3354.~“必要性”から~

3354.~“必要性”から~

「知的障害・発達障害をもつ生徒さんの 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース)

 ・・・明るく、楽しく、さわやかに・・・

 ~今日のElephasブログ:「先生、字教えて!」(1月8日)~

おはようございます。越谷教室の菊地です。

Mちゃんは、今春の就学にむけて文字や言葉の練習に積極的に取り組んでいます。

ある日、インフルエンザでお友達が幼稚園を休んでしまったようです。

「心配だなぁ・・・」と言い、「今日の絵は、ジュースをかきたい。お友達にあげるんだ!」と自分から提案してきました。

いろいろなジュースを作ります。そのためには、「あか」、「あお」、「むらさき」…いろいろな色が必要です。

一緒にいろんな色を言いながら、お友達のジュースを作りました。

「○○ちゃんへ、って書かないと。先生、字教えて!」と、初めて苦手なものに自分から進んで取り組みました。

その後、「最近、自分から文字を書くようになったんです」というお母さまからのご報告、とてもうれしく思いました。これからも一緒に頑張っていきましょう。

 

 

◇ワンポイント・メッセージ◇

文字への関心、就学に向けて良いタイミングでしたね。文字を書く必要性が自身の中にあれば、習得意欲は倍増、もしくはそれ以上です。生活の中に、積極的に文字を取り入れていきましょう。しかし、Mちゃんの心理を基軸として。あくまでも、Mちゃんにとっての“必要性”が大切です。

 

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3353.~機能を育てる~

3353.~機能を育てる~

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 ・・・明るく、楽しく、さわやかに・・・

 ~今日のElephasブログ:「リズム造形」(1月7日)~

おはようございます。国立北口教室の鵜澤です。

計算も音読も大好きなIくん。最近はリズム造形にもじっくり取り組むようになりました。

「8の字」を繰り返していくうちに、数字もバランス良く書けるようになりました。

「かいだん、だんだん」では、紙の左下から右上まで緻密に描けます。

これからも「書いてみたい」「やってみたい」と感じることのできる授業を組み立てていきたいと思います。

 

 

◇ワンポイント・メッセージ◇

Iくんは、小学校1年生。学習態勢も随分と整ってきました。「かいだん」を紙の左下から右上まで緻密に描けるとは、集中力だけではなく認知力・巧緻性も増しましたね。リズム造形は造形リトミックの中のサブメソッドです。音楽に乗って“楽しく学習”することに加え、確実に“機能づくり”を行っていくことを目的としています。

 

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3352.~歌の力で~

3352.~歌の力で~

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 ~今日のElephasブログ:「すご~い!感動しました~」(1月6日)~

おはようございます。国立北口教室の今村です。

Yさんはひらがなは十分読めていますが、

単語や文を読むとなると一音一音読み上げるような読み方が長い間続いていました。

どうしたら単語をまとまりとして、また助詞、動詞と流れるように読めるのか…。

そこで、講師の声に合わせて読むことを繰り返しました。

ワークの本文を机に置き、どこを読んでいるのか指し示しながら

講師はポエトリーリーディングのように抑揚を付けて感情をこめて読みます。

Yさんの発音が追い付かなくても、ペースは落とさずに流れるように先に進んで読み続けます。

Yさんは、なんとか一緒に読もうと難しいところも抑揚だけは真似して声を出しています。

そして、得意なところがくると、講師に合わせてしっかり読み上げます。

一年近く練習を繰り返すうち、ほとんど声が合うようになってきました。

昨年12月の最後の授業で講師からクリスマスカードを渡し、「読んでみて」…と促すと、

びっしりと書かれたメッセージを一人ですらすらと抑揚をつけて読み上げました。

その読み方にパーテーション越しに親御さまから「すご~い!感動しました~」と声がかかりました。

Yさんも納得している様子。

目指していた課題が一つ達成された瞬間でした。

 

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◇ワンポイント・メッセージ◇

Yさん、クリスマスメッセージをスラスラと読めた時、どんなにか嬉しく気持ちが良かったことでしょう。一年間の繰り返しの成果ですね。Yさんには、毎回毎回の講師の読みが歌のように聞こえていたのでしょう。歌の有する連続性、つまり言葉のメロデイとリズムの連続性が、Yさんの読みに連続性をもたらしてくれたのですね。造形リトミックの真髄です。

 

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3351.~仕組みを知ることから~

3351.~仕組みを知ることから~

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 ~今日のElephasブログ:「時刻の学習」(1月4日)~

