2128.~感じ取る~

2128.~感じ取る~    
「知的障害・発達障害をもつ生徒さんの 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース)

 発達支援教室エレファースでは、療育の毎日のようすをエレファースブログでご紹介しています。
 それを広く皆さまと共有できますように、本ブログでは Elephasブログにワンポイントメッセージを加えさせていただいています。

 ・・・・明るく、楽しく、さわやかに・・・
日々を大切に過ごすためのささやかな糧となればと思います。
 

◇ワンポイント・メッセージ◇

~Elephasブログ「思考力をフル回転」(2月8日)
・・・T君、数学の問題を読み終えるとちょっと体を揺すって、顔を上げて辺りをキョロキョロ。
   そして「あっ!」と小さく声を上げた後、ニコニコと講師を見つめ、一気に答えを書き上げました・・・。

「T君のその体の動きと視点の動きは、T君の思考力をフル回転させている時だと感じました」とのことです。

T君、中1。数学を楽しんでいるようですね。
また、T君のフル回転を的確に読み取れる講師で良かったですね。
ここで、「ちゃんと落ち着いて考えなさい」なんて言われたら、興ざめです。

ですから、講師には感性が大切なのです。
それと、生徒さんに対する基本的に尊重する眼差し。

尊重とは、持ち上げたり、ほめ過ぎたり、過度の敬語で対応することではありません。
生徒さんを肯定的に、また積極的に捉え、小さな変化に気づき、課題や問題を客観的かつ分析的に捉え、
共により良い方向を目差そうとする心理的働きです。

そんな態勢であれば、この講師のようにT君の思考のフル回転を感じ取ることができますね。

造形リトミック研究所
>>発達障害 知的障害 Elephas/エレファース
公式サイト http://www.zoukei-rythmique.jp/

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2127.Elephas サタデーブログ ~「2月第1週:心に残ったE・Blog」~

2127.Elephas サタデーブログ ~「2月第1週:心に残ったE・Blog」~
「知的障害・発達障害をもつ生徒さんの 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース)

2月第1週のE・Blogは、「”バッテン”発見!」(2月2日up)。
みなさまは、いかがでしたでしょうか。

”バッテン”を描こうとしても、どうしても”十字”になってしまうという、生徒さんのお話。
あるとき首を傾けて見たら、”十字”が”バッテン”に見え、角度を意識できるようになったとのこと、でした。

そのブログに「Kくんの中で、目と手と思いが成長して一つの形が出来たのです」という一文がありました。
言い得ていますね。

思いが生じ(意識)、その思いによって、目で正しく見ることができ(認知機能)、手がそのように動く(巧緻性)。
・・・たった一本の線であっても、その3つがそろってこそ線たり得ます。

講師は生徒さんに思いが生じるように働きかけ、数百ステップのリズム造形のバリエーションによって、
認知機能と描画機能を育てていきます。

この3つの機能の発達の段階を感じ取りながら指導に当たると、
生徒さんの成長もリアルにまた分析的に評価することができます。

造形リトミック研究所
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ファース
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2126.~耐性(2)~

2126.~耐性(2)~  
「知的障害・発達障害をもつ生徒さんの 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース)

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 ・・・・明るく、楽しく、さわやかに・・・
日々を大切に過ごすためのささやかな糧となればと思います。
 

◇ワンポイント・メッセージ◇

~Elephasブログ「素敵な笑顔に」(2月5日)
・・・自信がないとすぐに「できない」とちょっと弱気なところもあるEちゃんですが、少し待つと
  「やってみる!」と前向きに。うまくできたときは、素敵な笑顔を見せてくれます・・・。

きょうのブログのEちゃん、水曜日のブログ「”やりたい”を育てる」のYちゃんと重なります。
少し待つと「やってみる!」と前向きになると言うEちゃんですが、
この少しの間に、気持ちはどのように変化するのでしょうか。

Eちゃんの気持ちの中にはいつも、「やらなくちゃ」「やらなくてはいけない」という規範意識が
あるように思われます。問題を見たときには、直観的に「むずかしそう」「できない」「やりたくない」
という気持ちが現れても、”少しの間”に規範意識が頭をもたげてきて、「やってみる!」という
発言につながるのでしょう、そんな気がします。

だとしたら講師は、Eちゃんの「やってみる!」という勇気に十分答えてあげましょう。
「やってみたら、・・・できた!」という結果がたくさん出せるように。
この経験をくり返し積んで、規範意識からではなく、チャレンジを楽しめるようになればすばらしいですね。

