3344.~小さな自立から~

3344.~小さな自立から~

「知的障害・発達障害をもつ生徒さんの 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース)

 ・・・明るく、楽しく、さわやかに・・・

 ~今日のElephasブログ:「新しいことに」(12月27日)~

おはようございます。所沢教室の鹿間です。

Iさんは教室からちょっと遠いところにお住まいです。

バスと電車に乗って毎週通ってこられ、電車は途中で乗り換えも必要です。

中学生の頃はお母さまと一緒でしたが、高校2年生になった今は一人で通っています。

最初は駅から教室までの道を一人で、次は乗り換えをする駅から…と少しずつ範囲を広げていきました。

人が多くて苦手と言っていた電車の乗り換えも慣れてきて、今は自信を持って通っています。

「わたし、今日は一人で来たんだよ」と笑顔で教えてくれたIさんはとてもしっかりして見えました。

いろいろなことに一生懸命なIさんですが、最近は一層自信を持って取り組めています。

これからも新しいことに積極的に挑戦していきましょうね。

 

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◇ワンポイント・メッセージ◇

ひとりで教室に来ること、それは生徒さんにとって一大イベントのようです。達成できた時のお顔の輝きと云ったら、それはもう誇らしげです。その日は授業も一層快活に進みます。“自立”とは、こんなにも嬉しく、士気を高めるものなのですね。お茶を入れる、料理、洗濯、買い物など、日常でも、“ひとりでできた!”と云える目標を立ててあげられると良いですね。

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3343.~やさしい言葉で~

3343.~やさしい言葉で~

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 ~今日のElephasブログ:「積み重ねた時間」(12月26日)~

おはようございます。所沢教室の吉住です。

今年も残りあとわずかとなりました。

生徒さんにお渡しする、クリスマスカードや年賀状のメッセージを

お一人おひとりの顔を思い浮かべながら書きました。

元気に通えたこと。熱心に続けたこと。頑張れたこと。進歩が見られたこと。

苦手だと思っていたことにも取り組んだこと。授業中に見られた笑顔…。

今年を振り返ってみて、積み重ねた時間が力になっていると改めて思いました。

来年も、一緒に前に進んで行きましょう!

 

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◇ワンポイント・メッセージ◇

そうですね、日々の積み重ねこそが成果をもたらしてくれますね。地道に努力できること、これを可能にするのは日々の心の安定です。朝起きてから夜寝るまで、やさしい言葉をかけてあげましょう。マイナスを指摘するのではなく、プラスを褒めてあげましょう。心を喜ばせてあげましょう。

 

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3342.~ちょっとした配慮で~

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 ~今日のElephasブログ:「授業の予習を」(12月25日)~

おはようございます。所沢教室の小山です。

Mちゃんは3年生です。

1年生の秋からエレファースに通っています。

最近、算数の成績が安定して良くなってきました。

その要因の一つとして、学校の授業の予習をエレファースでできるようになってきたことがあると思います。

自分に厳しく、間違いが許せないMちゃん。

最初の頃は、「学校で習っていないことはやりません」、と授業の先取りは受け付けられませんでした。

説明したくても、聞くことを拒否するので困っていましたが、

それではと、パソコンを利用することにしました。

すると、パソコンの音声は受け入れやすかったようで、説明を聞けるようになりました。

今でも時々、わからないことがあったり、間違えてしまった時は、怒ってしまい、授業が中断してしまうこともありますが、悔しい気持ちの表れとして、受け止めるようにしています。

Mちゃんの成長と共にその中断してしまった時間もだんだん短くなってきているように思います。

帰る時はハグしてさよならします。“また来週”。

Mちゃんとの授業がとても楽しみです。

 

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◇ワンポイント・メッセージ◇

Mちゃんは真面目一本、一途なタイプのようですね。でも、パソコンがきっかけとなって、予習体制ができてきたのですね。それで成果が上がれば、Mちゃんから予習を希むようになるでしょう。生徒さんの多くは本当にまじめです。理解しようと、一生懸命に努力しています。その分、自身の考えていたことと異なると大きなショックを受けます、「なんで、そうなの?!」「なんで、引き算なのにそこで足すの?!」「まだ、学校で習ってないから!」。今日もお隣のブースから、そんな声が聞こえてきました。本当に一生懸命がんばっていますね。生徒さんのいっぱいいっぱいの頭の中の道筋を変えるときには、ちょっと先回りしてそっと方向指示をしてあげましょう。きょうのブログのパソコン活用も、ちょっとしたやさしい配慮でしたね。

 

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3341.~問題解決~

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 ~今日のElephasブログ:「少しずつ時間の意識が…」(12月24日)~

おはようございます。東中野教室の新野です。

中学生のMちゃんはアニメが大好きな女の子。

おうちでアニメ番組を見ることをとても楽しみにしています。

ただつい夢中になり過ぎて、エレファースに来る時間を忘れてしまうことも…。

そこでMちゃんと話し合って、自分の携帯を使って毎週アラームをかけることにしました。

おうちからエレファースまでの時間を考えて、アラームは17:40に設定。

次の週、ドキドキしながら待っていると…5分前に到着!