おはようございます。国立北口教室の御供です。

小学1年生の算数、3学期に「とけい」の単元があります。

学習用に、時計の内側、短針の先に「時」、外側、長針の先に「分」、が別々に入っているものを使っています。

長針、短針の先をチョンと指で指してヒントを出しますと、何時何分かが答えられていきます。

自信がついてきたら、通常の時計に挑戦です。でも、一気には時計を交換はしません。

不安にならぬよう、2つの時計を同じ時刻に合わせて並べておきます。

生徒さんの正面には通常の時計、隣に学習用の時計です。チラッと隣の時計をみても、OKです。

これを繰り返し、自信を持って時刻を答えられるようになったら、今度はプリントです。

スモールステップにより、学校の授業を楽しみに待つことができるとよいと思います。

 

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◇ワンポイント・メッセージ◇

時計の学習、まずは時計(文字盤)の仕組みを知ることからスタートさせましょう。いくつからいくつまでの数字がどんな配置で並んでいるのでしょうか。針は、何本あるのでしょう。 時、分、秒、長い針、短い針、私たちが当たり前のように思っていることも、子ども達にとっては初めての経験であることもあります。時計(文字盤)の仕組みが分かったら、今度はアナログの時計で実際に針を動かしながら時を刻むようすを体験させてあげましょう。

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3350.~ゆとりをもてば~

3350.~ゆとりをもてば~

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 ~今日のElephasブログ:「線引き対決」(1月3日)~

おはようございます。相模原教室の吉野です。

Kくんの親御さまから、ものさしを使って点と点を真っすぐに結ぶ練習をしてほしいというご要望がありました。

学校で三角形と四角形という単元に入り、ものさしを使って直線を引くという問題が出されたそうですが、曲がってしまったり、ずれてしまったりするそうです。

まずは点の直径を3ミリにして講師と線引き対決をしました。

時間はゆっくりかけてやろう、と声をかけました。

直線を引き終わるとお互いに交換して採点をしました。

Kくん「先生、点から外れているよ、減点ね。これはカクカクしてるね、でもおまけしてあげる。」

講師「そうか、それでは先生がこうやって線を引くところにものさしを当てて、しっかり押さえてゆっくり鉛筆を運んで見るね。」

Kくんは講師の手元をじっくり見ていました。

3ミリができたら、2ミリの点や1ミリの点にも挑戦していきましょうね。

 

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◇ワンポイント・メッセージ◇

Elephas は完全に個別の授業ですので、ご家庭からのこんなご要望にもタイムリーにお応えできます。それが、講師としてとても嬉しいことです。Kくん、講師の引いた線を見て的確に評価することができましたね。自身の実践ではなく講師の実践でしたから、Kくんはゆとりをもって客観的に見ることができました。この“ゆとり”がポイントです。Kくん、今度はきっと意識的かつ注意深く線引きに取り組み、気持ちよく上達していかれることでしょう。

 

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3349.~じっくり対応~

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 ~今日のElephasブログ:「興味のあることなら」(1月2日)~

おはようございます。相模原教室の北村です。

5年生のYくんは図鑑や生き物の専門書を読むことが大好きです。

図書館から借りてきた本を持ってきては、様々な生き物の説明をしてくれます。

とても詳しい説明で分かりやすくて、感心します。

学習に気がのらなかったある日、新しく借りてきた動物の本を一緒に読むことにしました。

専門的な本は漢字が多くて専門用語も多いので意外と難しいものですが、

好きな本だけに、たいていは自分で読もうとします。

すると、難しい漢字や言葉、桁の多い数字など一所懸命読む姿に驚かされます。

興味のあることなら、こんなにも読み進められるのか!

その本を教材にすれば、興味を引き付けたまま字や言葉、数字やアルファベット・・様々な事が学べるし会話もはずむので、ひとつの学習として成り立つのだと気付いた出来事でした。

 

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◇ワンポイント・メッセージ◇

Elephas では、興味のあることへの固執傾向の強い生徒さんが少なくありません。時に、講師としては本来のプログラムが進まずに困ってしまうこともあるでしょう。そんな時、「じゃあ、5分だけよ。・・・10分だけよ」と仕方なく付き合うことになりますが、そのような対応では生徒さんはいつまでたっても満足が得られません。そこで時には、生徒さんの関心事にじっくりと付き合ってあげることをお勧めします。その関心事に講師も心から興味を持ち、共感する。そうすると、今日のElephasブログのように、生徒さんの持っている力に驚かされることもあります。また生徒さん自身満足が得られると、意外と他のことに切り替えができることがあるものです。

