2088.~言葉とイメージ~

2088.~言葉とイメージ~
「知的障害・発達障害をもつ生徒さんの 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース)

 発達支援教室エレファースでは、療育の毎日のようすをエレファースブログでご紹介しています。
 それを広く皆さまと共有できますように、本ブログでは Elephasブログにワンポイントメッセージを加えさせていただいています。

 ・・・・明るく、楽しく、さわやかに・・・
日々を大切に過ごすためのささやかな糧となればと思います。
 

◇ワンポイント・メッセージ◇

~Elephasブログ「どうぞ、お入り下さい」(12月24日)
・・・「知り合いの方が訪ねて来た時、何と言いますか?」という問題にK君は、そう解答しました。
   答は、「こんにちは」のひとつではないことに、気づかされました・・・。
   

言葉は、面白いですね。
問題を聞いて、どのようなイメージを描いたかによって答は異なります。

発達障害をもつ生徒さんの中には、イメージを描いて答えるというより、
「知り合いの方が訪ねて来た時、何と言いますか?」⇒「こんにちは」、と
紋切り型のワンセットで暗記してしまうケースが見られます。

「知り合いの方が訪ねて来た時、何と言いますか?」
いつ?
昼間をイメージすれば・・・「こんにちは」
夜をイメージすれば・・・「こんばんは」。

だれが?
近所の人・・・「こんにちは。いま母は出かけていますが」
友達・・・「あっ、あがって」
訪問を知らされていたお客様・・・「どうぞ、お入り下さい」。

Kくんは、問題の「方」という言葉にも自然に反応したのでしょうか?
近所の人や友達には、「方」という表現はあまりしませんね。
「方」という表現には、大切なお客様というイメージが伴います。
だとしたら、K君の言葉力は大したものですね。

言葉は、面白いですね。

造形リトミック研究所
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公式サイト http://www.zoukei-rythmique.jp/

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2087.~道具は、触れることから~

2087.~道具は、触れることから~
「知的障害・発達障害をもつ生徒さんの 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース)

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◇ワンポイント・メッセージ◇

~Elephasブログ「コンパスで造形」(12月23日)
・・・「学校で、上手くコンパスが使えない」という生徒さんと、コンパスの練習をしています。
    大小の円や二等辺三角形をコンパスを使ってかき、雪だるまとツリーのすてきなカレンダーを制作しました・・・。

コンパスは小学生の使う道具の中でも、ことに扱いに練習を要するものです。

いきなり直径○cmの円を描くという課題に取り組む前に、
まずは、触れることからスタートしましょう。
次に、コンパスの上の軸を持って回転させる練習をしましょう。

その次には、弧を描く練習をしましょう。

コンパスを使ってのカレンダーのデザインは、その意味でも楽しく練習できましたね。

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2086.~継続~

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◇ワンポイント・メッセージ◇

~Elephasブログ「あきらめないで」(12月22日)
・・・21歳のО君、手先が器用で工作や絵がとても上手です。お金の払い方の学習をこの2年間繰り返し続け、
   最近になって全問正解できるようになりました。諦めないで続けてきてよかった。嬉しい経験でした・・・。

O君も講師も頑張りましたね。
2年間続けることのできたこと自体、評価できます。

成果が出ないと生徒さんはその課題に飽き、講師も「○○君は、苦手なのね」と判断して
諦めてしまうことが多くありますが、きっと、楽しく工夫しながら授業を進めることができたのでしょう。

学習指導において、「苦手」という言葉を避けることをお勧めします。
「苦手」という言葉が意識に上ったとたんに、事態はあきらめへところころと転がっていってしまいます。

課題の入り口の入り口で良いのです。できるところを見つけ、またできるやり方を提示し、
「できる」という感触を実感させてあげましょう。

新しい年に向かい、自身の中に在る言葉を振り返り、
「苦手」に限らず、マイナスの言葉をひとつ、ひとつ、消していきましょう。
それが、生徒さんの可能性を摘んでしまうことなく、豊かな成長へとつながります。

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2085.~やさし過ぎず、むずかし過ぎず~

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◇ワンポイント・メッセージ◇

~Elephasブログ「パソコンで楽しく」(12月21日)
・・・年長クラスのTくんは、パソコンのプログラムで学習を楽しんでいます。クイズのように答えるのが、楽しいのでしょう。
「こたえ~です」と言いながら元気に答えます・・・。