「Mちゃん、やったね!ちゃんと時間通りに来られたね!すごいね?!!」と声をかけると、

はにかみながらも嬉しそうな表情をするMちゃん。

その次の週も時間通りに到着。

「アラーム効果すごいね!」と言うと、

「もうアラーム使ってないよ。」との答えが…これには講師もビックリ。

テレビの途中でふと時計を見たら、17:45だったそうです。

少しずつ時間の意識が出来てきたMちゃん。

まだ時折忘れてしまうこともあるけれど、

今日も時間通りにMちゃんが教室を訪れるのを、期待を込めて心待ちにしています。

 

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◇ワンポイント・メッセージ◇

何か問題があった時には工夫をして解決していく、・・・Mちゃんはアラーム機能の活用で時間の意識を持ち始めたようですね。指摘して注意するだけではなく、どうしたら良いか工夫することが大切です。注意は相手をネガティブにさせがちですが、工夫は相手をポジティブにさせることができます。相手を尊重して提案する、そして解決へと導く。こんなプロセスの積み重ねが、自身で問題解決しようとするポジティブな態勢を育てます。

 

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3340.~工作、作品と共に~

3340.~工作、作品と共に~

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 ~今日のElephasブログ:「クリスマス工作、もってかえっていいの?」(12月23日)~

おはようございます。所沢教室の榎戸です。

Мちゃん、Tくんとクリスマスツリーを作りました。

緑の画用紙を折って切る。

「パーチョキいっぱい」、年少さんのМちゃん。

「切る線ながいなー」、年長さんのTくん。

クレヨンでトントンとしたり、斜線でモールを表現したり、シールをはったり、

思い思いの飾りつけをしました。

そしてサンタさんへのお手紙も忘れずに。

最後に、講師が作っておいた幹に差し込むと、

パチパチパチ、目を真ん丸にして、言葉より先に手をたたいたМちゃん。

「たってるー、家のとおんなじ」と四方から見るため作品を回転させたTくん。

そしてその後2人とも言ったのが、「もってかえっていいの?」

Tくんは「ぼくのカバンじゃつぶれちゃう。ママのにいれてー」とお母さまのバッグに入っていた物を出して入れようとするほどでした。

さあ、クリスマス。サンタさんのプレゼントが何だったのか、

次回、話を聞くのが楽しみです。

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◇ワンポイント・メッセージ◇

Mちゃんも、Tくんも、クリスマス工作に楽しく取り組まれましたね。制作プロセスを追っていくごとに、お家のツリーのようになっていくことにワクワクしたことでしょう。工作は完成すると、いのちを帯びます。子どもにとって、かけがえのないものとなります。紙工作のツリーも仲間入り、どうぞご家族で楽しいクリスマスをお迎えください。

 

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3339.~”待つ“~

3339.~”待つ“~

「知的障害・発達障害をもつ生徒さんの 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース)

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 ~今日のElephasブログ:「クリスマス工作」(12月21日)~

おはようございます。西国分寺教室の大滝です。

クリスマスを楽しみにしている生徒さんは多い・・・といいますか、ほぼ全員楽しみにしていると思います。

今年のクリスマス工作はアドベントボックスでした。

Yさんはクリスマスツリーを描かれました。

昨年とは作風が異なり、下絵を油性マジックで写したので、おしゃれで細密なクリスマスツリーでした。

飾りは細かい物が多く、つまようじの後ろで色を付けました。

集中して楽しそうに色をつけていきました。

出来栄えは、素晴らしかったです。

本人も「よかった」と言って持ち帰られました。

 

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◇ワンポイント・メッセージ◇

工作は、造形リトミックの一環として行っています。今年のクリスマス工作のテーマは「アドベント」、“待つ”ということ。お楽しみ、大切なこと、目標の達成、・・・今すぐ得られなくとも、“待つ”ということ。お子さんや生徒さんの成長においても、同様です。しかも手をこまねいて待つのではなく、気持ちを整え、日々の営みの中でコツコツとそのための準備を重ねながら“待つ”。アドベントに、そんな思いを共有しました。

 

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3338.~じっくり取り組む~

3338.~じっくり取り組む~

「知的障害・発達障害をもつ生徒さんの 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース)

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 ~今日のElephasブログ:「もう終わり?」(12月20日)~

おはようございます。西国分寺教室の佐藤です。

小学2年生のHさんは、エレファースに通い始めてもうすぐ1年です。

最初はことば数も少なく、物静かな印象でした。

Hさんはとても丁寧にきれいな文字を書きます。

漢字のとめ、はね、はらいなどを正確に、お習字のように書くのです。

お習字を習っているのか尋ねましたが、それはないとのこと。

お手本をしっかり見ながら正確に書くことが上手なのでしょう。

算数は今、かけ算の学習中です。Hさんは九九を「かけ算の歌」で覚えるのではなく、

「さんいちが3、さんにが6」と、×9までを一気に唱えることで覚えました。

そして「私と先生とどっちが早く言えるか競争しようよ!」と戦いを挑むほど、

今では講師とおしゃべりを楽しみ、大声で笑い合えるようになりました。

最近は授業が終わると「もう終わり?もっとやりたかった」と名残惜しそうに言うこともあります。

Hさん、冬休みには振替授業を加えた「2時間授業」がありますよ。楽しみですね。

画数の増えてくる漢字を着実に覚え、かけ算九九をバラバラにしても正しく言えるように、一緒にがんばりましょう。

 

