2080.~子どもの声~

2080.~子どもの声~
「知的障害・発達障害をもつ生徒さんの 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース)

 発達支援教室エレファースでは、療育の毎日のようすをエレファースブログでご紹介しています。
 それを広く皆さまと共有できますように、本ブログでは Elephasブログにワンポイントメッセージを加えさせていただいています。

 ・・・・明るく、楽しく、さわやかに・・・
日々を大切に過ごすためのささやかな糧となればと思います。
 

◇ワンポイント・メッセージ◇

~Elephasブログ「よく頑張ってるね」(12月15日)
・・・ある6才の男の子。「どんどん大人になって、いつかはおじいちゃんになって死んでしまう。一生懸命やっているのに、
   どうしてもっとしなくちゃいけないの?大人はもっともっとたくさんやってるって…。もう赤ちゃんに戻れないよぉ…」と
   ポロポロと泣き始めました。講師として精一杯真剣に自身の考えを伝えました・・・。

先生のお話を聞いてその後、「そうなんだ」とにっこりうなずいたそうです。

彼は言葉で伝えることができ、言葉を理解することができる生徒さんです。
でも、そうでない生徒さんもいらっしゃいます。
彼の言葉は、そういった生徒さん方の気持ちを代弁しているように聞こえます。

伝わらない気持ちが、荒れた言葉や行動となってしまう前に、また萎縮や引きこもりのようになってしまう前に、
まわりの大人は気づいてあげたいものです。
どの子どもも、精いっぱい努力していることを。

講師が末行に書いています、
  誰でも、がんばれ〜の応援が苦しくなってしまうことがあります。
  先の心配もありますが、「よく頑張ってるね」とまずは目の前の喜びに満ちた瞬間がありますように。

その通りですね。

造形リトミック研究所
>>発達障害 知的障害 Elephas/エレファース
公式サイト http://www.zoukei-rythmique.jp/

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2079.~クイズ感覚で動機づけ~

2079.~クイズ感覚で動機づけ~
「知的障害・発達障害をもつ生徒さんの 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース)

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 ・・・・明るく、楽しく、さわやかに・・・
日々を大切に過ごすためのささやかな糧となればと思います。
 

◇ワンポイント・メッセージ◇

~Elephasブログ「授業でワクワク」(12月14日)
・・・なぞなぞやクイズ、間違い探しや迷路遊びが大好きなIくんは、クイズ感覚で読み方ドリルを行ったところ、
   単音探しから、単語探しへ。今では自宅で絵本を読むことが習慣になりました・・・。

授業でワクワク、楽しく学習して、絵本読みにまでたどりつけたとは、Iくん、良かったですね。

クイズ感覚の学習法の良いところは、
・正解が端的であること、
・正確が明確であること、
・正否がすぐに判別できること。
これらは、学習への動機づけを高めます。

例えば、読解問題の解答は、一言で”何”と言いきれないものがあります。算数は、答を導き出すプロセスに時間を要します。それに比べ、Iくんの行ったひらがなの認知の課題だけでなく、常識分野や理科や社会の一問一答式の問題は、答が端的で明確。また、正解か否かが即分かるので学習意欲を高めます。

この方法は、学習の導入には適していますね。
学習の楽しさを心得たIくんは、やがて次の段階の学習へと進んでいかれることでしょう。

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2078.Elephas サタデーブログ ~「都立職業学科からのメッセージ」~

2078.Elephas サタデーブログ ~「都立職業学科からのメッセージ」~
「知的障害・発達障害をもつ生徒さんの 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース)

昨日、都立職業学科の合格発表が行われました。

朝からは、この時期には稀有な激しい雨。
発表を見に行かれる生徒さんも親御さん方もこの天候では大変だと思っていたところ、
9:00過ぎには晴れ間が見られ、発表の10:30頃からは空模様も安定し、快晴へ。

その後、喜びの報告が続々と届きました。
殊に大きな喜びは、発達障害というハンディに加えて別のハンディをも持つ複数名の生徒さんが
共に合格できたことです。
受験すること自体をためらわれた時期もありましたが、そこを乗り越え、
昨日の合格に至ることができました。

職業学科は、100%の生徒さんを一般就労へと導くことを目標とする学科です。
そうした学科でありながら、ハンディの重複する生徒さんの意欲と可能性をも信頼して受け入れてくださったことは、
教育の場としての度量の大きさを感じます。

教育とは、働くとは、どういうことであるか?
ひとりひとりの生徒さんの生き方を真剣に考えるだけの力量を有する学校であること、
その理念の深さと自信のほどを明確に示してくださいました。