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3348.新年に~

3348.新年に~

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 ・・・明るく、楽しく、さわやかに・・・

あけましておめでとうございます。

坦々と流れゆく時にひとつ線を引く。新年もそのひとつです。

2019年から2020年へ。

年が変わることによって、清々しい新しさを感じます。

新しさは、再生でもあります。

気持ちを新たに、今ここからスタートする。

新しい空気の中、少し先を見て、心地よいスタートをいたしましょう。

 

今年もよろしくお願いいたします。

 

 

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3347.~目標をもって~

3347.~目標をもって~

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 ・・・明るく、楽しく、さわやかに・・・

 ~今日のElephasブログ:「」(12月31日)~

おはようございます。相模原教室の安倍です。

今月26日をもって、都立就業技術科・職能開発科の入学試験が一通り終わりました。

受験生のみなさんは、この時のために何年もコツコツと努力をしてきました。

足し算、引き算の定着からはじまり、分数、小数の計算をはじめ、様々な問題に対応できるようになりました。

一行の文章を書くことさえ抵抗があった作文も、どんな課題に対しても的確に論を立て、仕上げることができるまでになりました。

合格は、長い間の本人の努力の結果だと感心し、心から嬉しく思っています。

4月からの新しい生活を楽しみに、またエレファースで頑張っている生徒さん方をいつまでも応援していきます。

 

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◇ワンポイント・メッセージ◇

受験生の中には、小学校低学年の時から職業学科への入学を目標にしていた方もいらっしゃいます。長い道のりでしたね。かといって受験を意識してその頃から緊張の連続、というわけではありません。成長段階ごとの課題を楽しみ、目標をもって日々坦々と学習を積み重ねてこられました。目標を持つことによって、却って生活は充実し、逆にゆとりさえ生まれます。

2019年もあと今日一日。Elephasブログへのご訪問、この一年間大変ありがとうございました。どうぞ佳いお年をお迎えください。

 

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3346.~感性をもって~

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 ~今日のElephasブログ:「三者三様」(12月30日)~

おはようございます。相模原教室の小口です。

課題の習得を目指すためには、コツコツと練習を積み重ねることが大事です。

また、これができるようになったら次はこれというように順序や段階を踏まえて進めることも必要です。

けれども、同じ段階の生徒さんに同じように説明をして進めても、生徒さん自身のそれぞれの理解や受け取り方があり、

その反応や成果は三者三様です。

これができたら次へ、とお手本通り順番に進むべきところ、ある生徒さんにはその段階を飛び越えて次の段階に進んだら

できるようになった、分かった、ということもあります。

生徒さんひとり一人が自分で考え、答えを見つけられるように導く指導が大事だと考えています。

そしてそれが習得につながっていくことだと思っています。

 

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◇ワンポイント・メッセージ◇

Elephasでの講師職を希望する方と面接をしていて、「マニュアルはあるのですか?」と尋ねられることが時々あります。しかし、その質問はあまり歓迎ではありません。マニュアルはあります、しかし、授業の実際はマニュアル通りではないのです。講師の感性が大切です。ひとり一人の生徒さんへの個別の思い、生徒さんの理解の状況を把握する感性、方法を選択する感性、方法をアレンジする感性、方法を創り出す感性、・・・。「お手本通り順番に進むべきところ、ある生徒さんにはその段階を飛び越えて次の段階に進んだらできるようになった、分かった、ということもあります」、その通りですね。そんな感性と真剣さを持つ講師とのケース・スタディはとても楽しいものです。

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3345.~楽しく豊かに~

3345.~楽しく豊かに~

「知的障害・発達障害をもつ生徒さんの 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース)

 ・・・明るく、楽しく、さわやかに・・・

 ~今日のElephasブログ:「一年間の成果を」(12月28日)~

おはようございます。所沢教室の佐藤です。

今年もあと数日となりました。

この12月、寒さの中もクリスマスやお正月と楽しい行事に向けて絵や工作に取り組みました。

それを見てこちらも、心がポカポカしてくるような明るい気持ちになりました。

おひとりお一人にクリスマスカードや年賀状を書いていると、生徒さんの一年間の努力の成果が改めて感じられ、

その成長と共に自身もその分だけ前進できたように感じられました。

また来年にむけ、生徒さんの新たなステップアップを期待しております。

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◇ワンポイント・メッセージ◇

10月、11月からの受験直前対策、クリスマスコンサート、クリスマス工作、年賀状作り、とElephasの秋から冬は、日々が流れるように過ぎていきます。その中でも、期末テストやまとめテストへの対応、一人ひとり自身の課題にしっかり取り組んできました。季節の行事にまつわる営みは却って教科課題の緊張をほぐし、気持ちにゆとりを与えてくれました。楽しく豊かに、そして日々の課題は坦々と。

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