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◇ワンポイント・メッセージ◇

Hさん、先生と意気投合のようですね。1時間の授業時間が短く感じるとは、よほど楽しく学習に取り組んでいるのでしょう。冬休みの2時間授業、今から楽しみですね。学校の授業がストップしているこの期間こそ、自身にとって最も必要な課題にじっくり取り組みましょう。

 

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3336.~あそぶこと・まなぶこと~

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 ~今日のElephasブログ:「文字ならべ」(12月18日)~

おはようございます。東中野教室の渡邉です。

夏に弟さんが生まれてお兄さんになったAくん。

これを機会に『家族』の言葉の勉強をしています。

文字のシールを貼った積み木のブロックを使います。

お父さん、お母さんの絵の上に家での呼び名「ぱぱ」、「まま」と言葉をつくります。

左から並べたり、下から並べたり・・講師が“おん”を声にします。

右からよんでも上からよんでも変わらないことに笑顔でこたえるAくん。

今度は男の子と赤ちゃんの絵の上にAくんと弟さんの名前をつくります。

弟さんの名前を言いながら楽しそうに並べる様子に「大好き」という気持ちが伝わってきます。

「ぱぱ」の時のように下から並べ替えたものを講師が声に出してみると・・・

あら? 名前が逆さまで面白い言葉になりました。

弟さんの名前や「せんせい」の言葉も並べ替えてみます。

違う言葉にするのが面白くてケタケタ笑が止まりません。

最後は頭の音をつなげて違う言葉を作り遊びました。

楽しみながら、言葉の世界がどんどん広げていきたいと思います。

 

 

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◇ワンポイント・メッセージ◇

Aくん、楽しそうに学習していますね。学習も原点は遊び、楽しいのが何よりです。読み順が変わるとおかしな言葉になることをケタケタと笑えるのは、本当の言葉が身についている証拠です。楽しみながら、文字や“おん”、言葉を感覚的にも獲得していきましょう。

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3337.~クリスマス・コンサート~

3337.~クリスマス・コンサート~

「知的障害・発達障害をもつ生徒さんの 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース)

 ・・・明るく、楽しく、さわやかに・・・

12月15日(日曜日)、はじめてのSEOLEOコンサートを開催いたしました。JJC(充実人生クラブ)の皆さんとの共催でクリスマスソングと造形リトミックのコラボ、長年抱いてきた企画を実現することができました。

「〇〇は歌が大好きなので、とても楽しい時を過ごすことができました」「造形リトミックの歌と共に四季を描いた絵画からは、一年を通しての学習の営みを感じることができました」「祖父母さま、ご両親に愛されているお子さんの姿に感動しました」・・・などのご感想をいただきました。

会場の後方から見ていても、生徒さんの歌っている様子、拍子をとる様子、おなじみのメロディーに歓声を上げる様子、中には立ち上がって踊り出す生徒さんも、それぞれの楽しそうな参加には言葉にできないほどの喜びがありました。

来年に向け、新しい構想も浮かんできます。どの生徒さんも、それぞれの形で参加できるコンサートをつくり上げていきたいと思います。

 

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3335.~意識を変える~

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「知的障害・発達障害をもつ生徒さんの 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース)

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 ~今日のElephasブログ:「“ゆで卵王子”」(12月17日)~

おはようございます。東中野教室の藤生です。

中3のSくんはよく、「僕は不器用だから、指先を使う作業は嫌いだ」と言います。

ですが講師としては、「本当にそうかな? 」と思っています。

というのは、彼が学校の調理の授業で食堂をやった時のこと、

「ゆで卵の殻を30個もむかなくちゃならなくてさ」と言いながら、少し自慢げな様子でした。

続いて「前にもゆで卵を1人で100個以上むいて、みんなにゆで卵王子と言われたんだ」と得意そうに話すSくん。

ゆで卵の殻むきは、きれいにむくのはなかなか大変な作業です。それを100個も!

本当に嫌いだったら、途中で辛くなって誰かに手伝ってもらったのではないでしょうか。

でも、任された仕事は投げ出さず頑張ったSくん。

周りの人に「すごいね」と褒められ、喜んでもらえたことが嬉しかったのでしょう。

頑張りを認めてもらったり、感謝されたり誰かの役に立つなどの経験は、ひとを大きく成長させます。

そんな経験を通して、これからも苦手なことを少しずつ克服していってほしいと思います。

 

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◇ワンポイント・メッセージ◇

Sくん、すごいですね。いったん苦手意識を持つと、その意識を拭いとることはなかなか難しいものですが、「そんなことないよ」と裏付けてあげられるのは、”事実“の認識です。Sくんにとっては、「ゆで卵の殻むき、100個」と自他ともに納得できる事実がありますね。もうこれからは「僕は不器用だから」という意識は返上、ですね。

 

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