それは彼らをはじめハンディの有無によらず、多くの方々にいかに大きなメッセージを与えてくれたことか、
・・・感動しました。

民間も公立もそれぞれの立場で、本当に真剣に生徒さんの生き方を創り出していく教育の場として
共にありたいという思いを強く致しました。

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2077.~美しさの経験~

2077.~美しさの経験~
「知的障害・発達障害をもつ生徒さんの 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース)

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◇ワンポイント・メッセージ◇

~Elephasブログ「コンパスでアート」(12月11日)
・・・高校3年生のY君。道具を使った作業が出来るようにと、コンパスの練習をしてきました。
   綺麗でしっかりとした円を書けるようになり、円の中に半円を重ね、素敵な模様を描くことが出来ました・・・。

コンパス。誰が考えたのか、大変シンプルですが、不思議な道具です。
古代ギリシャの時代から使われ、日本には鎖国前後に伝わったなど諸説があるようです。

コンパスをくるりと360度回転させるには多少の練習が必要ですが、年少の生徒さんにもコンパスの使用を見せてあげることはお勧めです。

就学すればやがて使用するようになりますから、その素地教育としてという意味もあります。
私たちは、ほとんどのことは真似ることから体得してきました。真似るためには、その前に十分見ていることが必要です。
ですから、コンパスの使用を年少の時から折に触れ見せてあげましょう。

しかしそれ以上にコンパスのモデリングをお勧めするのは、円の美しさを年少の頃より伝えてあげたいからです。
直線も美しいものですが、円には円の美しさがあります。

字をきれいに書きなさい、はみ出さないようにきれいに塗りなさい、ということがよく学習課題となりますが、
その前には美しいものを知っていること、美しさを感じられることが必要です。

美しさを感じたとき、心がすっと広がるような気がします。

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2076.~表現の面白み~

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「知的障害・発達障害をもつ生徒さんの 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース)

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◇ワンポイント・メッセージ◇

~Elephasブログ「工作で大笑い」(12月10日)
・・・来年の干支にちなんで『サル』の造形をしました。絵も工作も生徒さん一人一人の個性が表れます。
   その出来具合を生徒さんと一緒に共有できるのも楽しい時間です・・・。

工作のプロセス、とても面白い記述でした。そのまま引用してみます、

「Nくんの作ったサルは親子が手をつないだ愛情あふれる作品でした。
 作っている途中、サルの体が思ったよりも太くなってしまったのを見て
 ”うちの母ちゃん、こんなにデブじゃないな~”と言ってハサミを入れて修正しました。
 ところが、切りすぎて驚く程スリムになったのをみて”これじゃ、ライザップだな~”の一言に
 2人で大笑いしました」。

そうなのです。工作って、おおよそのイメージを持って始めますが、操作していると思いがけない形や表情が現れてくるのです。
そこが楽しいところです。

さらにそれが共同作業であるのなら、2人が感じたままを味わうことができます。
それぞれ感じ方が異なることもあれば、大笑いしたNくん達のように共感できることもあるでしょう。

Sくんのメガネザルは、完成度の高い作品だったそうです。
よろしかったらどうぞ、Elephasブログでお読みください。

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2075.~夢を実現!~

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◇ワンポイント・メッセージ◇

~Elephasブログ「採用通書」(12月9日)
・・・Kさんは高校2年生の時から数箇所の機関で実習をされ、教室では「あいさつ」「目上の人との話し方、態度」
   「社会人としてのマナ-」等を学習していたところ、先日、採用通知書を手にして来室されました・・・。

Kさん、採用決定おめでとうございます。
高校生活もあと3か月余り。あっという間の3年間でしたね。

”就労して、社会人としてガンバル”という中学生の時からの夢を実現されたとは、すばらしいことです。
”あっという間”と言えども、3年は長いものです。この間、くじけず諦めず、よく努力されましたね。

4月から、どんな社会人生活が待っているのでしょう。
楽しみですね。

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2074.~2語の背景には~

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◇ワンポイント・メッセージ◇

~Elephasブログ「意思を伝える」(12月8日)
・・・社会人のOさん。「ぼくは、○○○さんとたんぽぽに行くよ。エレファースを来週、お休みするよ」という内容を、
   「○○○ たんぽぽ」とPC入力で伝えてくれました・・・。

意思が伝わるということは、発信者にとっても受信者にとっても、とても嬉しいものです。
発信した側はさらに伝えようと意欲が湧くでしょうし、受ける側もさらに想像を働かせて
理解しようと努めます。

