3282.~かわいい子には…~

3282.~かわいい子には…~

「知的障害・発達障害をもつ生徒さんの 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース)

 ・・・明るく、楽しく、さわやかに・・・

 ~今日のElephasブログ:「他講師との授業を通して」(10月16日)~

おはようございます、武蔵境教室の萩谷です。

講習で担当講師以外の授業を受けた生徒さん方、

通常授業でいつものように授業を進めていると、

「あれ?何だか以前と違う、大人びた口調・・・」というような印象を持ちました。

しっかりしていて、ていねいで、甘えたところが少なくなっているように感じました。

いろいろな講師との授業でしっかりと受け答えができたことが、背景にあるのかな、と考えました。

生徒さん方は講習や授業を通じて、学習はもちろん、

コミュニケーション力も大きく伸ばしているのだと、改めて実感することができました。

 

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◇ワンポイント・メッセージ◇

「かわいい子には旅を」ではありませんが、いろいろなことを知っていてくれる講師とのいつもと同じ環境での授業とは異なり、初めての講師との授業の経験では多くを学ぶことができたのでしょう。いい意味での緊張もあり、ちょっと“よそ行きの自分”で対応していたのかもしれません。そのよそ行きが、自己認識を高め、成長を促したようですね。

 

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3281.~授業の面白さとは~

3281.~授業の面白さとは~

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 ・・・明るく、楽しく、さわやかに・・・

 ~今日のElephasブログ:「勉強ばっかり…」(10月15日)~

おはようございます。武蔵境教室の柿沼です。

授業の合間にある生徒さんが、ふとこんな言葉を口にしました。

「最初のころ、お母さんからエレファースは面白いからと言われて遊べると思ってきたのに、勉強ばっかりだった」、生徒さんは愚痴をこぼしただけなのかも知れませんが、その言葉が頭から離れませんでした。

学年が上がり、学習態勢が整ってきた生徒さんに対して、学習内容の理解と定着ばかりを考えていました。結果、プリント等で問題を解くことが多くなり、正解出来たら定着のためにもう一問。ちょっと難しい問題もやってみよう。と少々あせってやらせていたのかもしれません。

そこで、生徒さんの特性を見つつ、好きなこと、やりたいことを交えながら、あせらず、欲張らず、生徒さんが“面白い”と思えるような授業ができるよう工夫していきました。

やはり、「あせらない」なのですね。ゆっくりじっくり、そして欲張らない。

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◇ワンポイント・メッセージ◇

「あせらず、欲張らず」、その通りですね。Elephasの面白さは、遊びがあるからではなく、講師が冗談を云ったりアニメの話をしてくれるからでもありません。Elephasの面白さは、生徒さんが分かるための授業の工夫にあります。生徒さんが学習に行き詰まった時、「こんなやり方を試みたら」とアドバイスをしたところ、授業後に講師より、「今日は生徒さんが“もっとやりたい!”と言ってました」という報告を受けました。これこそが、Elephasの面白さです。

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3280.~文字を書く~

3280.~文字を書く~

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 ・・・明るく、楽しく、さわやかに・・・

 ~今日のElephasブログ:「丁寧に」(10月14日)~

おはようございます。武蔵境教室の塩谷です。

10月も半ばとなり、あと3カ月もなく今年も終わるのかと思うと少々焦りを感じています。しかしながら、4月から運動会、遠足等の行事を終え、暑い夏を乗りきり、着実にたくましくなっていく生徒さんの姿を見て成長を感じ、講師としても嬉しく思う今日この頃です。

生徒さんの中には字をなかなか綺麗に書けず、せっかく答えは合っていても○がもらえないことがあります。字を綺麗に書くことが苦手な場合、字を書くたびに注意をし続けるとやる気をなくすのではないかと危惧します。しかし、そのことで点をもらえないのは生徒さんもかわいそうです。

そこで、たくさんのプリントをするのではなく、1枚のプリントを丁寧に仕上げることに取り組みました。A4の紙1枚に、その月に学習する内容を複数の教材から選び出し、授業毎にプリントを用意しています。1枚の紙に予習復習の内容を盛り込むことでシンプルな教材ができます。

生徒さんにも分かりやすく、かつ綺麗な字を書くことを意識しやすそうです。

 お一人ずつ課題がありますが、講師としても工夫をしながら、授業が充実するように日々心掛けています。

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◇ワンポイント・メッセージ◇

「たくさんのプリントをするのではなく、1枚のプリントを丁寧に仕上げることに取り組みました」、良策ですね。子どもの文字は、“綺麗な字“でなくとも、”一生けんめいに書いた文字“である、ということがよくあります。教室には、まだ巧緻性が充分に備わっていない段階で、文字学習に取り組む子どももいます。マスからはみだしても、バランスが悪くても、撥ねるべきところを撥ねていなくても、一生懸命に書いています。すぐには点数に結びつかなくとも、誰かがそこを評価してあげたいものですね。気持ちを込めて工夫した講師のプリントも、そんな思いの表れだと思われます。

