3178.~コミュニケーション力を育てる~

3178.~コミュニケーション力を育てる~

「知的障害・発達障害をもつ生徒さんの 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース)

 ・・・明るく、楽しく、さわやかに・・・

 ~今日のElephasブログ:「面接練習」(6月15日)~

おはようございます。武蔵境教室の小泉です。

Kさんはお話し好きで、学校のことや外出したときのことなどをよく話してくれます。

ただ、背景説明や目的語が抜けてしまい、よくわからないこともありました。Kさんは今進学に向けて面接練習をしています。また、将来に備えて、コミュニケーション力アップやふさわしい所作を身に着けることに取り組んでいるところです。

そこで、先日、学校でのできごとのお話しが言葉足らずだった時、一歩踏み込んでみました。

「Kさん、先生は学校のことをよく知らないから、先生にも分かるようにお話しして」というと、最初からやり直して説明してくれました。すると、どういうことかはっきり分かりました。

もっと早く講師がこの声掛けをして、相手のことを考えて詳しく話すことを意識させていたらと反省しました。

 

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◇ワンポイント・メッセージ◇

Kさんの良いところは、お話し好きであったということ。誰かに伝えたい、共有したいという気持ちが既に備わっているということです。それに加え、学校や家庭でのKさんの生活には伝えたくなるようなことがたくさんあるということ。これは生活への参加度が高く、情報の収集量(感じる力も含め)が多いとも云えます。さらに言葉を換えれば、生き生きと生活ができているということです。

そして今教室で学んでいるのが、相手に分かるように伝える、という技術の問題ですね。講師の言葉がけで、その点もグンとよくなったとのこと。

共感力、生活力、技術力、この3つがコミュニケーション力を育てるときの大切な要素です。

 

 

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3177.~小さな一歩から~

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 ~今日のElephasブログ:「たった15分で」(6月14日)~

おはようございます。統括本部の臼井です。

早いもので、新学年が始まって2か月半が経ちました。

学習内容が少しずつ難しくなり、苦手意識を持ち始めている生徒さんもいらっしゃるようです。

とりわけ、中学1年生の生徒さんは、本格的に文法や単語の学習が始まった英語に戸惑っているようです。

先日授業を担当したM君もその1人で、「英語の宿題が分からない!」と言って持ってきました。

しかし、ポイントを押さえながら一緒に解いていくにつれ、徐々に「これは『ません』だからnotかな?」と自分で考えられるようになり、最終的には完全に自力で解くことができるようになりました。苦手だと思っていたことが、たった15分でできるようになったのです。

こうした小さな成長の積み重ねが、やがて大きな自信と確かな実力を生み出します。

生徒さんの「苦手」を「わかった!」「できた!」「楽しい!」「好き!」に変えていけるよう、今後も尽力していきます。

 

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◇ワンポイント・メッセージ◇

否定文、たった15分でできるようになったとは、M君すばらしいですね。

戸惑いから自信へ。こうした経験の積み重ねで、少し見慣れない問題でも「やってみよう」という気持ちを持つことができるようになります。まずは、小さな一歩から。ともすれば目を背けたくなる教科書や問題集に、いま一度目を向けさせることができるよう、一歩一歩学習を進めていきましょう。

 

 

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3176.~作文・面接学習を通して~

3176.~作文・面接学習を通して~

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 ~今日のElephasブログ:「丁寧に、思いを伝える」(6月13日)~

おはようございます。西国分寺教室の山下です。

高3のK君は来たる8月にAO入試を控えています。現在,毎回の授業はその準備と対策。作文練習と面接練習。作文は与えられたテーマに対し、自分の考えを簡潔にまとめ伝えていきます。K君も現代っ子のせいか、ついつい言葉遣いが会話口調・話し言葉になってしまいます。

「丁寧な言葉遣いを心がけて、相手にしっかりと自分が考えていることを伝えるよう意識しよう」。そうアドバイスしながら、焦らせずに彼自身の持つできるだけ丁寧な言葉遣いで綴るように指導します。

そして、一旦できあがった文章に目を通し、彼と講師とで交互に読み上げます。彼自身がしっくりこない箇所を訂正し,講師も彼が伝えんとする所を念頭に文がスムーズになるようアドバイスを加えます。

