3427.~そろばんに取り組む~

3427.~そろばんに取り組む~

「知的障害・発達障害をもつ生徒さんの 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース)

 ・・・明るく、楽しく、さわやかに・・・

 ~今日のElephasブログ:「あ?おもしろかった!」(4月4日)

おはようございます。東中野教室の新野です。

3年生算数の授業に「そろばん」があります。

初めて見るそろばんを前に、Nちゃんは玉を動かしてみたり、振って音を出してみたりと興味津々です。

まずはそろばんの名称から。

「梁、枠、桁、定位点、一玉と五玉」など、講師も改めて思い出しながら一緒に覚えていきます。

次に玉の動かし方。

「入れる」「とる」の意味、1?9までの入れ方や読み方、位取り、小数の読み方など。

親指と人差し指だけで玉を動かすのはちょっと難しそうですが、夢中で指を動かしていくNちゃん。

何度も繰り返して、上手に6?9の玉を入れることが出来ました。

繰り上がり、繰り下りなど、限られた時間の中での学習では、なかなか一足飛びにはいきませんが、

暗算を駆使しながらも頑張って最後まで問題を解きました。

「あ?おもしろかった!私もそろばん欲しい!」とNちゃん。

昔は身近だったそろばん。

今ではあまり見かけなくなりましたが、この学習をきっかけに、Nちゃんの知識と興味の幅が広がりました。

 

◇ワンポイント・メッセージ◇

「梁、枠、桁、定位点、一玉と五玉」、こんな言葉を聞くと頭はもうそろばんの世界ですね。はじめて聞いたNちゃんも独特な世界を感じたことでしょう。学校の授業の進行がストップしているので、そろばんにもじっくり取り組むことができましたね。Nちゃん、「あ?おもしろかった!私もそろばん欲しい!」とのこと。ぜひお家でも用意してもらって、たくさん練習されること、お勧めです。そろばんには、五の補数、十の補数、数の不思議がたくさん盛り込まれています。目と手と言葉の感覚統合でもあります。Nちゃん、がんばって。

 

発達支援教室Elephas(エレファース)

>>お問い合せ

 

 

 

3426.~気もちをつなぐ~

3426.~気もちをつなぐ~

「知的障害・発達障害をもつ生徒さんの 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース)

 ・・・明るく、楽しく、さわやかに・・・

 ~今日のElephasブログ:「マスクもうがいも」(4月3日)

おはようございます。東中野教室の北本です。

例年の3月は、生徒さんそれぞれの成長やこれからの未来に思いを馳せ感慨深いものですが、

今年は思わぬ事態に遭遇し、状況判断が問われることや行動を求められることが多くあります。

この状況になってマスクが必須になってしまい、でも手に入らなかったり、マスクを嫌がる生徒さんもいます。

教室では簡易マスクをつくったりすることで、マスクに愛着を持ち付けてくれる生徒さんもいます。

マスクをおしゃれにか感じて、

「先生!マスクすると顔が小さくていいね。いつもしたら」とも言われ、2人で笑いました。

うがいも、カエルの歌のリズムで楽しくしている生徒さんもいます。

どんな状況でも穏やかに、そして楽しむ工夫ができたらいいと思います。

 

◇ワンポイント・メッセージ◇

「どんな状況でも穏やかに、そして楽しむ工夫」、これこそElephas ですね。簡易マスクをつくる、カエルの歌でうがい、どれも楽しそうです。講師の手作りマスクで、マスクに愛着が持てるなんて、すばらしいことです。最初は上手にできないうがいも、楽しく行っているうちに上手になることでしょう。まだまだ収束の見えない今、楽しい工夫と周到な予防で、気持ちをつないで行きましょう。

 

 

発達支援教室Elephas(エレファース)

>>お問い合せ

 

 

 

3425.~量感覚を育てる~

3425.~量感覚を育てる~

「知的障害・発達障害をもつ生徒さんの 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース)

 ・・・明るく、楽しく、さわやかに・・・

 ~今日のElephasブログ:「どちらが長い?」(4月2日)