「よーし、やってみる!」という意欲は、耐性が備わってこそのものです。

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2125.~良き協力者~

2125.~良き協力者~  
「知的障害・発達障害をもつ生徒さんの 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース)

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日々を大切に過ごすためのささやかな糧となればと思います。
 

◇ワンポイント・メッセージ◇

~Elephasブログ「親御さんのご実家で」(2月4日)
・・・ご実家で賑やかな時間を過ごしたRくんは、自宅に戻った際、車から降りようとしなかったほど楽しかったそうです。
   またSくんは、2枚の日記に詳しくその様子を書いてきました・・・。

Rくんも、Sくんも余ほど楽しかったのですね。
きっと、祖父母様との温かいひとときがあったのでしょう。

随分と以前のことですが、祖父母様もいっしょに暮らすようになられて、
人が変わったかのように穏やかになられた生徒さんがいらっしゃいました。

それまでは、ご両親とのお忙しい日常の中、小学校受験も控え、ちょっと気持ちが不安定になっていて、
行動や言葉に荒れているところが見受けられましたが、
祖父母様との生活が始まってどの位してからだったでしょうか、
教室の中でも一番というくらい、穏やかになられました。

祖父母様との生活には、Elephasのいう”3つの愛”が、穏やかに自然に営まれていたからかもしれません。
 ・あきらめない
 ・あせらない
 ・あまやかさない

自転車乗りもお祖父様から習ったそうです。
上手く乗れなくても、決して叱らず焦らせず、毎日のように練習をしてくださったそうです。

つい最近、”子育ては協力して行われるように本能的に仕組まれている”ということを耳にしました。
正確にお伝えできないのが残念ですが、その理論に基づくと、母親の育児不安も肯定的に捉えられています。
祖父母様に限らず、借りられる手はどなたの手であれ借りて良いのです。
協力を得て、ゆとりをもって子育てをしましょう。Elephasもその一助となれればとても嬉しいことです。

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2124.~耐性~

2124.~耐性~  
「知的障害・発達障害をもつ生徒さんの 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース)

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◇ワンポイント・メッセージ◇

~Elephasブログ「”やりたい”を育てる」(2月3日)
・・・「え〜わからないからやだやだー!」「そうね、もうこれはやめようね」「やるー、やりますー」。
   こんなやり取りの後、鉛筆を持って真剣な顔になり「やった!できた!」と。Yちゃん、今までにない喜びの表情でした・・・。

この後の学校での算数テスト、とっも良い結果だったそうです。
Yちゃん、本気でがんばる経験ができましたね。

繰り上がりの足し算や繰り下がりの引き算となると、計算手順が複数化してきます。
計数や一桁同士の数の計算のように、線的でクイズのように答えられる基礎の問とは異なります。

まずは基礎の段階で、「できる」「できる」という体験を充分に積み上げることが大切です。
その後に、計算プロセスを一つずつ増やしていきます。
そして、その段階でも「できる」「できる」ということを体験させ、計算プロセスを更に一つずつ
増やしていきます。

こうして、すぐに答のでない問にもじっくりと向かう態勢(耐性)ができてきます。
「うーん、ちょっと待って…」
「まず、こうやって、次にこうやって、次にこうやって…」というように。

Yちゃんの場合は、本人の不安の中にもある「でも、やってみようかな」という意思の表れを講師が見逃さなかったことが、
Yちゃんを成長させてあげられましたね。

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2123.~視点の基準~

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◇ワンポイント・メッセージ◇

~Elephasブログ「”バッテン”発見!」(2月2日)
・・・「バッテン」の向きが、どうしても「十字」になってしまうKくん。あるとき、首を傾けて、
   「あれ?こうしたらバツになるなぁ」ということに気づいたような仕草をしました・・・。

それをきっかけに、Kくんは傾きに気をつけて「バッテン」が描けるようになり、
ひらがなもぐんぐん上達しているとのことです。

Kくん、とっても面白い気づきでしたね。
講師にとっても、実に興味深い事象です。

紙面における角度は、基準となる自身の位置が固定されていて初めて発生します。
Kくんは、「十字」の認識度が高いために、「バッテン」についても無意識に「十字」に見えるように
自身の基準を変換させていたのです。Kくんにとっては、新しく体験する「バッテン」よりも
既習の「十字」の方が安定した形だからです。

そんなKくんが、逆に首を傾けて見たら、そこで初めて「十字」が「バッテン」に見えたのです。
これまでは、無意識の角度の変換でしたが、今度は意識的な角度の変換だったのです。

