2110.~作業のように坦々と~

2110.~作業のように坦々と~  
「知的障害・発達障害をもつ生徒さんの 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース)

 発達支援教室エレファースでは、療育の毎日のようすをエレファースブログでご紹介しています。
 それを広く皆さまと共有できますように、本ブログでは Elephasブログにワンポイントメッセージを加えさせていただいています。

 ・・・・明るく、楽しく、さわやかに・・・
日々を大切に過ごすためのささやかな糧となればと思います。
 

◇ワンポイント・メッセージ◇

~Elephasブログ「たくさん笑顔!」(1月18日)
・・・「違いは何個?」。多くの生徒さんが戸惑う問題に新しい方法を試みたところ、
   ある生徒さんはすんなりと答えられるようになりました。指導法は何通りもあります。
   家庭学習で悩まれる前に、講師がお力添えできればと思います・・・。

学習に対する耐性が備わるまでは、スムースにできる問題を作業のように坦々とこなしていくことが学習のコツです。
殊に家庭学習ではそれが、楽しくコンスタントに学習を継続するポイントです。

親子で悩まないこと、イライラしないこと、
むずかしい、わかんない、という印象を与えないこと。

困ったら、”お教室で、先生に教わりましょう”という親御さんや生徒さんからの信頼感を得られるよう、
私たち講師は努力していきたいと思います。

※本日は安全に配慮しまして、全教室、「午前休室」とさせていただきます。
 尚、午後は開室いたしますが、ご家庭のご判断で、ご無理のないようにお気をつけ下さい。

造形リトミック研究所
>>発達障害 知的障害 Elephas/エレファース
公式サイト http://www.zoukei-rythmique.jp/

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2109.Elephas サタデーブログ ~「1月第3週:心に残ったE・Blog」~

2109.Elephas サタデーブログ ~「1月第3週:心に残ったE・Blog」~
「知的障害・発達障害をもつ生徒さんの 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース)

1月第3週のE・Blogは、「ブラインドタッチに挑戦!」(1月14日up)。
みなさまは、いかがでしたでしょうか。

ブラインドタッチの学習を始める当初、
「キーボードを見ないで打てるかなぁ。」などと、
生徒さん方は口々につぶやいていたのだそうです。

何かに挑戦しようと働きかけられて、一瞬気持ちがひるむ。
誰にでもよくあることです。

しかし次の働きかけによって、しぶしぶとでも指を動かし始めると、
プログラムは進み始めます。

ですから、はじめのステップがとても大切です。

最初は、”あいうえお”の入力から始めたとのこと。
そうですね、その5文字で”見なくても打てる”という経験をさせてあげたことが良かったですね。
早くに、小さな結果を実感できるプログラムであることが成功の秘訣です。

その次には、基礎練習を行いながらも、自身の好きなものを入力させたこと。
これも良かったですね。
・興味のあるものであれば気持ちが盛り上がり、挑戦への動機づけは高まります。
・例文を見ながら入力するのではなく、頭の中にある自分の言葉や文を入力するのですから、
 課題としてはグンとやさしくなります。

気持ちを高め(楽しい)、易しいことからのスタート、小さな結果がすぐ得られる(できた)、
学習プログラムの大切な3要素です。

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2108.~脳にも休息を~

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「知的障害・発達障害をもつ生徒さんの 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース)

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◇ワンポイント・メッセージ◇

~Elephasブログ「お休み中にも成長」(1月15日)
・・・小2のNさん、新年の授業では、しっかり数の大小を考えて、式を考えることができていました。
   中2のRさん、台紙を回転させる工夫をして、シール貼りきれいに行うことができました・・・。

Elephasのお休みは、年末28日から新年3日までのちょうど1週間でした。
お休み明けの学習がスムーズであったことの理由として、
・久しぶりの授業で気持ちがフレッシュだった
・身体の疲れがとれ、元気だった
・新年で気持ちが充実していた
などが考えられますが、もうひとつ、

年末とお正月行事で、学校や教室の学習から頭が切り離され、頭の中の整理ができた、
ということもあります。

日常でも、学習を効果的に行うためには、脳の休息時間をしっかりと確保することです。
脳の休息は、気分転換や、大きくは睡眠によって行われます。

ですから、夜遅くまで無理に学習させるよりも、
まだ理解が不十分なところが残っていても、「今日はここまでにしましょう」と決められた時刻には
就寝させることの方が学習にとっては効果的なのです。

昨日できなかったことが、今朝はできた、何てことがよくあるものです。

その意味でも、規則正しい生活は、とても大切です。

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2107.~自身に課す~

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「知的障害・発達障害をもつ生徒さんの 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース)

