5189.~具体物を使って〜

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「知的障害・発達障害をもつ生徒さんの 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース)

 ・・・明るく、楽しく、さわやかに・・・

今日のElephasブログ:「あまりのある割り算」(12月5日)

おはようございます。Elephas 津田沼教室の千山です。

Sくんとあまりのある割り算の学習をしています。

割り切れる割り算はできます。例えば12÷3でしたら、3の段の×1から順番に九九を言って、同じ数を見つけます。

けれども、14÷3だと、×9まで言ってみて、「なかったよ」となってしまいます。

そこで、ブロックを14個用意して3個ずつに分ける作業をしてみます。

3個のかたまりが4つできて、2個余ります。それが「あまり」だと説明します。

そして更に、分けたブロックを指さしながら、九九を唱えます、

3・1が3 、3・2が6、 3・3が9、3・4=12、・・・3・5 と言おうとしても、もうかたまりはありません、2つの余りがあるだけです。

自ずと九九は、そこで止まります。

次に九九表を見ながら九九を言って、割られる数14より大きくなったら1つ戻るという手順を踏みます。

「…3×5=15、あっ!3×4=12」

答えは4となり、余りを求める引き算をし、14-12=2だから“あまり2“となります。

この手順を自宅でも練習し、できるようなりました。

今は、九九表がなくてもできるように練習中です。

少しずつできるようになっている手応えを感じて、嬉しいです。

◇ワンポイント・メッセージ◇
Sくんがんばっていますね。小さな数の段階で、具体物を使って“分ける”作業を体得するまで、楽しく繰り返し行うことが有効です。そして、“あまり”という概念を感得させます。そうすれば九九表の中で、また九九表無しで頭の中で商を探すときにも、イメージを持つことができます。余りがある時は、“あまり”も見えてきます。

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