています。

さらに、カルタやトランプのようにゲームとなれば、勝敗でワクワクしたりドキドキする
ことで取り組みへのモチベーションを高めることができます。

”苦手なんです””やらないんです”という前に、学習を楽しむ工夫を。

きょうのElephasブログは、その好例のひとつですね。

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1764.~もう一つの面~

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◇ワンポイント・メッセージ◇

~Elephasブログ『時にはパンダも』(12月10日)
・・・悪者と闘うヒーローが大好きなS君。しかし絵画展の作品としてS君が選んだのは、
   パンダでした・・・

たくさんの作品の中で、S君の『パンダ』、とても印象に残っています。
笹や草、山の背景の真ん中にどっしりとすわっている大きくユーモラスなパンダが、
かわいらしく1枚の笹の葉を持っている、そんな作品です。

制作を通して、S君のもう一つの面に気づいたとのこと。
良いチャンスでしたね。

他の生徒さん方においても同様でしょう。
その意味でも、いろいろなテーマに取り組んでみると
講師としてまた別の興味が湧いてきますね。

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1763.~対話する心(2)~

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日々を大切に過ごすためのささやかな糧となればと思います。

◇ワンポイント・メッセージ◇

~Elephasブログ『立場を変えて』(12月9日)
・・・受験を控えた生徒さんと面接の練習をしました。立場を変えて臨んでみると、
   見えてくるものがあります・・・。

たとえば、小さな声で答える生徒さん。
「大きな声で」、と耳にタコができるほど言われていることでしょう。

小さな声で話すのは、
・恥ずかしがり屋なのかもしれません。
・答え方が間違えていたら、と慎重派なのかもしれません。
・間違えてイヤな思いをした経験があるのかもしれません。
・プレッシャーを感じやすいタイプなのかもしれません。
・呼吸や発声、態勢づくりの面で、機能的にうまくいかないところがあるのかもしれません。

問題の在りかを探り、そこから解きほぐしてあげましょう。
Kくんも、30%くらいの声量から7~80%に達しました。

基本的には日常的に対話を楽しめるような環境があること。
じきに、80%、90%へと到達していくことでしょう。

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1762.~対話する心~

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◇ワンポイント・メッセージ◇

~Elephasブログ『調理実習をきっかけに』(12月8日)
・・・4人分のレシピを8人分、2人分に変えることに挑戦。夏には難しかった課題も、
   今回は感動した経験によって抜群の理解力を見せてくれました・・・。

「心が動くことで可能性が広がる」、その通りですね。

 講師には、生徒さんの出来事に対してタイムリーに適切に対応できる柔軟性が必要です。
 そのためには、講師も生徒さんのお話に真に関心を持ち、イメージを広げ、心で聞くこと。

 そこに、対話が生まれます。
 受験を前に面接練習を繰り返し行いましたが、
 そのベースには日常の対話があることが必要です。
 伝えたいと思う気持ち、相手の言葉を聞く態勢、共感できる心。
 それらが自然に育つことが大切です。

 日々の対話を楽しみ、大切にしましょう。
 

 

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1761.Elephas サタデーブログ ~「12月第1週:今週の心に残ったE・Blog」~

1761.Elephas サタデーブログ ~「12月第1週:今週の心に残ったE・Blog」~
「知的障害・発達障害をもつ生徒さんの 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース)

12月第1週のE・Blogは、「かくれたのは、だれ?」」(12月4日up)。
みなさまは、いかがでしたでしょうか。

かくれんぼの中には、いろんな言葉があります。
「オニ」も節分の鬼とは、また意味合いが違いますね。

「もういいかい」「まあだだよ」
「もういいかい」「もういいよ」
「みーつけた」

かくれんぼならではの言葉があります。

オニとオニでない子どもとの役割分担で、
発する言葉が異なります。

これを集団で、はじめは年上の子どものまねをしながら、
やがては自分が年上になってリードしながら、
具体的な場で発すること何回となることでしょう。
数えきれないくらいですね。

オニは、見つける(能動態)。
かくれていた子どもは、見つけられる(受動態)。

でもここで、
見つけられた子どもは、「見つけられちゃった」ではなく、
「見つかっちゃった」って言います。

言葉は、生きているものですね。
子どもは遊びの中で、言葉の微妙なニュアンスを獲得していきます。

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