3290.~基礎は強み~

3290.~基礎は強み~

「知的障害・発達障害をもつ生徒さんの 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース)

 ・・・明るく、楽しく、さわやかに・・・

 ~今日のElephasブログ:「スラスラ、嬉しい!」(10月28日)~

おはようございます。所沢教室の佐藤です。

先日、「基本の大切さ」を実感した場面がありました。

Yくんと、十の位、百の位の繰り上がり・繰り下がりがある筆算をしていた時のことです。

久しぶりに筆算をしているのを見ましたが、これまでの積み重ねの成果なのでしょう、

以前よりも格段にスラスラと計算していました。

そして何よりはっとしたことには、少し微笑んでいて表情が生き生きとしていたのです。

「スラスラできて、嬉しい!」という気持ちが伝わってきました。

今のYくんにとっては簡単な一の位の繰り上がり・繰り下がり。

でも、習得するまでは 大変な苦労をしていました。 

それを乗り越え努力を続けていくことで、

より難しい計算も自信を持って出来るようになったのですね。

Yくんの微笑みが心に残りました。

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◇ワンポイント・メッセージ◇

一の位の繰り上がりが分かれば、十の位の繰り上がりも、百の位の繰り上がりも分かる。そうですね、その通りですね。基礎ができていることは、本当の強さとなります。基礎があってこそ、上に積み重ねていくことができます。Yくんの微笑み、「できること」が本当にうれしかったのでしょうね。

 

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3289.~話題を通して~

3289.~話題を通して~

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 ~今日のElephasブログ:「時事への関心」(10月26日)~

おはようございます。所沢教室の鹿間です。

政治と経済に詳しい中学2年生のTさん。最近は消費税に関心があるようです。

ある日、「先生は増税前に何か買い溜めをしましたか?」と聞かれました。

「置くスペースがないのであまり買っていません」と答えると、

「そうなんですか?僕はトイレットペーパーなどを買っておくように母に言いました」とのこと。

講師よりしっかりしています。

そんな話をした後、消費税についてのテキストに取り組みました。

内容の理解はできており、問にも正確に答えられています。

軽減税率にも詳しくて、どんな物がどんな時に対象になるのかもきちんと把握していました。

とても素晴らしいことです。

Tさんの興味は幅が広く、時には「水道の民営化についてどう思いますか?」「次の選挙には行きますか?」など様々なことを聞いてきます。

Tさんの質問に答えられるように毎日ニュースを見たり読んだりして講師も勉強しておきますね。

 

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◇ワンポイント・メッセージ◇

Tさん、なかなかの論客ですね。何かに関心を持てるとは、生き生きと生活をしている証です。話題を通して、他者とのコミュニケーションを図ることができますね。しかし同年代同士では、ちょっと話題が噛み合わないこともあるかもしれません。それに対し、講師とは対話を楽しむことができ、満足感を得、講師への信頼も深まり、その分教科学習もスムースに進められているようですね。

 

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3288.~自力で挑戦~

3288.~自力で挑戦~

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 ~今日のElephasブログ:「あなたの長所は何ですか?」(10月25日)~

おはようございます。所沢教室の吉住です。

受験や就職へ向けての数ある質問の中に、「あなたの長所は何ですか」というものがあります。

ある生徒さん、受験へ向け学校に提出すべき書類を持参されました。

「長所の欄、もっと書き込むようにと指導されたのですが、これ以上思いつかないんです」と、

目に涙をいっぱいにためています。

講師からは、まだまだ良い所が沢山見えます。それを伝えると、

「書き直せそうです」と、ホッとした笑顔になりました。

意外と自分の長所は見えないものかもしれません。

また、回りの方も身近すぎて思っていても言葉にしていない長所があるかもしれません。

「あなたの長所は?」の質問を良い機会に、ご家族や回りの方達に沢山の長所を見つけてもらうと、楽しい時間になりますね。

 

