2659.~まだ見えない成長を~

2659.~まだ見えない成長を~
「知的障害・発達障害をもつ生徒さんの 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース)</a>

 発達支援教室エレファースでは、療育の毎日のようすをエレファースブログでご紹介しています。
 それを広く皆さまと共有できますように、本ブログでは Elephasブログにワンポイントメッセージを加えさせていただいています。

 ・・・・明るく、楽しく、さわやかに・・・
   日々を大切に過ごすためのささやかな糧となればと思います。

  ~今日のElephasブログ:「日々インプット」(10月20日)~
   

おはようございます。相模原教室の北村です。

6月に入会されたEくん。教室にも馴染んでこられました。

まっすぐ描けなかった縦線、横線が「すーっ」とまっすぐになりました。
大好きな自動車の絵は4角や丸のパーツが描く度に上達しています。

いつもジーっと見ていた??「あいうえおの歌」。
なかなか声に出せないでいたのですが、最近少しずつ発語できる音が増えてきて嬉しい限りです。

アウトプットできる成果に意識がいってしまいがちですが、
生徒の皆さんがそれぞれのスピードで日々インプットを重ねていることに感動します。

焦らずじっくり積み重ねていけるよう、共に頑張っていきたいと思います。

 
発達支援教室Elephas(エレファース)http://www.zoukei-rythmique.jp</a>

◇ワンポイント・メッセージ◇

Eくん、5か月目に入られましたね。
「すーっ」と、まっすぐに線が描けたら、気持ちがいいことでしょう。
大好きな自動車が、自動車らしく描けたら、嬉しいことでしょう。

ここまでの成果に至るまでには、見えないところで、少しずつ成長していたはず。
ちょうど、土の中での植物の生長のように。

成果がまだ目に見えなくても、お子さんが課題を注目していたり、課題に関心をもって取り組んでいるようでしたら、
必ずお子さんの中ではまだ目に見えない変化が表れています。

そこを感じながら、療育を進めましょう。
また、ご家庭ではそこを感じながら子育てを進めましょう。

造形リトミック研究所
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2658.~縦軸と横軸~

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  ~今日のElephasブログ:「将来を見据えて」(10月19日)~
   

おはようございます。相模原教室の小口です。

お教室に通われている生徒さんの年齢や目的、目標が、多種多様化している現在、
講師に求められる課題も大変多く、色々考え、対応していかなければなりません。

今抱えてる問題に対応することはもちろん大切ですが、
大人になって、自立するために、今、何をすべきかという視点も必要です。

明確な目標を立て、日々できることを続けることで、将来に対する漠然とした不安も少なくなり、
前に進むことができます。就学前、学童期、思春期、青年期から自立をめざすまで、
生活課題、進学、就労と、様々な問題と向き合い、どのような方法で対応していけばよいか、
生徒さんひとりひとりが生活の質を高められるよう、
将来を見据えた授業をしっかり行っていきたいと思っています。

 
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◇ワンポイント・メッセージ◇

縦軸と横軸。

一人のお子さんにとって、親御さんはそのお子さんについての専門家です。
誕生から今に至るまで、また学校や職場などでの日々の出来事、家庭での様子など、
お子さんのその時その時を親御さんは最もよく把握していらっしゃいます。

それに対し講師は、多くの生徒さんの成長を長い期間に亘って経験してきていますから、
子どもの成長のプロセスを縦の時間軸に沿って相対的に把握することができます。

親御さんの横軸の視点と講師の縦軸の視点とが相互に有効に機能することによって、
子育てや教育に幅やゆとり生じ、それが将来に続く、無理や無駄のない歩みへとつながります。

 

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2657.~勉強・学習~

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  ~今日のElephasブログ:「勉強、ウキウキの種を」(10月18日)~
   

おはようございます。武蔵境教室の久保田です。

なぜ、勉強するのか?