 

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3279.~感性が育つ(2)~

3279.~感性が育つ(2)~

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 ~今日のElephasブログ:「季節を感じる」(10月12日)~

おはようございます。武蔵境教室の大竹です。

エレファース武蔵境教室では、壁を春夏秋冬にあわせて飾り付け、また、玄関付近のテーブルには四季折々の工作をディスプレイしています。

特に私たち大人は、日々の生活に追われ、月が変わるタイミングや、新しい季節の到来を愛でることを忘れがちですが、お通いの生徒さん方は、壁や玄関付近のテーブルの様子が変わったことにいち早く気づいてくれます。

生徒さん「あっ、きのこだ!」

お母さま「そうだね、秋だから、ぶどうやきのこになったね。」

待合室からは、そんな親子の会話が聞こえてきました。

時には、生徒さんから

「次の季節の飾りは何になりますか?」

「次の工作は何ですか?」と聞かれたり、

「次は〇〇が良いです!」とアイディアを頂いたりすることもあります。

季節に興味を持ち、ディスプレイも良く見てくださっている、と思うと本当に嬉しくなります。

 

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◇ワンポイント・メッセージ◇

きのうに続き、きょうもディスプレイのお話。生徒さんも親御さまも、工作を楽しんでくださるのはとても嬉しいことです。「あっ(感嘆)、きのこだ!」「そうだね(共感)、秋だから、ぶどうやきのこになったね(共感)。」、日常の中にこんな会話があることはすばらしいことです。慌ただしく流れてしまいがちな日々の中でも、親子で気持ちを通わすひとコマは気持ちを豊かにしてくれます。しみじみ思うこと、本物の言葉を育ててくれます。

 

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3278.~感性が育つ~

3278.~感性が育つ~

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 ~今日のElephasブログ:「工作が物語をつくる」(10月11日)~

おはようございます。武蔵境教室の伊藤です。

武蔵境教室では、玄関を入ってすぐ左手に工作を飾っています。

生徒さんが教室に入ってきます。

初めての工作を見たときの生徒さんの反応は、とても楽しいものです。

ウサギやクジラがしゃべりだし、物語がはじまります。大きな虫の音が聞こえてきたりもします。

秋の工作、リスとキノコ。

赤・黄・橙・茶、色とりどりの落ち葉を画用紙で作り、キノコが生えている地面を華やかにしました。

リスにドングリを持たせたりもしました。

ひととおり飾りつけが終わると、床に膝をついて、生徒さんの目線になって全体を再確認します。

キノコの奥にいるリスが見えにくくなっています。

画用紙で木の切り株をつくり、その上にリスを置いて見やすくします。

落ち葉の色が多すぎるかな、とも思いましたが、そのままにして生徒さんを待ちました。

生徒さんが教室に入ってきました。

もう秋なんだね、キレイだね、と親御さまの声は聞こえるのですが、生徒さんの反応はほとんどありません。

色の多い華やかな飾りつけが、かえって生徒さんの意識を分散させてしまったのかもしれません。

シンプルな飾りつけの方が、余白が多い方が、リスやキノコの物語がふくらみやすかったのかもしれません。

床に膝をつくだけでは生徒さんの目線にはならないことを、あらためて痛感しました。

 

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◇ワンポイント・メッセージ◇

「色の多い華やかな飾りつけが、かえって生徒さんの意識を分散させてしまったのかもしれません」、・・・いいえ、生徒さんは見とれていて言葉がなかったのかもしれません。リスときのこ、思った以上に相和して何とも秋らしい世界を作り出しているのに、驚いています。それぞれの教室で飾り付けをする講師ひとり一人にそんな感性が備わっていることをとてもうれしく思います。親御さまの歓声も歓迎です。その声を聴いて、子どもたちには感性が備わっていきます。「秋」、辞書で引いた説明ではなく、「もう秋なんだね」というイントネーションや感情を伴う言葉によって、私たちは秋の意味を感じ取ることができるのです。

 

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3277.~他者性~

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 ~今日のElephasブログ:「喜ばせる喜び」(10月10日)~