おはようございます。武蔵境教室の中瀬です。

新学期を前に新入会の生徒さんを担当することになりましたが、

持っていらっしゃる力に感心させられました。

小学校入学を控えた生徒さんと「どちらが長い?」というエレファース式プリントに取り組みました。

プリントには真っ直ぐな線と斜めの線が引いてあります。

一見微妙な差です。

しばらくにらめっこした生徒さん、「ものさしで測る!」と言い出し手渡すと、

「4.9と5.9だからこっちが長い!」とスッキリとした表情。

「細かい目盛りが読めるんだね!」と褒めると少しはにかんだ様子でした。

苦手なところは一歩一歩克服していきつつ、得意な点はどんどん褒めて伸ばす。

思いを新たにした一コマでした。

 

◇ワンポイント・メッセージ◇

たのもしい新1年生ですね。「しばらくにらめっこし」て考え込むあたり、耐性も備わっているようです。それにしても、「4.9と5.9」とは、すごいですね。今度は、感覚的に長さを比較できることも試してみられると、面白いですね。同じ長さの線分を、片方は真っすぐに、片方は斜めに置くと、斜めに置いた方は一見短そうに見えます。でも、斜めに置いたものを真っすぐに置きなおしてみると、両方とも同じ長さであることが目で確認できます。そんな面白さを味わっていくと、算数もさらに楽しくなりそうですね。

 

発達支援教室Elephas(エレファース)

>>お問い合せ

 

 

 

3424.~日々、坦々と~

3424.~日々、坦々と~

「知的障害・発達障害をもつ生徒さんの 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース)

 ・・・明るく、楽しく、さわやかに・・・

 ~今日のElephasブログ:「大切な貴重な時間」(4月1日)

おはようございます、武蔵境教室の萩谷です。

日々、授業を行うこと。

生徒さんと目を合わせ、あいさつし、笑顔を交わす。

また、講師からの話しかけに、生徒さんが楽しそうに受け答えしてくれる。

時には、生徒さんを補助して、書字したり、絵を描いたり・・・。

それは当たり前で、普通のことだと思っていました。

しかし、この新型コロナウィルスの流行という、緊急事態を前にして、その当たり前で、普通のことは、ことごとく難しくなっていきました。

そしてそれらが、いかに大切で貴重なことなのか、痛感することになりました。

でも、いつかはこの事態がおさまり、以前のような落ち着きを、きっと取り戻すことができると思います。

その日まで、以前と変わらずに出来るのは、生徒さんと目を合わせ、あいさつし、笑顔で言葉を交わす、穏やかな言葉遣いの、安心できる落ち着いた授業。

そのために、講師は注意すべきことをしっかり遂行します。

そのうえで、生徒さんとの貴重なふれあいの時間を、これまで以上に大切にしていきたいと思います。

 

◇ワンポイント・メッセージ◇

今日のElephas blog、本当にその通りですね。全く、加える言葉はありません。敢えて加えるならば、週に1~2時間の授業が、学習の進展と同時に、日々の生活と心の安定となる時間であることを願っています。そのためにも、「以前と変わらずに(出来るのは)、生徒さんと目を合わせ、あいさつし、笑顔で言葉を交わす、穏やかな言葉遣いの、安心できる落ち着いた授業」を講師は坦々と継続していきたいと思います。教室では、アルコール消毒、手洗い、マスクの着用を徹底しています。マスクに抵抗のあった生徒さんも、だいぶ慣れてこられました。ひとり一人、とてもけなげに努力しています。ですから、講師も一層日々坦々と。

 

発達支援教室Elephas(エレファース)

>>お問い合せ

 

 

3423.~ルールに従う~

3423.~ルールに従う~

「知的障害・発達障害をもつ生徒さんの 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース)

 ・・・明るく、楽しく、さわやかに・・・

 ~今日のElephasブログ:「気持ちを抑えて」(3月31日)

おはようございます。武蔵境教室の柿沼です。

小学2年生のHくんは、ロゴマークが大好きです。

少し前は車の会社のマークがお気に入りでしたが、今は携帯電話会社のマークに関心がある様子です。

学習の合間に、「docomoマークが見たい。Yahoo!マークが見たい。Softbankのマークが見たい。」とリクエストをします。

そしてPCの画像をまるでトレースしたかの様に美しく紙に書きあげていきます。

Hくんからリクエストがあったら、「漢字のこの練習が終わってからね」等の短く分かりやすい条件を提示して気持ちを抑える練習を行いました。

回数を重ねるうちに少しずつ気持ちを抑えての学習が出来るようになりました。

もうすぐ新学期、Hくんの更なる成長を信じています。

 