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◇ワンポイント・メッセージ◇

「(自分の長所が)これ以上思いつかない」と涙をためている生徒さん、純真なのですね。学校の先生の指導に一生懸命な態度、自分の長所を並べ連ねることのできない謙虚なところ、それ自体が長所です。受験に向けて、生徒さん方の意識は日に日に高まってきています。殊に高校受験は多くの生徒さんにとって、初めての挑戦です。当日は、他者(ひと)を頼らず自力で臨むしかありません。涙の出るほど緊張したり、不安になることもあるかもしれません。でも、自分を越え成長できる大きなチャンスです。たくさんのサポートに気持ちを強め、頑張っていきましょう。

 

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3287.~中学受験~

3287.~中学受験~

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 ~今日のElephasブログ:「学習、集中!」(10月24日)~

おはようございます。所沢教室の小山です。

5年生のS君。

国語、算数の教科学習を中心に、平日の夜、2時間続きの授業に取り組んでいます。

ご自宅から一時間かけて来室されるので、

夕飯は9時近くになってしまうそうですが、集中して学習しています。

5年生になって内容が難しくなってきたこともあり、時々「もうやだ!」と嘆くこともありますが、

そんな時は、折り紙やブロックなど具体物を使って、理解を促します。

作業は、行き詰まった時の気分転換にもなります。

途中、トイレに立つことさえ拒否して、没頭するS君。

中学受験まであと一年以上ありますが、

息切れしないように準備を進めていきたいと思います。

 

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◇ワンポイント・メッセージ◇

S君、すばらしい集中とがんばりですね。難しい問題に閉口した時は、誰でも「もうやだ!」と嘆きたくもなりますよね。でもそこでの、気分転換がすばらしい。その後に、また課題に没頭できるとは。適度に楽しみながら、息を抜きながら、中学受験の長丁場を乗り切っていきましょう。

 

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3286.~作業に取り組む~

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 ~今日のElephasブログ:「何でも描けるよう」(10月23日)~

おはようございます。所沢教室の増原です。

社会人のD君。

制作では、線を意識しながら、長い直線と曲線を切ることができました。

以前は、1度切りでもパーツの絵柄が切れてしまうことがありました。

自ら机の上の工作ゴミを集め、卓上ゴミ入れに入れます。

以前はゴミ入れを机の上で逆さにし、ゴミを出してしまうことがありました。

視線を外さずに課題に取り組めるようになったため、30個のシールマッチングも

あっという間にやり終えるようになりました。

終わりの時間になり「今日はこれでおしまいです。さようなら。」とあいさつをすると、

壁の時計を見て時間を確認してから席を立ちます。

但し、リュックを背負ってから名残惜しそうに再び席に座ろうとすることもあります。

 

小学生のころから長い期間エレファースに通われ、ゆっくりでも着実に理解が深まっていることを

とても嬉しく思います。

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◇ワンポイント・メッセージ◇

D君、作業性が随分高まりましたね。作業の目的と順序性を体得出来てきたのでしょう。それと共に、作業技術も向上されたようですね。時間への意識も、すばらしいですね。集中して行った授業の後でもまだ”名残惜しそう“とは、楽しんで取り組んでいらっしゃるようで何よりです。

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3286.~作業に取り組む~

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 ~今日のElephasブログ:「何でも描けるよう」(10月23日)~

おはようございます。所沢教室の増原です。

社会人のD君。

制作では、線を意識しながら、長い直線と曲線を切ることができました。

以前は、1度切りでもパーツの絵柄が切れてしまうことがありました。

自ら机の上の工作ゴミを集め、卓上ゴミ入れに入れます。

以前はゴミ入れを机の上で逆さにし、ゴミを出してしまうことがありました。

視線を外さずに課題に取り組めるようになったため、30個のシールマッチングも

あっという間にやり終えるようになりました。

終わりの時間になり「今日はこれでおしまいです。さようなら。」とあいさつをすると、

壁の時計を見て時間を確認してから席を立ちます。

但し、リュックを背負ってから名残惜しそうに再び席に座ろうとすることもあります。

 

小学生のころから長い期間エレファースに通われ、ゆっくりでも着実に理解が深まっていることを

とても嬉しく思います。

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◇ワンポイント・メッセージ◇

D君、作業性が随分高まりましたね。作業の目的と順序性が体得出来てきたのでしょう。それと共に、作業技術も向上されたようですね。時間への意識も、すばらしいことですね。集中して行った授業の後でもまだ”名残惜しそう“とは、楽しんで取り組んでいらっしゃるようで何よりです。