Oさん、2語でそれだけのことを伝えるとは、実に端的ですね。
受信者が、「たんぽぽ」が宿泊場所であることを知っていれば、それで十分伝わります。

2語で伝えられることも、ひとつの能力です。しかも、
Oさんの中には、その背景に実にたくさんの認識があることが分かります。

誰と行くのか、そのお名前、またその行き先、それらをはじめ行き方、そこでの活動内容、いつ行くのか、
全体の中での予定、教室の時間帯との重なり、それを伝えねばならないということ・・・、
より詳しく上げて行ったら際限がありません。

Oさんは、それだけ多くのことを認識するだけの力と思い、気持ちを持っているのだと、
こちらがしっかりと認識することが肝要です。
さらに、こちらが思っている以上のものを持っている可能性もあります。

2語がやがて、増える可能性もあります。
しかしそれよりも、”伝えたい””知りたい”という双方の気持ちと
Oさんに対するこちらの認識をいっそう豊かにしていくことを大切したいと思います。

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2073.~次のステージへ~

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◇ワンポイント・メッセージ◇

~Elephasブログ「主人公は、どうしてそう思ったのですか?」(12月7日)
・・・Aくんは勉強に意欲的に取り組み、成績も良いのですが、、
   そのような質問についてなかなか答えられないことがありました・・・。

でも先日、『詩』の読解問題で、
作者が言わんとしている微妙な心情についての質問にきちんと答えることができたそうです。

Aくんは幼児期からElephasに通われ、今は5年生になられました。
学習態勢を形成し、安定させることから取り組んでいかれた生徒さんです。

親御さんもAくんの成長をゆったりと見守られ
、無理をせずに根気よく教科学習に取り組まれた結果として、今があるのだと思います。

身体的成長と心理的成長、社会的成長と知的成長、それらは相互に関連し合い、また重なり合いながら、構造的に変容していきます。
それが、ひとりの人間における発達です。

Aくんにおいては、ちょうど今それが、目に見える形として現れたのでしょう。
無理をせずに根気よく積み重ねていくこと。やさしそうで、意外に難しいものです。
どこかに無理があると、それぞれの成長にひずみが生じ、構造としての成長のブレーキとなることがあります。

逆にそれぞれの成長が良い相互性を得ると、ポーンとひとつ成長の山を越えることがあります。

今回のAくんの変化には、そんなイメージを持つことができます。

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2072.Elephas サタデーブログ ~「12月第1週:今週の心に残ったE・Blog」~

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「知的障害・発達障害をもつ生徒さんの 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース)

12月第1週のE・Blogは、「ほんの少しの家庭学習で」(12月2日up)。
みなさまは、いかがでしたでしょうか。

かけ算の学習を始めた、Nくんのお話でした。
お家でも練習をはじめたら、5の段、3の段、2の段、とグンと速度が増したとのことです。
Nくんも楽しくなってきたことでしょう。

家庭学習の導入のポイントは、楽しく短時間で行うこと。
お母さんと宿題をして、またはお父さんと勉強をして、”楽しかった””助かった”とお子さんが思えることが何より大切です。

学校から宿題が出されて”困った”と思ったお子さんも、お父さんやお母さんとやれば”大丈夫”、と安心できるようであれば、ベストです。
反対に、叱られながらやるようでは、だんだんと家庭学習から遠ざかってしまいます。

学校からの宿題、予習、復習、ほんのちょっと、”助けて”あげましょう。

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2071.~一歩下がって~

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◇ワンポイント・メッセージ◇

~Elephasブログ「あきらめないで」(12月4日)
・・・中3、受験生のMさんは控えめな生徒さんですが、エレファースでの面接練習の成果でしょうか、
学校のみんなの前で初めて原稿無しで発表することができました。合唱祭の全体指揮に立候補したり、
今までと違う自分に気付き始めた様子です・・・。

受験を前に不安な時期でもあるところ、却って自信を得てきたとは、Mさんすばらしいですね。
集団では控えめになってしまっても、個別であればできる、ということは誰にでもあることです。

安心できる環境で十分自信を得て、学校で勇気を出して発表できたとは快挙ですね。
焦らずに、力を十分充電しましょう。

充電なしで事に臨ませてしまうと、そこでの失敗が機となって悪循環が生じます。
”一歩下がって二歩前進”、とは初代所長がよく言っていました。
「やればできる」と焦らせる前に、しっかりと充電するときを支え大切にしてあげましょう。

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