◇ワンポイント・メッセージ◇

Hくん、自分が大好きなものへと逸る気持ちを抑えて学習に取り組めるようになったとは、すばらしい成果ですね。興味とそれに関連する得意な能力は大切に育てていってあげたいものです。が、学校生活や社会生活を営むためには、自身の外のルールに従う、ということも身に付けていかなくてはなりません。自身のやりたいことにのめり込んでしまってつい時間を忘れてしまうと、宿題やお手伝いなどの時間がなくなる、寝る時間が遅くなる、朝起きられない、遅刻する、朝食をとれない、頭が覚醒しない、・・・と悪循環を生んでしまいます。時には、お金の使い方に悪影響が及ぶこともあります。計画的にお金を使うことができない、使いたいだけお金を使う、ともすると家族のお金に手が出てしまう・・・ということもあり得ます。ルールに従うこと、約束を守ることを小さいうちから実践的に促し、体得させていくことはとても大切なことです。

 

 

発達支援教室Elephas(エレファース)

>>お問い合せ

 

 

 

 

3422.~今、社会の一員として~

3422.~今、社会の一員として~

「知的障害・発達障害をもつ生徒さんの 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース)

 ・・・明るく、楽しく、さわやかに・・・

 ~今日のElephasブログ:「こんな時にこそ」(3月30日)

おはようございます。武蔵境教室の塩谷です。

現在、日本のみならず世界中で新型コロナウイルスが蔓延し、感染者数が増加の一途をたどっています。

講師自身初めての経験で、不安がないと言えば嘘になります。

大人でさえこんな状況ですから、子どもたちは休校になり落ち着かない毎日を過ごしているのではと危惧しています。

こんな状況の中、イタリアの高校の校長先生が生徒宛てに出したお手紙がとても話題になりました。

「外国人に対する恐怖やデマ、馬鹿げた治療法。ペストがイタリアで大流行した17世紀の混乱の様子は、まるで今日の新聞から出てきたようだ。・・・こんな時にこそ良い本を読んで欲しい。・・・集団の妄想に惑わされず、冷静に、十分な予防をしたうえで普通の生活を送って欲しい。」

こんな時だからこそ、落ち着いて行動することが大事だと本当に思います。

講師としては、きちんと予防し、安心して生徒さまをお迎えし、いつも通りの授業をして安心して頂くことではないかと考えました。

そして、一冊の本を買いました。

久しぶりの哲学書です。

アリストテレス、ソクラテス、カント、ニーチェ等々、学生時代に親しんだ名前が出てきました。

初心に戻り、人間とは何か、自分に何ができるのかを静かに考え、生徒さんの授業にも役立てていけたらと思います。

 

◇ワンポイント・メッセージ◇

「こんな時にこそ・・・」、すばらしい言葉ですね。「こんな時にこそ」、何ができるでしょう。ひとり一人、見つけてみましょう。感染の不安や経済的不安は誰しも持っていますが、それを除けば良いこともチャンスも見つけられそうです。3つの「密」だけを避けて、気分転換を上手にしていきましょう。不急不要の外出自粛の中でも、お散歩や公園での外遊びは推奨されています。マスク、手洗いをひとり一人が注意して実行することは、社会の中の一人としてのりっぱな行動です。感染防止のための責任ある行動、小学生、中高生以上の生徒さんはもとより、小さなお子さんも含め、社会の一員としての責任と誇りをもちましょう。

 

発達支援教室Elephas(エレファース)

>>お問い合せ

 

 

 

3421.~タイム アウト~

3421.~タイム アウト~

「知的障害・発達障害をもつ生徒さんの 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース)

 ・・・明るく、楽しく、さわやかに・・・

 ~今日のElephasブログ:「素晴らしい成長が」(3月28日)