そこで、”角度”ということに気づいたKくん。大きな発見です。

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2122.~より専門的に~

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◇ワンポイント・メッセージ◇

~Elephasブログ「旅行計画」(2月1日)
・・・新幹線や電車、講師が驚く程知識を持っている生徒さんが多く、T君もそのおひとりです。
   覚えたことや調べたことから出発日時と旅行先を決め、少しずつ旅行計画を立てています・・・。

列車の名前だけでなく、路線図、停車駅や通過する都道府県、
さらにはその都道府県の主要都市や特産品・観光名所など、興味は盛りだくさんとのことです。
高3のT君、かなり専門的になって来られましたね。

今は雑誌や本だけでなく、インターネットの動画でタイムリーにピンポイントで学べる時代です。
また、有効に利用すれば、関連するものやことについてより広く調べていくことも可能です。

まさに総合学習ですね。
就労されてからの活力ともなり、
イメージの旅が、何れ実際の旅となることでしょう。

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2121.Elephas サタデーブログ ~「1月第5週:心に残ったE・Blog」~

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「知的障害・発達障害をもつ生徒さんの 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース)

1月第5週のE・Blogは、「お父さんと」(1月25日up)。
みなさまは、いかがでしたでしょうか。

小1のYくんは、お父さまと2人の”電車のお出かけ”のおかげで、電車の知識にかけては、
ときに講師以上とのことでした。

お父さまの子育て協力は、すばらしいですね。
協力のお相手が、祖父母さまであったり、親戚の方であったり、親御さんのお友だちであったり、
いろいろな形がありますが、
子育ての中心はお母さまであることがほとんどです。

生活上のしつけや、発達及び教科の学習、学校生活、地域生活と、とにかくお母さまは大わらわです。
そこで、もうひとりの力強い助けてがあることは、お母さまにとってもお子さんにとっても
最高の”めぐみ”です。

お母さまには何より休息を、また良き相談相手を。
お子さんには自分の好きなことにとことん付き合ってくれるすてきな理解者を。

お母さまにゆとりと、お子さんには本当の意味での”あそび”のあることが、
安定したゆたかな子育てにつながります。

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2120.~楽しみながらも真剣に~

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◇ワンポイント・メッセージ◇

~Elephasブログ「集中」(1月29日)
・・・Kさん(19才)は主に、造形と数学を学習しています。造形の授業のあと計算問題のプリントに取り組むとき、
   はっきりと、気持ちを切り替えて集中して、取り組みます。その姿には感動させられます・・・。

教室での授業は、講師と生徒さんとの1対1のコミュニケーションの時間であるとも言えます。
生徒さんの希望や必要性に応じて講師の用意した学習プログラムを
講師からの働きかけと生徒さんの対応、また生徒さんからの発信と講師の対応というように、
双方の交流において進めていきます。

Kさんは、小学生の頃からのこのコミュニケーション・トレーニングにより、学習態勢が確実に形成され、
今ではそれが、作業態勢、職業態勢としてしっかりと身に付いていらっしゃるようです。

講師が「その姿には感動させられます」と書いておりますが、Kさんはじめ、
真剣に誠実に課題に取り組む生徒さん方の姿には、本当に”感動”があります。

昨日は埼玉県立特別支援学校高等学園・高等部職業学科・高等部分校の28年度入学者の合格発表が
ありましたが、Elephas/Elephas Plusからの受験生は全員合格されました。

Kさんの頑張っている姿と、彼らの頑張った姿とが重なります。

今はまだ年少の生徒さん方も、先輩生徒さん方のように、、
楽しみながらも真剣に何かに取り組む力が育つことを心から願っています。
しかし、焦らず、じっくりと。

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2119.~手で覚えるまで~

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◇ワンポイント・メッセージ◇

~Elephasブログ「ひも結び」(1月28日)
・・・K君、まずお弁当包み練習からです。右手側、左手側と半分で色分けされた、はりのあるバンダナを使い、
   これですぐに出来るようになりました。次にはいよいよひも、楽しく上達されています・・・。

講師の工夫が良いですね。
ひと工夫があると、生徒さんの来られるのがいっそう楽しみなものです。

生徒さんも、初めて見る2色のバンダナが机の上に出てきたら、
「えっ、これなに!」と目を引かれることでしょう。
これだけで、生徒さんの心をつかめます。

その次は、ゆっくりと簡単に操作を見せること。そこで、
「できそう、やってみたい」という気持ちを生じさせたら、OKです。

多少お手伝いをしたとしても、「できた!」というところで、
また次回、同じように練習をすることがポイントです。

2色のバンダナと「できた!」という感触が、練習効果を高めます。
手が操作を覚えるまで、ほんの短い時間の繰り返しを継続してください。

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