「自分で読んでもしっくりくる形になった。自分の伝えたいことが丁寧な言葉遣いで書かれてる」。彼自身が納得できる形にまとまった文章は、彼に笑顔をもたらします。

面接もまた然り。Q&AのQに対し、ですます調は使いながらも少々『タメ口』に近い言葉遣いで回答するK君。アドバイスを加えた後の反復練習の際、意識的に丁寧な言い方を駆使する彼の回答姿勢からは一生懸命さが伝わってきます。

「自分の言いたいことをうまく、というか格好いい言い方で表現するのが難しい」。そういう彼に伝えます、

「テクニックを使って何とかうまく言おうとするよりも、自分が誰かと会話するときに相手に分かり易く丁寧に自分の思いを伝えることを意識しよう。相手に自分の考えを正しく伝えたい,その思いが大事なんだよ」。

「相手に自分の考えを正しく伝えたいという思いかぁ…」彼の目がキラリと光りました。

現在もK君は生き生きと作文と面接の練習に臨んでいます。

 

 

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◇ワンポイント・メッセージ◇

作文も面接も、まさにそこですね、

「テクニックを使って何とかうまく言おうとするよりも,自分が誰かと会話するときに相手に分かり易く丁寧に自分の思いを伝えることを意識しよう。相手に自分の考えを正しく伝えたい,その思いが大事なんだよ」。

作文・面接学習はコミュニケーションのトレーニングであり、ひいては人間教育につながるものです。AO入試に向け、作文と面接練習を繰り返しながら、この言葉がK君の中で本当にしっくりとくるものとなることを願っています。今のK君の一生懸命さからすれば、きっとそうなられることでしょう。

 

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3175.~心理的アプローチも~

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 ~今日のElephasブログ:「一人で考えられるように」(6月12日)~

おはようございます。越谷教室の菊地です。

土曜日に通室されているKさん。来年の就職に向け、パソコンスキルの向上や各教科の学習をしています。

各教科に関しては講師の説明がなくともよくできる一方で、テキストを見て作成するパソコンの文書入力では悩むことがまだ多くあります。

「どこを一行空けるのか」「どこまで文章を打ち続ければよいのか」「どこから改行すればよいのか」

こうしたことを自分で考えさせるテキストを前に、いつも一緒に考えながら作成しています。

しかし検定の本番では、目の前に教えてくれる人はいません。

ですから、「一人で考える」ということを課題として取り組んでいます。

 

 

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◇ワンポイント・メッセージ◇

職業学科に通われているKさん。もう高3生ですね。早いものです。中学3年生の時、ものすごい成長ぶりで見事に合格を果たしたのが、ついこの間のようですが。

でも来春はいよいよ、就労。ラストスパートで、また良い結果となりますように。ことにKさん、気持ち次第で学習への取り組み姿勢が大きく違ってきますから、授業においては、心理的アプローチも大切ですね。気持ちが前向きであれば、力をグングン発揮できるタイプの生徒さんです。

 

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3173.~まずは思い出して、順序良く2~

3173.~まずは思い出して、順序良く2~

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 ~今日のElephasブログ:「まずは思い出して、順序良く 2」(6月10日)~

おはようございます。東中野教室の中山です。

小学4年生のMさん。日記や作文の指導をというお母さまのご要望にお応えし、4月から交換日記をはじめました。

「交換日記にあこがれていた」というMさんは、毎回の授業でノートを交換するのを楽しみにしています。

少しずつ講師がリードをしながら進めていましたが、最近は自ら書く分量が増えてきました。

彼女から発せられる言葉から、いろいろな感情が伝わってくるようにまでなりました。

ほとんど書けなかった作文も、200字の原稿用紙を前にする表情がにこやかです。

運動会の作文は講師と話しをしながら書き進めていくうちに、気づいたら2枚目もほとんどうめていて、自分でもびっくりして大喜び。

コピーをとると、「〇〇先生にも読んでもらって!」と。

同じ日、算数の文章題を音読するのを聞いていて、文章を理解して読んでいることが伝わってきたのには驚きました。

これからもいっしょに言葉を大切に学んでいきたいと思います。

 

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◇ワンポイント・メッセージ◇

原稿用紙に言葉を書き始めるときの気持ちは、真っ白な画用紙に筆具を下すときの気持ちに似ているように思います。いわば、どこかに飛び込むような気持ちです。

ですから時折、原稿用紙は見るのも苦手という生徒さんがいらっしゃいます。Mさんは、にこやかに原稿用紙に向かうことができるようになりましたね。すばらしいことです。

書く前の講師とのお話しが良かったのかもしれませんね。ひとりで書く時にも、自分の中で自身とお話しをしてみましょう。「何から話そうか・・・?そう、最初に〇〇したこと、そう、それから~」という具合に。まずは出来事を順番に書いていきましょう。次第にそこに、気持ちを表す言葉もついてきます。