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日々を大切に過ごすためのささやかな糧となればと思います。
 

◇ワンポイント・メッセージ◇

~Elephasブログ「ブラインドタッチに挑戦!」(1月14日)
・・・まず“あいうえお”から始め50音を練習した後、「じゃ、自分が打ちたい内容を打ってみましょう」。
   中には、検定4級の速打ち合格にあと20字のところまで上達された生徒さんもいらっしゃいます・・・。

高校進や就労を踏まえて、ブラインドタッチの練習に取り組んでいます、とのこと。
次へ、次へと、目標を着実に設定して頑張っていらっしゃることはすばらしいですね。

中学生、高校生の時期は、記憶力も充実している時です。
この時期に、”暗記、暗記”でうんざりした経験はどなたもお持ちでしょうが、
せっかくのこの好機、記憶力もしっかりと鍛えましょう。

しかもブラインドタッチは、指先を通しての記憶です。
作業を通しての記憶は、保持性がさらに高まります。
また、記憶、再生しながら指を動かすことは、脳の機能の向上にも直結しています。

自身に目標を課し、真剣に取り組んでいる生徒さんの姿は、本当にすがすがしいですね。
日々の充実を期待しています。

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2106.~気持に響く~

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◇ワンポイント・メッセージ◇

~Elephasブログ「おばあちゃん家のおもちは丸かった」(1月13日)
・・・去年、国語のワークで学んだ、「東日本は四角いおもち、西日本は丸いおもちが多い」という話を
   K君は覚えていたようです。思いを馳せることが増えると、世界もひろがると思います・・・。

K君のおばあちゃんのお家は、大阪だそうです。
K君には、おもちの話が、すとんと、頭に入って残ったようですね。
学習したことも、頭に入って記憶に残るものとそうでないものがあります。

記憶に残るためには、まずは文意が理解できたことが前提となります。
全文ではなくても、部分的にでも良いのです。

次に理解した上で、「ふーん」、「なるほど」、「驚いた」、「感動した」、と程度の差はあれ、
気持に響くものであったこと。

さらに、どこかで復習すること。
復習と言っても、もう一度ワークを開かなくてもOKです。内容や関連することを話題にするだけで
よいのです。また例えば、スーパーでお餅を見かけたときに、「そういえば、ワークでお餅の話やっ
たな」と何となく思い出すことも、復習です。つまり復習とは、もう一度、意識に上らせることです。

記憶に残り本人の糧となる学習には、やはり知的な理解力と同時に、気持への作用が欠かせません。
ですから講師は、感性の働きを大切にしていきましょう。

K君にとってこのお餅の話は、一生記憶に残ることでしょう。
気持に響き、しかもたくさん復習していますから。
知るって、楽しいですね。

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2105.~1枚の年賀状から~

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「知的障害・発達障害をもつ生徒さんの 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース)

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◇ワンポイント・メッセージ◇

~Elephasブログ「生徒さんからの年賀状」(1月12日)
・・・ご家庭での温かな雰囲気がわかる写真、「今年も頑張ります」と抱負が書かれている文面、
   講師を気遣ってくださる言葉にとても励まされます・・・。

生徒さん方、また親御さん方、お年賀状をありがとうございました。

年賀状で新年のあいさつを交わす慣習に加わることは、社会参加のひとつです。
親御さんのお声掛けの下にある年少の生徒さん方は、年賀状にも熱心ですが、
年齢が増すと、若者の風潮に習い、年賀状とは疎遠になりがちです。

しかし、就労、就職となると、そのあたりの礼儀もしっかりと心得て実践していくことが求められます。
親御さんの手が離れる時期にある生徒さんにこそ、教室では配慮をしていきたいと思います。

その年齢の生徒さん方にとっては、暮は受験勉強やレポートで忙しい時期ではありますが、
自身の時間に追われるだけではなく、世間や社会の時間の流れに自身をを合わせることも必要であり、
社会人としての素養のひとつです。ごく近い将来に社会人となる皆さん、今年はそんな意識をもって過ごしてみましょう。

付記:就職して教室を卒業して以来、毎年年賀状をくださっていた生徒さんが、今年は自身の大きな写真入りの年賀状をくださいました。
「僕も今年40才になります」と、何かの席でお酒をたしなんだ時の写真でしょうか、少々赤ら顔で。
添えられた文章にも柔らかさが出てきました。
「・・・お陰さまで、仕事も続いて元気にやらせて頂いてます」、感謝と謙譲の気持ちも表れています。