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3285.~絵を通して~

3285.~絵を通して~

「知的障害・発達障害をもつ生徒さんの 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース)

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 ~今日のElephasブログ:「何でもかけるよ」(10月22日)~

おはようございます。所沢教室の榎戸です。

「きょうも なんでも!かこうね」

椅子に座ると、バンザイポーズをしながらニコニコ笑顔のNちゃん。

幼稚園の年少さんです。

「なんでも!」とは・・・

 

先月動物園に行ったお話から、キリンを描きました。

「葉っぱたべてたよ」とのことで、木を描き入れて舌を長く伸ばしたキリンさん。

もう一枚は「お水を飲むときはこうやって」と脚を広げ首は下向きに描きました。

「コップはおうちにある?おうちも描かなきゃ」と大きいお家も描きました。

「なんでも描けるよ」との講師の声掛けに「なんでも?」と少し考え込んでいたNちゃん。

翌週はリスを描きました。

「バナナをたべてるのにする」「リスは前足でバナナをもって食べるよ」

(木の実と言いたいところですが、ここはバナナで)

正面向きの立っているリスを描きました。その後は図鑑で見つけた向かい合っているリス。

横向きです。それも対象に向かい合っているリスさん。

描き上げると「なんでもだねー」と拍手です。

一瞬何のことだろうと思いましたが、すぐに納得。

「なんでも(どんなポーズでも)描けるよ」を覚えていたのです。

今は動物を「○○しているところ」と変化させることを楽しんでいるNちゃん。

そんな時間を一緒に過ごせることに感謝しています。       

 

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◇ワンポイント・メッセージ◇

きょうのNちゃんも、本当に楽しそうですね。こどもの絵には、お話がいっぱいです。ことばで表現していることが、次々に絵に変わっていきます。子どものそんな表現への思いを造形リトミックの絵かきうたは、かなえてくれます。絵を通して子どもの心の中を私たち大人が見られることは、すばらしいことです。絵からは、子どもの言葉や気持ちの動きが聞こえてくるようです。

 

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3285.~「直角」を経験~

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 ~今日のElephasブログ:「直角隊長!」(10月21日)~

おはようございます。東中野教室の渡邉です。

2年生のAさん、ブースや教室の中で直角の探検をします。

パーテーションの角、プリントの角、上を見上げて天井の正方形の模様など

講師の手を引き、いろいろなところに直角を発見。

「直角探すの名人ね。Aちゃんは直角隊長だわ」、隊長の任命に嬉しそうです。

それから講師が隊員の役になり角を探して、直角かどうか隊長が調べるという

ごっこ遊びに発展します。

PCのディスプレイ枠の角を指し、「隊長!直角見つけました。」

ところが、「ブッブー違う。 これは直角ではない。」

「どうしてですか?」

「よく見て、角が丸いだろう。」

「なるほど~ さすがですね隊長!」

言葉遣いも隊長になりきっています。

探検は終わりにして、5つの四角形のなかから長方形をさがすプリント学習をします。

隊長と隊員の立場は継続、ものさしを使って、直角と辺の長さを真剣な表情で調べます。

そして一つずつ、長方形か違うのか理由を隊長の生徒さんに説明してもらう形式で進めます。

学習したことを言葉で説明することで、より理解が深まります。

いつもと立場を変えた学習、生徒さんのワクワク感が伝わる授業でした。

 

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◇ワンポイント・メッセージ◇

「立場を変えてのワクワク感」、本当にAさん、楽しそうでしたね。この学習の中で、「直角」という言葉を何回も使えたことでしょう。このブログの中でさえ、「直角」の言葉が7回は出てきていますから。生徒さんにとっては、「直角」という言葉さえ多くは初めての経験です。まずは言葉に親しみ、その上で「直角」を感覚的にたくさん経験していく、…とても良い学習ができましたね。

 

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3284.~それぞれの視点から~

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「知的障害・発達障害をもつ生徒さんの 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース)