この問に遭遇することが、一年に何回かあります。かつては、講師自身も思っていました。
勉強は終わり(いつまで続くのか)も明瞭でありませんし、目標も明確(例え百点を取っても、そこで終わりになりません)ではありません。

これが、英語や、数学の図形問題や文字式、化学反応や物理の公式などになると、
何のために勉強しているのかを理解し、了解できている学生の方がめずらしいかもしれません。

人生の半分以上の時を経た今思うと、勉強だけのあの時期がとても幸せで、短い期間だったことを実感します。勉強の内容の多くも(残念ながら、全部とはいえません)、今ではとても面白く、楽しくさえ感じられます。
 
勉強を楽しく感じるウキウキの種を、「なんで勉強なんか」と感じている生徒さんのどこかに、
そっと撒くことができればと思っています。
種の入る隙間と、おくりこむチャンスを見逃さないようにと思っております。

 
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◇ワンポイント・メッセージ◇

勉強。学習。

前者に比べ、後者の方が自主性や積極性が感じられます。
「勉」は、「つとむ(つとめる)」とも読みますね。
調べるとその意味は、「むずかしさを押し切って、励む」ともあります。
「強」は、ご存知の通り「強いる」。

この2つの文字から成る、「勉強」。少々敬遠されること、肯けます。

でも、Elephasで求めているのは「学習」。学び、習い、習熟し、体得する、自身の力として生かしていく。
子どもは、楽しくなくては学ぼうとしません。いかに、楽しく学ばせ、理解へと導くか、それがElephas
の探究しているところです。

今日のElephasBlogから言葉を借りれば、
「勉強を楽しく感じるウキウキの種」の種をいかに撒き続けるか、といったところでしょうか。

 

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2656.~色、いろいろ~

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  ~今日のElephasブログ:「以前の勉強、今の勉強」(10月17日)~
   

おはようございます。武蔵境教室の亀石です。

秋の季節のものについてお話しする機会がありました。
栗、松茸、ぶどう等、色々でてきました。

数ヶ月前に色のワークで「茶色のものは何がありますか?」等の色の質問をしていたので、
そのこともお話ししながら「落ち葉は茶色だし、秋のものでもありますね」というお話になりました。

以前勉強したことを思い出しながら、
今の勉強とつなげて次のステップに進んでいければと思っております。

 
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◇ワンポイント・メッセージ◇

茶色のもの、落ち葉の茶色、秋の色。
同じ茶色でも、チョコレートの茶色と落ち葉の茶色とは違いますね。

色って、面白いですね。
色は質感を伴って、感じられます。

生徒さんとも、そんな感触を楽しみながら彩色をしています。
感性が育ってきたかどうかは、塗り方で分かります。

初めは、何でも壁にペンキを塗るように塗っていた生徒さんも、
やがて、ふんわりと塗ったり、ふわふわと塗ったり、くるくると塗ったり、バサバサと塗ったり・・・、
質感のある色を楽しむようになります。

 

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2655.~気持ちを描く~

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  ~今日のElephasブログ:「おかあさん描きたい!」(10月16日)~
   

おはようございます。武蔵境教室の加藤です。

Kくんと木製プレートの絵付けに取り組みました。
「何を描きたい?」
「おかあさん!おかあさん描きたい!」
明確な即答です。

まずプレートの輪郭を画用紙に複数取り、そこで顔の部分を練習しました。
お気に入りの一枚をお手本にして、本番スタートです。
迷いのない筆使いで木製プレートにパーツを描き、絵の具を混ぜ合わせて髪や肌の色を作り、仕上げました。
 
翌週、裏面に『Mother』の文字を描き入れ、お母さまにプレゼントした時のお二人の嬉しそうな笑顔。
幸福な一コマに同席させていただき、講師も幸せな瞬間でした。

 
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◇ワンポイント・メッセージ◇

Kくんは、小学校4年生。
「おかあさん描きたい!」とは、なんとすばらしい母子(ははこ)関係。

画用紙の上にプレートの形を写し取って、何回もお母さんのお顔の絵をそこに描いて練習したのですね。
きっといろいろな表情のお母さんが描けたことでしょう。

Kくんが気に入ったお母さんのお顔はどんな表情だったのでしょう。
人は顔を見ると、気持ちが動きます。
乳児でさえ顔の造作に反応する、という実験結果も出ています。

Kくん、にこにこしながら、おかあさんの優しいお顔を描いたのでしょうね。

 