 

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3162.~一歩一歩積み重ねを~

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 ~今日のElephasブログ:「受験を越えた時」(5月28日)~

今年度も2か月が過ぎようとしています。受験を経験して中学、高校に進学、進級した生徒さん方が、勉強面でとても力を発揮している様子には目を見張ります。

英語力をつけ、基礎クラスでトップの成績をおさめ(2位には20点以上差をつけ)、応用クラスに進んだ生徒さん、

数学の計算力があがり、ケアレスミスもなくなり、先生から出される“特問(特別に難しい問題)”を次々に解いていく生徒さん、

高校の英語と数学をしっかりと理解し、大学進学に向け着実に勉強を進めている生徒さん…。

さらに、自分に自信を持ち、勉強以外の様々なことに前向きに挑んでいく姿は、とても凛々しく、頼もしい限りです。

これから受験を迎える生徒さん、受験勉強はとても大変だと思いますが、

それを乗り越えた時、学力また心身ともに一回り成長した新しい自分になり、新しい未来が拓けてきます。

一緒に邁進していきましょう。精一杯尽力いたします。

 

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 ◇ワンポイント・メッセージ◇

教室内には、合格情報が貼り出されています。それを誇らしげに眺める、前年度の受験生の皆さん。また、「こんな学校に進学できるんだ」と希望にも感じ、「自分にもできるのかな」と不安にも感じる後輩生徒さん方。

前年度の受験生の多くが、今頃の時期は不安を抱いていました、「自分にも行ける高校あるのかな…」と。でも、皆さんそれを越えていきました。受験直前の頃には皆さん、真剣味とこれまでの努力に基づく自信とが加わりお顔つきが変わってきます。案ずるより産むが易し、一歩一歩、実行を積み重ねていきましょう。

 

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3161.~自己基準を作る~

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 ~今日のElephasブログ:「初めての定期試験」(5月27日)~

おはようございます。統括本部の福沢です。

4月から中学生、高校生になられた生徒さんも、学校生活にすっかり慣れてきたころではないでしょうか。と同時に、小学校から中学校へ、中学校から高校へと変わられた生徒さんは、これまでよりも学習内容が難しかったり、慣れない行事の準備などで疲れが出てきているころかもしれません。

それでも、授業時間に遅れないように走ってきたり、眠い目をこすりながら学習を続けている生徒さんと向かい合うと、講師もがんばらなければ、という思いになります。

中学1年生、高校1年生は、ちょうど今、新しい学校で初めての定期試験に向かいます。ここで嬉しい結果がでれば、これからの学校生活も笑顔で過ごせるでしょう。

がんばる生徒さんが笑顔でいられるように、学習内容をしっかり考えて、試験に臨めるようにしていきたいと思います。

 

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 ◇ワンポイント・メッセージ◇

早い学校では5月、そうでなければ6月の中旬に1学期の中間テストがあります。1学期の中間テストは、どちらかというと得点しやすい傾向にあります。それは、学年の始まりということでゆっくりとスタートしたこと、新しい科目ということで基礎的な導入の要素が高いこと、またゴールデンウィークや体育祭などで授業の進みが緩やかであることなどがその理由です。

テスト前の最後の仕上げを大切に、得点のアップを目指していきましょう。学年最初の考査は今後の得点の基準となりますから、自己目標を上げていきましょう。

 

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3160.~最初の目標を~

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 ~今日のElephasブログ:「走って来たんだよ」(5月25日)~

おはようございます。津田沼教室の千山です。

長いゴールデンウィークの最終日に授業がありました。

生徒さんたちのテンションはどうでしょう。

プリントを減らそうか、問題数を減らそうかと、少しゆっくり授業をすることを想定していました。

息を切らして教室に入って来たH君。

「授業に遅れないように走って来たんだよ。」

とニコニコ話す様子にやる気を感じました。

ゆっくりの授業なんて必要ありませんでした。

H君は、いつも通りにプリントをこなしました。

お母さまに
「今日、ここに来るのを楽しみにしていました。」と伺い、とても嬉しくなりました。

これからも、H君のペースに合わせた楽しい授業を心がけようと思いました。

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 ◇ワンポイント・メッセージ◇

授業を楽しみに走って教室に来るなんて、私たち講師にとってこれほど嬉しいことはありません。昨年度入会されたH君の授業は、意欲的に学習に取り組めることと自信を回復することを目標にスタートさせましたが、順調に進んでいるようですね。このペースのまま、焦ることなく進んでいってほしいと思います。そのためにも、最初のこの目標を時折確認していきましょう。