 ・・・明るく、楽しく、さわやかに・・・

 ~今日のElephasブログ:「成長」(10月19日)~

おはようございます。東中野教室の新野です。

時折、季節講習や代行授業などで、以前担当していた生徒さんとお会いすることがあります。

久しぶりに授業をしてみると、その成長ぶりにいつも驚かされます。

小学生の時に担当だったHちゃん。

字や文章を書くことが少し苦手だったのですが、半年ぶりに授業をしてみると、

とても丁寧にしっかりと書けるようになっていました。

「Hちゃん、字がとても上手になったね!」

「そりゃそうですよ?中学生なんですからね!」

「すごいな?すっかりお姉さんだね。」

「先生もしっかりして下さいね!」とHちゃん。

受け答えや身のこなしも何となく大人びて…

当時は受験期の担当だったので、なかなか余裕のある会話は出来ず。

中学校生活の話を楽しそうにするHちゃんの成長を感じ、話が盛り上がった楽しいひと時でした。

 

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◇ワンポイント・メッセージ◇

岡目八目、碁を打っている本人よりも傍から見ている人の方が八目先を見ることができるという意味ですが、子どもの成長や変化、学習の成果においてもそれは云えます。場所的にも時間的にも間を置いた方がよく見えることがあります。毎日お子さんと接している親御さまよりも、一週間毎に接している講師の方が見えるものもあります。またHちゃんの例のように、半年ぶりであるからこそ見えるものもあります。それぞれの視点から見られる、子どもの小さな成長、大きな成長を大切にしていきましょう。

 

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3284.~それぞれの視点から~

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 ~今日のElephasブログ:「成長」(10月19日)~

おはようございます。東中野教室の新野です。

時折、季節講習や代行授業などで、以前担当していた生徒さんとお会いすることがあります。

久しぶりに授業をしてみると、その成長ぶりにいつも驚かされます。

 

小学生の時に担当だったHちゃん。

字や文章を書くことが少し苦手だったのですが、半年ぶりに授業をしてみると、

とても丁寧にしっかりと書けるようになっていました。

「Hちゃん、字がとても上手になったね!」

「そりゃそうですよ?中学生なんですからね!」

「すごいな?すっかりお姉さんだね。」

「先生もしっかりして下さいね!」とHちゃん。

受け答えや身のこなしも何となく大人びて…

当時は受験期の担当だったので、なかなか余裕のある会話は出来ず。

中学校生活の話を楽しそうにするHちゃんの成長を感じ、話が盛り上がった楽しいひと時でした。

 

 

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岡目八目、碁を打っている本人よりも傍から見ている方が八目先を見ることができるという意味ですが、子どもの成長や変化、学習の成果においてもそれは云えます。場所的にも時間的にも間を置いた方がよく見えることがあります。毎日お子さんと接している親御さまよりも、一週間毎に接している講師の方が見えるものもあります。またHちゃんの例のように、半年ぶりであるからこそ見えるものもあります。それぞれの視点から見られる、子どもの小さな成長、大きな成長を大切にしていきましょう。

 

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おはようございます。東中野教室の新野です。

時折、季節講習や代行授業などで、以前担当していた生徒さんとお会いすることがあります。

久しぶりに授業をしてみると、その成長ぶりにいつも驚かされます。

 

小学生の時に担当だったHちゃん。

字や文章を書くことが少し苦手だったのですが、半年ぶりに授業をしてみると、

とても丁寧にしっかりと書けるようになっていました。

「Hちゃん、字がとても上手になったね!」

「そりゃそうですよ?中学生なんですからね!」

「すごいな?すっかりお姉さんだね。」

「先生もしっかりして下さいね!」とHちゃん。

受け答えや身のこなしも何となく大人びて…

当時は受験期の担当だったので、なかなか余裕のある会話は出来ず。

中学校生活の話を楽しそうにするHちゃんの成長を感じ、話が盛り上がった楽しいひと時でした。

 

 

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岡目八目、碁を打っている本人よりも傍から見ている方が八目先を見ることができるという意味ですが、子どもの成長や変化、学習の成果においてもそれは云えます。場所的にも時間的にも間を置いた方がよく見えることがあります。毎日お子さんと接している親御さまよりも、一週間毎に接している講師の方が見えるものもあります。またHちゃんの例のように、半年ぶりであるからこそ見えるものもあります。それぞれの視点から見られる、子どもの小さな成長、大きな成長を大切にしていきましょう。