Tくん、就学を前にノッテいますね。春からの教科学習に備え、この時期ベストの態勢ですね。

PCからの問に口頭で答えるこの形。Tくんは、
・集中、OKですね。
・持続、はどうですか?
・認知、この形式ではOKですね。
・理解、この段階ではOKですね。
・意欲、Ok!二重丸ですね。

次に、手指を使って書くことへと促すことが求められます。
PCでの効果をうまく利用していきましょう、
PCは楽しい、PCの学習ならできる!という楚地がTくんにはできていますから。

課題は、やさし過ぎず、むずかし過ぎず。いま積極的に取り組んでいる課題も慣れてくると
面白みは減少してきます。ゆっくり適度に難度をあげていきましょう。
しかし、むずかし過ぎるとすぐにイヤになってしまうこともあります。

その加減が、大切なところです。

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2084.Elephas サタデーブログ ~「12月第3週:心に残ったE・Blog」~

2084.Elephas サタデーブログ ~「12月第3週:心に残ったE・Blog」~
「知的障害・発達障害をもつ生徒さんの 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース)

12月第3週のE・Blogは、「年賀状制作」(12月17日up)。
みなさまは、いかがでしたでしょうか。

誰から言われるでもなく、自分から率先して年賀状の用意をする生徒さんがいらっしゃいます。
その数も、35名分。暑中見舞いの時も、同様です。

年賀はがきは、発売とほぼ同時に購入します。35枚に1枚の予備を加えて36枚購入する、
その用意の良さには感心します。

自宅で市販の年賀状ソフトからイラストと文をピックアップし、自身の住所氏名を入力。
宛先の住所氏名一覧はすでに入力済み。PC、プリンター持参で、印刷のみ教室でサポートします。
多少の印刷ミスが生じても、♪”気にしない~!”と大らかにどんどん進めていきます。

賀状のあて先は、職場の方、先生、友達、ご親戚はもとより、お世話になっているクリニック、ジム、
靴屋さん、ビデオ店…まで。”いつもお世話になっているから”とのこと。

○○様、○○先生までは良いのですが、○○教室先生たち様、○○クリニック先生様など、
書き方はさまざまです。

”正しい書き方”という点では直したいところが所々ありますが、
この”気持ち”と”いきおい”、”行動力”を大いに評価したいと思います。
毎年、彼のエネルギーにこちらもエンジンをかけられて、ようやくプライベートの年賀状用意を始めます。

彼の今年の図案は、朝日に輝く富士山です。上記に該当する方々、届くのが楽しみですね。

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2083.~もうじきクリスマス~

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◇ワンポイント・メッセージ◇

~Elephasブログ「年の瀬に」(12月18日)
・・・クリスマスリースや年賀状の工作等、生徒さんと毎年いっしょに行うこの時期は、感謝の気持ちでいっぱいになります。
   授業を通して生徒のみなさまから、たくさんのことを学び教えていただきました。講師にとって、大切なクリスマスプレゼントです・・・。

一年のそれぞれの行事は、毎年毎年繰り返されます。
生徒さんの成長による変化や時の流れによる小さな変化がありながらも、
毎年同じように繰り返すことができるのは、本当に感謝ですね。

事無き、平穏であることの感謝でしょうか。
それぞれには、この一年いろいろなことがあったと思われます。
終息したこと、いまだ継続すること、いずれも一区切りですね。

教室では、今週から年内授業が一日一日と終わっていきます。
作成した年賀状をお渡しし、クリスマス工作をお渡しし、絵画作品の写真のクリスマスカードをお渡しし、
…教室の棚も少しずつ空いてきます。

何十年と続いている、この時の流れと風景。
諸講師とこの思いを同じくできることはしみじみと嬉しいことです。

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2082.~イメージ力~

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◇ワンポイント・メッセージ◇

~Elephasブログ「年賀状制作」(12月17日)
・・・年賀状準備には、学びの素材がぎっしり。宛名書き、地図帳で宛先の場所の確認、祖父・祖母・孫など普段あまり使わない言葉の使用。
   忙しい師走ですが気持ちを落ち着かせ、生徒さんと新たな年を迎える準備をしています・・・。

元日に年賀状を届けるためには、12月25日までに投函をとのことです。
もう10日を切りました。ご準備は、いかがですか?