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2654.Elephas サタデーブログ ~「10月第2週のE・Blog」~

2654.Elephas サタデーブログ ~「10月第2週のE・Blog」~
「知的障害・発達障害をもつ生徒さんの 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース)

10月第2週のE・Blogは、「やってみたらできちゃった」(10月12日)。
皆さまは、いかがでしたでしょうか。

Kくんは、小学校6年生です。
今、学習することが楽しくて仕方ないようですね。

「生徒さんは目覚めている時はいつも学んで吸収しているのだと感じました」、
講師の言葉が印象的です。

学習すること、何かを獲得すること、それが生活の中で生かされることを、
ご本人も親御さんも、喜び楽しんでいらっしゃる様子。
「学ぶ」ということの基本の形がここにはありますね。

学習を始めたばかりの幼児にもこのような様子を見ることができます。
ヒトが本来持っている、この学習する喜びをずっと持ち続けてほしいものです。

追われるばかりの学習で、この喜びが次第に薄れてしまってはとても残念です。
自らの力に即した学習課題を適切にピックアップし、楽しみながら学ばせ、
達成憾の得られる評価を与えてあげることが、本来の学習を継続させるための秘訣です。

 

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2653.~子どもの視線~

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  ~今日のElephasブログ:「省みる」(10月13日)~
   

おはようございます。武蔵境教室の伊藤です。

授業が始まる前の、空調の音しか聞こえてこないような静かな教室で、時々行っていることがあります。
いつもは生徒さんが座る椅子に腰を下ろし、背中を丸めてブース全体の様子を眺めます。
なるべく生徒さんの目線に近づくように、からだを縮こませて机やパソコンや教材を観察します。
そして目の前に、講師である私自身の姿を想像します。

授業内容や話し方、声の大きさ、話す速度、身振り、視線、表情…。
多くの生徒さんにとって、エレファースでの授業は週に1~2時間しかありません。
しかし、年齢的にも行動範囲や人間関係が限られる生徒さんにとって、
エレファースの授業や講師がその日々の生活に占める割合は、
時計であらわされる時間以上のものがあるはずです。

目の前の講師である私からは、反省点ばかりが浮かび上がります。
そしてその反省も、講師や大人の側からだけの都合の良い反省ではないかと、反省の反省を繰り返します。
そうしているうちに、その日の授業が近づいてきます。

 
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◇ワンポイント・メッセージ◇

「授業前に生徒さん側の席にからだを縮こませて座ってみる」、
イイですね。
講師には見えない、何か面白いものが見えたでしょうか。

・講師側の棚に並ぶ本や教材に興味津々で、つい席を立ちあがりたくなる生徒さん。
・飾ってある工作に気を惹かれて、算数や国語を学習していても気を逸らせる生徒さん。
・壁の掲示物にやたらと目をやる生徒さん。

「それは、後でね」という講師の声に、「じゅん・ばん」と応えながら、
生徒さんは今の学習に取り組みます。

ものへの興味、見過ごしがちなものへの関心、逸る心・・・。
講師として取り戻したいものが、生徒さんにはたくさんありますね。

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2652.~主体として生き生きと~

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  ~今日のElephasブログ:「やってみたらできちゃった」(10月12日)~
   

おはようございます。武蔵境教室の小泉です。

Kくんは毎週嬉しそうに、そしてちょっと照れくさそうに来室されます。
教室で取り組んだことをお母さまと「エレファースごっこ」と呼んで復習されているそうです。

車で来室するKくんと、色と形の認知を目指して信号を描いて色を塗ったり、
シールを貼ったりしています。歌唱造形??「信号」の歌は、テンポがよくて覚えやすい歌です。
二人で元気に歌いながら学習しています。

お母さまから「信号がわかるようになりました」とうれしいご報告もありました。
教室と通学路とご家庭、そして学校で、生徒さんは目覚めている時はいつも学んで吸収しているのだと
感じました。