 

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3283.~それぞれの言葉~

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 ・・・明るく、楽しく、さわやかに・・・

 ~今日のElephasブログ:「Nくんと共に成長」(10月18日)~

おはようございます。東中野教室の藤生です。

「先生、ゆっくり話してもらえませんか?Nはあまりたくさんの言葉は聞き取れないと思います。」

3年前、Nくんのお母さまはこうおっしゃいました。

Nくんを担当して間もなくの頃で、いろいろなことを教えたくて、つい自分のペースでNくんに話しかけていたことに気づきました。

それからはまず、Nくんの話をじっくり聞くことを第一に、Nくんのペースに寄り添いながら授業を進めていきました。

Nくんは中学1年生になり、授業では得意な絵や工作もますます上達し、勉強にもしっかり取り組んでいます。

先日お母さまから「教室に行くのを毎週楽しみにしているようです。いつもNの意欲を引き出してくださりありがとうございます。」と嬉しいお言葉をいただきました。

Nくんが今、生き生きと自信に満ちて生活しているのは、何よりもNくん自身の頑張りと成長、そしてそれを温かく見守られているご家族の賜物に他なりません、

ですが少しでもその力になれたのなら、講師としてこれほど嬉しいことはありません。

 

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◇ワンポイント・メッセージ◇

親御さまは、お子さんの今のことを最もよくご存知です。その親御さまからのリクエストは、講師にとってとても参考になり、貴重なヒントともなります。私はお子さんと良いコミュニケーションの取れている親御さまからは、その口調やテンポ、言葉の選び方などを学びます。それが、そのお子さんにとって最も伝わりやすい、話しかけ方であるからです。お子さんと親御さまとの間には、それぞれの言葉のツールがあるのです。殊にコミュニケーションの基礎の段階にある生徒さんとの言葉のやり取りにおいては、それを大切にしていきます。

 

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3282.~急がば回れ~

3282.~急がば回れ~

「知的障害・発達障害をもつ生徒さんの 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース)

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 ~今日のElephasブログ:「“自分から”」(10月17日)~

おはようございます、東中野教室の北本です。

Hくんは入会当初、色々なものに興味があって、集中力が短く、離席も目立つ生徒さんでした。

そこで、先ずは安心感を与えることとコミュニケーションをとることにフォーカスしてきました。

ひとりで対面で座るのは不安そうでしたので、90°の位置に着席してみました。が、まだソワソワしています。講師の膝に促すと、居心地が良かったのでしょう、短い時間でしたが、次週は自分から膝に着席しに来ました。

“自分から”、此処に意味があります。

決して強制はせず、気持ちを言葉にし、表情が視覚に入って柔らかく伝わるように、寄り添うことに徹底してみました。

その後、Hくんは教室に来ることを毎日楽しみにしていると、お母さまからのご報告がありました。

しばらくするとHくんは、靴を脱いで下駄箱に入れ、自分から講師用の椅子に着席。

ニコニコと笑顔で目が輝いています。授業中一度も離席することがなくなり、今では、講師の声掛けに促された指示行動も見られ、手ぶり身振りで要求を表現し、時には、講師の頭をいい子いい子となでたり、笑顔が見られ笑い声も聞かれます。

授業中の態勢は安定し、学習課題にも取り組めるようになりました。

大事にされている、認められている、褒められている、その思いがあふれているのだと思います。

今日も パタパタと走ってくる音が聞こえてきました。

さあ、楽しい時間の始まりです。

発達支援教室Elephas(エレファース)

 

◇ワンポイント・メッセージ◇

「急がば回れ」、ですね。本来はこうあるべき、という形を強要せずに、生徒さんの気持ちを解し、そこに寄り添う、…できそうでなかなかできないことです。しかし、教室の講師は、その成功例をこれまでに経験しているので、回り道をすることによって、却って無理なく確実に本来求める形に到達することを信じられるのです。生徒さんにすぐに求めず、待つこと。Hくん、親御さまのご理解もあり、一歩一歩、学習態勢が形成されつつありますね。

 

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