おはようございます。武蔵境教室の小泉です。

病欠のМ講師の代行授業をしました。

慣れない講師に緊張しつつも、ご自宅では気が重くて取りかかれなかったプリントに自ら手を伸ばした生徒さん。

ささっと仕上げて全問正解。その後も快調に課題に取り組んでいきました。

途中疲労が少し見えましたが、

「これすごくよくできたからМ先生に見せてもいい?」と尋ねると、またもや力が出ました。

授業の最後に「ぼくМ先生にお手紙を書く」とのことで、紙を手渡すと迷いなく書き上げました。

「М先生、いつもべんきょうおしえてくれてありがとう。これからもおしえてください。ちなみにびょうきはだいじょうぶですか?」

お母さまからも「いいお手紙」とほめられました。

生徒さんにはよく、「お母さまに見ていただきましょうね」と声がけします。

お母さまに喜んでもらえるということは、生徒さんにとって、学習における大きなモチベーションになります。

今回それに加えて感じたことは、講師を喜ばせることも生徒さんの大きな喜び、モチベーションであるということです。

 

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◇ワンポイント・メッセージ◇

環境の変化への対応が難しい生徒さん方が、緊張しながらもよく学習に取り組まれましたね。その意味では、今回とても良い経験をなさいました。その上に、先生を喜ばせたいと思いからの頑張り、さらに加えて、先生へのお礼とお見舞いのお手紙、心がよく育っていらっしゃいますね。褒められることで、子どもは育ちます。しかし“誰かが喜ぶことを自身が心から喜べること”は、“褒められたい”という気持ちよりもより上位の感情(在り方)です。そんな在り方が、自然に育っていることは本当にすばらしいことです。

 

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3276.~時間軸の中で~

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 ~今日のElephasブログ:「スケジュール、目で確認」(10月9日)~

おはようございます。統括本部の臼井です。

運動会や合唱コンクール、校外学習など、2学期は行事が多く忙しい学期です。

中学生の場合、ここに部活動や定期テストも入ってくるため、かなりハードなスケジュールになります。

そこで、生徒さんひとり一人とスケジュールを確認し、一緒にテスト勉強の計画を立てています。

「体育祭から中間テストまで、2週間しかないんだね」

「1学期、2週間前から提出物をやり始めたら、終わるのがギリギリで大変だったよね。今回は、もっと余裕を持ってやりたいね。」

「じゃあ、3週間前からやればいい? でも体育祭直前だから、練習で疲れちゃってできなさそう……」

「そうかもしれないね。じゃあ、今からやり始めるのはどうだろう? そしたら、体育祭直前はできなくても、テストまでには間に合うんじゃない?」

「今から?! ……でも確かに、体育祭が終わってからじゃ、時間が足りないよね」

生徒さんたちも2学期が忙しいのは分かっていますが、実際にスケジュールを目で確認しないと、なかなか実感が湧かないようです。

先のことを具体的にイメージし、対策を考えることは、勉強だけでなく生きていく上で大切なことです。まずは一緒に、いずれは自分で考えることができるよう、指導しています。

 

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◇ワンポイント・メッセージ◇

ビジネスマンには手帳が必須と言われますが、生徒さん方においても同様ですね。決められた量の仕事を期限のある中でこなしていく必要があるのですから。しかもそこには、いろいろな条件が加わってきます。毎日が同じではありません。自身の体力を計算に入れていくことも必要です。「体育祭直前だから、練習で疲れちゃってできなさそう……」、これも立派な体力の計算です。生徒さんがこんな視点を持てることは、すばらしいですね。時間軸の中に、さまざまな外部的条件と自身の条件を乗せていく、これを意識的に行うのが計画です。計画を立てたら、あとは実行です。自ら立てた計画であれば、やる気もアップしますね。

 

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3275.~日々コツコツと~

3275.~日々コツコツと~

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 ~今日のElephasブログ:「受検日、もう間近」(10月8日)~

おはようございます。統括本部の中山です。

2学期もひと月を経、受検日を間近に控えている就業技術科志望の生徒さん方の成長ぶりはとても嬉しく、

本番に向けて気が引き締まる思いでいます。

Мさんは特に面接と作文で前回に注意したことを確実に身に着けようと

プラス思考で努力を重ねています。

Aさんは作文、特に30文字の出題パターンの練習が好きで

独自性の中にも答案としての方向性を正しく身に着けることができはじめています。

このパターンの練習には他の多くの皆さんも慣れてきて、

講師も出題に更に工夫をしようと毎日思いついたことばを手帳にメモして授業の準備をしています。

受検生のみなさんのことを思うと、みなさんの笑顔が浮かびます。

みなさんの努力が実を結びますように、入試本番に向けて、またその先の未来の笑顔も思い浮かべて

毎日を共に歩みたい、そんな思いで今日も授業の準備をしています!