毎年、教室での年賀状作りをご家庭でも楽しみにしていてくださいます。
そのデザインをパソコンに取り入れてご家族の年賀状にしてくださったり、版画の素材にしてくださったり。
中には、制作した年賀状は使わずに、年々ひと回り以上の年賀状をファイルにしたものを見せてくださった方もいらっしゃいます。

生徒さんのお一人は、宛先を既に印刷した年賀はがきを三十数名分持ってこられました。
大量制作ですから、手際よくせっせと取り組んでいきます。
でもおひとりひとりお名前を読みあげ、どんな思い出のある方かお話ししながら取り組みました。
どの方のお名前にも聞き覚えがあるのでしょう、読み上げるたびに歓声があがります。

年賀状を差し上げる方の中には、本当に1年に1度のお付き合いという方もいらっしゃいますが、
おひとりひとりを思い浮かべながらの制作は、とても楽しそうです。

宛先のお相手、その方との思い出、そこまでの行き方、年賀状が届くプロセス…、年賀状制作では、
たくさんのイメージ力を働かせることもできますね。

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2081.~授業、リズムにのって~

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◇ワンポイント・メッセージ◇

~Elephasブログ「数えて遊ぶ」(12月16日)
・・・Kくんは最近、数を数えることに夢中です。ひとりで、りんごの数を数えます。次にそれぞれ同数のりんごを講師と一緒に数えます。
   次に両方のりんごを合わせて”いっぱい”の個数を数えます。次に個数の異なるりんごをKくん、講師、それぞれの前に置くと・・・。

Kくんは個数の多い方のお皿をあえて選んで、にっこりだったそうです。
楽しそうですね。

お砂場でカップに砂を詰めて並べてはこぼしたり、また詰めて並べてはこぼしたり…、
と何やらせっせと取り組んでいる情景と重なります。

Kくんと講師のやり取りに楽しいリズムも感じられます。
せっかくの個別指導、こうでありたいですね。

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2080.~子どもの声~

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◇ワンポイント・メッセージ◇

~Elephasブログ「よく頑張ってるね」(12月15日)
・・・ある6才の男の子。「どんどん大人になって、いつかはおじいちゃんになって死んでしまう。一生懸命やっているのに、
   どうしてもっとしなくちゃいけないの?大人はもっともっとたくさんやってるって…。もう赤ちゃんに戻れないよぉ…」と
   ポロポロと泣き始めました。講師として精一杯真剣に自身の考えを伝えました・・・。

先生のお話を聞いてその後、「そうなんだ」とにっこりうなずいたそうです。

彼は言葉で伝えることができ、言葉を理解することができる生徒さんです。
でも、そうでない生徒さんもいらっしゃいます。
彼の言葉は、そういった生徒さん方の気持ちを代弁しているように聞こえます。

伝わらない気持ちが、荒れた言葉や行動となってしまう前に、また萎縮や引きこもりのようになってしまう前に、
まわりの大人は気づいてあげたいものです。
どの子どもも、精いっぱい努力していることを。

講師が末行に書いています、
  誰でも、がんばれ〜の応援が苦しくなってしまうことがあります。
  先の心配もありますが、「よく頑張ってるね」とまずは目の前の喜びに満ちた瞬間がありますように。

その通りですね。

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2079.~クイズ感覚で動機づけ~

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◇ワンポイント・メッセージ◇

~Elephasブログ「授業でワクワク」(12月14日)
・・・なぞなぞやクイズ、間違い探しや迷路遊びが大好きなIくんは、クイズ感覚で読み方ドリルを行ったところ、
   単音探しから、単語探しへ。今では自宅で絵本を読むことが習慣になりました・・・。

授業でワクワク、楽しく学習して、絵本読みにまでたどりつけたとは、Iくん、良かったですね。

クイズ感覚の学習法の良いところは、
・正解が端的であること、
・正確が明確であること、
・正否がすぐに判別できること。
これらは、学習への動機づけを高めます。

例えば、読解問題の解答は、一言で”何”と言いきれないものがあります。算数は、答を導き出すプロセスに時間を要します。それに比べ、Iくんの行ったひらがなの認知の課題だけでなく、常識分野や理科や社会の一問一答式の問題は、答が端的で明確。また、正解か否かが即分かるので学習意欲を高めます。

この方法は、学習の導入には適していますね。
学習の楽しさを心得たIくんは、やがて次の段階の学習へと進んでいかれることでしょう。

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