1枚の年賀状からも、たくさんのメッセージがいただけます。

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2104.~成人の日、希望~

2104.~成人の日、希望~
「知的障害・発達障害をもつ生徒さんの 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース)

きょう成人の日、Elephasの生徒さんの中にも成人式を迎えられる方がいらっしゃいます。
おめでとうございます。

昨年は選挙権年齢が「18才以上」に引き下げられ、今年から施行されます。18才であれば、
責任のある判断が可能であるという判断に基づく決定です。

それに関連して某新聞では、世界で活躍する18才の若者をシリーズで特集しています。
「成人とは?」の質問に、「それは年齢によって区切られるものではなく、精神的な成熟によるものだと思います」と
複数の若者が述べていました。その意見には責任と貢献という意味合いが含まれていたように記憶しています。

育てる立場にある私どもとして思うのは、成人と定められている年齢が20才であるのならば、
その時点で、希望が持てる人間に成長していることを目的としたいと思っています。
希望を支えているのは、感謝の気持ちです。感謝の気持ちがあれば、思いは他者にも広がります。

現在も将来も大小さまざまな問題や壁はあるでしょう。
それら受容し、越えて行くことのできる力をそなえた、自己と他者の幸福をふまえた希望です。

そのような成長を、Elephasの生徒さん方にも大いに期待しています。

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1月第2週のE・Blogは、「砂場で描いたカブトムシ」(1月4日up)。
みなさまは、いかがでしたでしょうか。

「保育園の砂場でカブトムシのを絵をいっぱい練習してきたから」と言った、年長クラスのYくんのお話でした。

子どもにとって、遊びと学習の境界はありません。
そこに、学習の原点があります。

楽しくて楽しくて、描き続けてしまう。
描けるところがあれば、どこにでも描いてしまう。

kotoにまっすぐに向かい、集中している姿はすばらしいですね。

今や”楽しく学ぶ”という言葉は、どこででも軽く使われ過ぎてしまっています。
私たちは、”楽しく学ぶ”という言葉をより本質的に探究し、実践していきたいものです。
講師たちの記すElephas Blogでは、生徒さん方の姿を通して、そのためのたくさんのヒントを見つけることができます。

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2102.~言葉と作業~

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◇ワンポイント・メッセージ◇

~Elephasブログ「二桁割り算、クリア!」(1月8日)
・・・二桁以上の割り算は、立てる数の見当をつけて調整していくのが難しく面倒な所ですが、
   Yくんは、「デカ終わり」「チビ終わり」と、独自の言葉を生み出して見事にクリアできました・・・。

知らない人が聞いたら、何のことだかさっぱりわかりませんね。
でもYくんにとってはそれが、瞬時に理解できる自身にフィットした言葉なのでしょう。
自分で創り出した言葉ですから、それはそうですね。

数を立ててかけ算をしてみたら、「引けない、大きすぎた、だから一つ下げる」、と通常はなりますが、
この長い文を一言で表したのが、「デカ終わり」なのですね。
同様に、小さすぎたときが、「チビ終わり」なのですね。

それが楽しくて、くり返し学習できるのであれば、OKです。

言葉と作業が一致して初めて、作業は順序に則って効率よく行われます。
Yくんは、割り算の作業の意味を理解していると言えます。

そうして楽しく練習を積んでいけば、いくつが立つか見当をつける”カン”もグングンと冴えてきて、
数感覚が備わってきます。

もっともっと楽しんで、数に親しみ習熟してください。

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2101.~より豊かに~

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◇ワンポイント・メッセージ◇

~Elephasブログ「竹取物語」(1月7日)
・・・中学1年生のS君は、2学期に竹取物語を学習し古典が大好きになりました。
   冬休みの学習の希望を尋ねたところ、「もっと古典を読みたい!」とのこと。竹取物語全てを原

文で読み進めています・・・。

どこまで読み進められたでしょう。
S君独自の現代語訳を聞かせてほしいものですね。
かなり口語に近い今風な訳になり、思わず笑いが出てくることもあります、とのことです。

特殊教育というと、とかく読み書き計算に終始する傾向がありますが、
古典にまで学習が広がったのは、すばらしいことです。

初代所長は、”認知構造に翻訳する”、と常々申しておりました。
理科、社会科をはじめ、文学、歴史、自然、社会、さまざまな分野の学習も
”翻訳”により可能となることでしょう。

学習から教養へ、精神的な成長、豊かな人間性の探求をすべての生徒さんの学習において
心がけていきたいと日頃思います。

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