おはようございます。武蔵境教室の大竹です。

小学5年生のTくんは、お話しが大好きな生徒さんです。こちらから質問せずとも、今日の出来事や最近お気に入りのゲームの話などを自らします。

お話が得意なTくんですが、プリントの問題を解いている間も、無意識のうちにお話を始めたり鼻歌を歌ったりしてしまうことがあります。

最近、書字トレーニングを始めたのですが、それと同時に「その間はお話しをしないでやる」ことに決めました。

初回の書字トレーニング後に

「おしゃべりしないでやってみたけどどうだった?」と聞くと、

「ツラかった。」とTくん。

30秒でも、とても我慢が必要なことだったようです。

しかし、書き終えた斜線を見てTくん自ら「でも、キレイに書けたね。」と、集中して書けばキレイに書けることに気付きました。

また、タイムトライアルと呼んでいるゲーム感覚で出来るプリントが好きになり、毎回「今日もあれやる?」と聞いてきては、お話しをせずに取り組んでいます。

数回目には「(お話しをしないでやっても)もう全然ツラくない。むしろ余裕でしょ。」と、

素晴らしい成長が見られました!

これと並行して、計算をする際もお話しをしないことに決めています。

今後は徐々に範囲を広げていき、中学受験に向けて、より集中して取り組める姿勢を身に付けていってもらいたいと思います。

 

◇ワンポイント・メッセージ◇

昨日のSくんに続き、今日のTくんもすばらしい成長ですね。お話しをしなくても、課題に取り組めるようになったとのこと。“30秒”とタイムが決められていたことが良かったですね。制限があるからこそ、「あともう少し!」と自身で自身をコントロールすることができます。制限なく頑張るのは、ハードです。目標が持てませんから。初めは”10秒“でも良いので、時間の中で自ら頑張るトレーニング(積極的タイムアウト)は有効ですね。※ノルマを制限時間の中で行うように課すのは、消極的タイムアウト。ストレスを生む可能性があります。

 

発達支援教室Elephas(エレファース)

>>お問い合せ

 

 

 

3420.~自信と安心感~

3420.~自信と安心感~

「知的障害・発達障害をもつ生徒さんの 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース)

 ・・・明るく、楽しく、さわやかに・・・

 ~今日のElephasブログ:「豊かになったコミュニケーション能力」(3月27日)

おはようございます。武蔵境教室の伊藤です。

S君が高校を卒業されました。クラスで責任ある仕事を任されたり、数多くの資格を取得するなど、?君のこの3年間はとても実り多いものとなりました。しかし、もっとも大きな成果は別のところにあると考えています。

S君に初めて会ったのは、S君がまだ中学3年生のときでした。

学習に入る前に少し雑談をといくつか質問をしても、S君からはハイかイイエ、あるいは何も言葉が返ってこないこともしばしばでした。

S君の表情はとても硬く、その奥の感情があらわれることは滅多にありませんでした。

高校生活最後の冬が終わり、桜が咲きはじめたころ、S君は体調をくずして一週間の休みを取りました。

休み明けの最初の授業の日、体調については確認程度の会話ですませました。

そして、「まずはゆっくりね」と声をかけて、学習の準備をはじめました。

しばらくしてS君が、「ほんとうに大変だったんですよ」と、すこし笑いながら言いました。

もっと話したいんだなと、S君に質問をしました。

するとS君は、病院や自宅での様子を、聞き手に情景が浮かんでくるようにいきいきと話しはじめました。

S君はマスクをしていましたが、目や眉、その周りの筋肉の動きから、あるいは声の抑揚から、内容の変化に合わせて大きく表情を変え、会話を楽しんでいる様子がうかがえました。

S君は4月から社会人となります。慣れない環境で多くの戸惑いや困難があるはずです。

けれども、S君がこの3年間で身につけた技術と経験、またそれらが自信となり、中学生のころとは比べようもないほど豊かになったコミュニケーション能力が、職場での戸惑いや困難を乗り越えていく力になると信じています。

 

◇ワンポイント・メッセージ◇

「聞き手に情景が浮かんでくるようにいきいきと話す・・・」、S君の新しい姿ですね。「ハイかイイエ、あるいは何も言葉が返ってこない」、こんな危うさの見え隠れしていた3年前のS君を知っている者からすれば、今のS君は見違えてしまいますね。何がここまで、S君を成長させたのでしょう。ブログの冒頭に「クラスで責任ある仕事を任されたり、数多くの資格を取得するなど、?君のこの3年間はとても実り多いものとなりました」とあるように、充実した3年間がS君のコミュニケーション力を成長させてくれたのでしょう。また順調に就職が決まったことも大きな要素でしょう。自身の自信と安心感が人への関心を開かせてくれたように思います。

 

 