 

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3159.~個を生かす~

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 ~今日のElephasブログ:「待ってみること」(5月24日)~

おはようございます。津田沼教室の酒巻です。

描画を始めようと自由画帳を開いたとたん、突然絵ではなく漢字を書き始めたEくん。

Eくんは漢字を書くことに自信が持てず、漢字の課題プリントを目の前にするといつも憂鬱そうな表情をし、

自ら書いて見せるなど今までなかったことなので目を見張りました。

こちらが何か質問しても聞こえていないかのように一心不乱に、

それは楽しげに習った漢字をどんどん書き続けていました。

授業のプランは少々崩れますが、本人が満足するまで見守ることにしてみました。

しばらくし、タイミングを見計らって授業に戻れるよう言葉がけをしたら

「これ、とっておいてね!先生にあげる」と言いながら、きりのいいところで納得して切り替えることができました。

上手に書いた漢字を褒めた時のEくんの満面の笑みは忘れません。

個別授業だからこそできることで、

待つことも時にはその日の心理状態を把握でき、Eくんの知的欲求も満たされたのだと思います。

「これをやりたい!」と思って行動する時間の中にこそ、

言葉にできない思いやひらめきが隠れていたりするのかもしれません。

Eくんにとって苦手意識の強かった漢字ですが、最近では漢字を書くことがご家庭でも趣味のようになっているとのことです。

待ってみること…生徒さんがのびのびと学ぶことができるよう、忘れずに持っていたい視点です。

 

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 ◇ワンポイント・メッセージ◇

・・・(子ども自身が)「これをやりたい!」と思って行動する時間の中にこそ、

言葉にできない思いやひらめきが隠れていたりするのかもしれません・・・

その通りですね。すばらしい気づきです。「えっ?」と思うような行動や、「なんで?」と思うような行動に意味を見出すこと。通常の考えや道筋、自らの思いからの“ずれ”の中にこそ、未だ気づいていないものが含まれています。ひとり一人の生徒さんについてそのような意識を持って対応すれば、本当にそれぞれの個を生かすことができます。

 ※上田薫『ずれによる創造 人間のための教育』をもう一度学び直したいと思いました。

 

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3158.~言葉が育てる~

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 ~今日のElephasブログ:「大活躍です」(5月23日)~

おはようございます。津田沼教室の堀です。

4月から新しいスタートを切った生徒さんがたくさんいますね。

皆さんその生活に少しずつ慣れてきた頃でしょうか。

Sくんは、3月に支援校を卒業して4月から作業所で不要品回収のお仕事をしています。

卒業まで少しずつ挨拶の仕方や携帯電話の使い方を練習し、緊張感をもって新しい生活に臨みました。

毎回授業の最初に「お仕事はいかがですか?」と聞いていますが、

Sくんから「順調です。」という、しっかりとした返事が返ってくるようになりました。

大人っぽい返答に少し驚くくらいでした。

すると、Sくんは続けて「とても感謝されています。大活躍です。」と満面の笑みで教えてくれました。

素直で力持ちのSくんが毎日大活躍して喜ばれている姿は想像出来ます。

小学生の頃と変わらない可愛らしい笑顔が、しっかりとした自信にあふれていて、

成長されたことを大変嬉しく思いました。

 

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 ◇ワンポイント・メッセージ◇

Sくん、すばらしい働きぶりですね。「順調です」「とても感謝されています。大活躍です」、自己評価の言葉も簡潔で、気持ちがいい程です。まわりの皆さんが、「順調だね」「大活躍だね」と言葉をかけてくださるのでしょうか。回収先では、「ありがとう」ときっと喜ばれていることでしょう。感謝され、認められ、自らもその言葉と期待に応える。Sくんの働きぶりも然ることながら、ことばの力の大きさを感じます。人は、言葉によって育てられる。幼児期、学齢期の子育てや教育においても、そうありたいものですね。

 

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