 

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◇ワンポイント・メッセージ◇

9月、10月、就業技術科及び職能開発科の受検日はもう間近です。本番に向けて、生徒さん方は受検準備の仕上げに余念がありません。この時期になると毎年、教室の空気が変わってきます。受検性の皆さんの顔つきにも真剣さが出てきます。ここからは心理的な安定も図りながらも、まだまだ諦めずに日々コツコツと学力に磨きをかけていきましょう。

 

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3273.~アレンジ、工夫~

3273.~アレンジ、工夫~

「知的障害・発達障害をもつ生徒さんの 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース)

 ・・・明るく、楽しく、さわやかに・・・

 ~今日のElephasブログ:「喜んで楽しそうに」(10月5日)~

おはようございます。国立教室の山下です。

「けいおうせん」,「けいようせん」…何となく似ている発音だと思いませんか?

電車が好きで度々お友達と遠方へ乗りに出かけるUさんは毎週エレファースへ通うことを楽しみにしてくださっています。

教室へ入ると一番に日記のHWを提出されます。

そこには何曜日に誰とどの路線で,どこまで行ったかが記録されています。

そして授業プログラムの一つとして、電車の駅名リストアップを行います。

漢字書字,漢字音読,社会科など幾つかの目的を含む複合課題です。

中央線,京王線…講師と一緒に勉強するようになった最初の頃はこの2つでした。

ある日,Uさんが

「けいおうせん」と言ったのを講師が「けいようせん」と聞き間違え,思わず「Uさん,京葉線はないんだよ」と言いかけた途端ふと思いました。

「そうだ,なければ作ればいいんだ!」

その日の授業の最後にUさんに聞いてみました。

「Uさん,次回は京葉線を新しく作ってこようかと思うんだけど,あったらやる?」

Uさんはにっこり、首を縦に振りました。

早速,次の回に新作「京葉線」を行ってみた所,Uさんは喜んで,張り切って取り組まれました。

今では「中央・総武線」「武蔵野線」…と増えていってます。

授業でこればかりではもちろんないのですが,喜んで楽しそうに新作に取り組まれるUさんの姿を見て、他の課題の新作についても「あぁしてちょっと変えてみようか」とか「あそこ少し変えればやりやすくなるんじゃないかな」といろいろ考える今日この頃です。

発達支援教室Elephas(エレファース)

 

◇ワンポイント・メッセージ◇

教材を工夫しアレンジすることは、講師にとってとても楽しいことです。教材用意を楽しめてこそElephasや朗豊の講師である、と云ってもよい程です。講師が楽しめれば、生徒さんも楽しめます。初代の所長も申しておりました、「良い教材ができた時は、生徒さんが来るのがとっても楽しみだ!」と。“喜んで楽しそうに”、Elephasと朗豊の教室はいつもこうありたいものです。

 

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3272.~穏やかに~

3272.~穏やかに~

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 ~今日のElephasブログ:「3桁計算に挑戦中」(10月4日)~

おはようございます。越谷教室の菊地です。

Fくんは、楽しく教室に通っていらっしゃいます。

1時間の授業をしっかりと聴き、解答のミスもほとんどなく、字もきれいに書こうという意識を持っています。

今、3桁になる計算に挑戦しています。

Fくんはいつもと同じようにスラスラと解いていますが、ここでめずらしく間違いをしました。

それは、「繰り下がりをした後に、1を引く」ことを忘れてしまうことです。

たとえば「13-9」の時、「4」ではなく「14」となってしまうのです。

借りてきたこと、借りてなくなったことを忘れてしまうようです。

 

繰り下がりには加減などの計算の手順もありますが、計算のミスがないFくんは、単純に「書き忘れた」ことによるミスだと講師は判断し、ブロックを使い、補助線を必ず書くことを一緒に確認しました。

個別指導では、「出来ない」ことや「間違えた」ことについて「なぜこの答えなのか」を判断し、それに応じた対策をすることができます。いつもアンテナを張って、本人の学習の手立てを探しています。

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◇ワンポイント・メッセージ◇

Fくんは、小学2年生です。すばらしい学習態勢ですね。幼児や小学校低学年の生徒さんの課題の半分は学習態勢の形成にあると言っても過言ではありませんが、Fくんのご家庭ではお子さんのペースに合わせて穏やかに家庭学習を進めてこられたのでしょう。教室での1時間を学習態勢作りにではなく、学習内容に集中できているようですね。理想的です。お子さんの躓きや遅れを感じると親御さんはついつい慌てて子どもに無理をさせてしまいがちですが、無理は子どもの学習嫌いへと直結してしまいます。急がば周れ、焦らずに、家庭学習は穏やかに坦々と進めていきましょう。

 

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