発達支援教室Elephas(エレファース)

>>お問い合せ

 

 

 

3419.~逆転の発想~

3419.~逆転の発想~

「知的障害・発達障害をもつ生徒さんの 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース)

 ・・・明るく、楽しく、さわやかに・・・

 ~今日のElephasブログ:「早口言葉」(3月26日)

おはようございます。武蔵境教室の小泉です。

教科書の音読で飛ばし読みをしたり、ドロボーがドボローになる生徒さんと、先月から早口言葉の練習を始めました。

「生麦生米生卵」「隣の客はよく柿食う客だ」「赤パジャマ青パジャマ黄パジャマ」の3つを毎回練習してきました。

「生麦~」は特に難しく、講師もつかえて笑いながら楽しんでいます。

1ヶ月経つと、つかえるもののかなりはっきり言えるようになってきました。

授業内のほんの短時間のトレーニングですが、やはり継続は力なりです。さらに2つの早口言葉を加えて練習を続けています。

音読や会話にすぐに成果は現れなくても、しばらく取り組んでいくつもりです。

 

◇ワンポイント・メッセージ◇

読み飛ばしや読み違いがあるのなら、ゆっくり丁寧に読ませた方が・・・、と思われがちですが、そこが逆転の発想。早口言葉こそ、細部に気を付けないとうまく言えないものです。「なま」を正確にいうためには、2音目の発音によほど留意しなくてはなりません。その上に早口言葉のもたらす効果は、間違いに自分で気が付けるということ、だから他者に指摘されるプレッシャーがありません。また遊びの要素があるということ、だから楽しく取り組めます。さらに講師も間違えてしまうということ、「みんな頑張っているんだね、ぼくももう1回やってみるよ」、と挑戦する意欲が湧いてきます。

 

 

発達支援教室Elephas(エレファース)

>>お問い合せ

 

 

 

3418.~活き活きと~

3418.~活き活きと~

「知的障害・発達障害をもつ生徒さんの 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース)

 ・・・明るく、楽しく、さわやかに・・・

 ~今日のElephasブログ:「調べる楽しみ」(3月25日)

おはようございます。西国分寺教室の山下です。

来月から小6になるYさんは、お母さまのご要望で毎回HWレポート(与えられるテーマについて調べてくる宿題)を続けています。

国語は得意だけど、自分で何かを調べてまとめることはちょっと…ということで始めました。

このあいだは読解問題の文中にマジック(手品)が出てきたのをきっかけに、マジシャンについて調べて来ました。

取り上げたのは日本の引田天功とアメリカのD.カッパーフィールド。

Yさんは百科事典やネット等の情報を駆使して一所懸命に調べ、原稿用紙2枚ほどにまとめました。

カッパーフィールド氏は世界的に超有名な現役マジシャン。

「調べたら、ものすごくいろんなことがいっぱい分かったよ」とYさん。

天功氏は現在2代目、やはり活躍していますが、初代から2代目への経緯など、ちょっと複雑だったようで、

「情報があり過ぎて、うまくまとめられなかった」とYさん。

そこは講師がフォローし、いくつかエピソードを教えてあげました。

また、Yさんもレポートに書いた、2人のマジシャンの『仰天脱出マジック』について少し詳しく紹介すると、

「私が調べたことの他に、そんな面白いことがあったんだ! ネットに動画あったから今度見てみよう。

今は学校が休み(※新型ウィルスの影響)で時間があるからいろいろ見てみるね! でも調べたことの他に面白い話があったら教えて」

そう言って目を輝かせるYさん、自分で調べる楽しみを覚えたのですね。

次はどんな風に調べ、どうまとめて来るか、毎週楽しみにしている講師なのです。

 

◇ワンポイント・メッセージ◇

Yさんの活き活きとした様子が目に浮かびます。少し前に「家でやることがなかなかなくて…」とお母さまがおっしゃっていたのを思い出しますが、その意味でお母さまも安心なさったことでしょう。時間を持て余してしまうのは、とても残念なことです。「学校が休み(※新型ウィルスの影響)で時間があるからいろいろ見てみるね」とは、すばらしい態勢です。時間を有効に活用すれば、そこからはクリエイティブに何かが生まれてきます。Yさんのイメージがガラッと変わりました。

 

発達支援教室Elephas(エレファース)

>>お問い合せ