最近のKくんは、さまざまな場面で「やってみよう」という意欲が出てきたそうです。
「やってみたらできちゃった」という小さな自信が、教室外でもよい効果をもたらしているなら
大変うれしいことです。

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◇ワンポイント・メッセージ◇

Elephasでの学習を始められて、数か月のKくん。
学習することの喜びに、あふれているご様子ですね。

生活をする中で、私たちの周りには情報が無数にあります。
生活の主体であるひとり一人が生き生きと感度を保っていることによって、
情報は適切に取捨選択され豊かに受け取ることができます。

「目覚めている時はいつも学んで吸収している」、その通りです。
ひとり一人が、そんな主体であること、大切ですね。

 

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2651.~個性を生かす~

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  ~今日のElephasブログ:「詩をしたためる」(10月11日)~
   

おはようございます。武蔵境教室の山下です。
小6のN君は、先日びっくりするような一面を見せてくれました。

彼曰く、「今日、学校で詩をしたためました。ほんの二編ほどです。」
初めの内は、「国語の授業で先生に書かされたんだろう。」といったくらいに考えていました。

しかし、そんな甘いことではないと後で分かりました。
国語の読解問題の解説をしているときに講師が「試練」という言葉を使ったのですが、
その言葉の意味を知っていたN君の目が突然キラキラと輝きました。

「試練! シレン! 何という良い響き、そして素晴らしい意味!」
そして、「先生、ちょっとお時間を頂き、『試練』というタイトルで一編したためてもいいでしょうか?」と言いました。

ちょっとびっくりしましたが、彼のリクエストに応えました。
するとN君は筆算用に用意してあった白無地の紙に何やらスラスラと書き始めたのです。
しばし沈黙の時が流れました。

「どんなのが出来るんだろう?」、ちょっとワクワクしていました。
やがて彼が一言、「できました」。
「どんなの? 見せて。」講師が言うと、N君はたった今したためたばかりの一編を滔々と読み上げれました。
 
試練を壁や階段に喩えるのはありがちな比喩表現ですが、それを用いていながらも、
彼のその一編は素晴らしいものでした。
講師は思いました、「彼は詩人なのだな!」。

聞き終わった講師の賞賛にN君はニヒルにはにかんでいましたが、「勉強に戻りましょう。」と言って授業の再開を促しました。
 

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 ◇ワンポイント・メッセージ◇

物語のようで、エッセイのようで、N君という一人の人物がとても興味深く面白い。
何よりも、N君の口調が特徴的で良いですね。

今日は私のコメントよりも何よりも、N君の詩をご紹介いただきたいものです。

今度は、是非・・・。

 

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2650.~経験を糧として~

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  ~今日のElephasブログ:「客観的に振り返る」(10月10日)~
   

おはようございます。西国分寺教室の髙松です。

先日初めてElephas模擬を受けた中2のK君。
今回は夏の講習の成果をはかるという目的のために受験することを決意しました。

受験当日は緊張もあり、自身の中での葛藤もあったようですが、
頑張って最後までやり抜くことができました。

模擬試験後の初めての授業では、
「作業問題はちゃんとできたよ!長い作文は字数が少し足りなかった…でも短い作文は書けた!」と
客観的に振り返ることができていました。
「本番はもっとたくさんの人数でやるんだよね。お姉ちゃんにどんな感じだったか聞かないと!」と
前向きになっていたK君。

講師はK君の素直で前向きなところ、そして辛いことがあってもへこたれない気持ちをもっているところが素晴らしいと思っています。

まだまだ課題はありますが、あと1年一緒にがんばりましょう!

 

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◇ワンポイント・メッセージ◇

そうです、そうです、初めて模擬試験を受けたK君、初めは大分緊張気味でしたね。
でも、それを乗り越えたところがすばらしい。貴重な経験となりました。

その後の授業で、上記のような振り返りができているとは知りませんでした。
しかもきちんと言葉で捉えて表現できているとは、大したものです。

これを原稿用紙に書き、少しつなぎの言葉を入れて形を整えれば、これがそのまま作文です。
ぜひ、書いてみてください。

文章にすることによってより確実に、この経験を自身の糧とすることができます。

 

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