5184.~意識の切り替えを〜
「知的障害・発達障害をもつ生徒さんの 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース)
・・・明るく、楽しく、さわやかに・・・
今日のElephasブログ:「注意をしなくても」(11月28日)
おはようございます。Elephas 武蔵境教室の井上です。
Hさんはとても元気でまじめな生徒さんです。
11月から担当しています。
先日は定規の使い方を練習しました。
楽しそうなのはいいのですが、
「やりたくない~!」とにこにこと笑顔になって、定規を高く掲げます。
遊びに誘われている気持ちになりますが、ここは焦らずに別の定規を出して、ゼロにあわせ、色鉛筆を提示します。
「何色がいいですか?」
Hさんは楽しそうに見渡した後、ピンクを選びました。
ピンクの色鉛筆と定規を交換し、真剣に線を引き始めます。
真ん中が少し浮いてしまいましたが、励まして、きれいにやり直しができました。
注意をしなくても、楽しく学習を進めていけるように、心がけています。
◇ワンポイント・メッセージ◇
「注意をしなくても、楽しく学習を進めていけるように…」、そうですね。生徒さんのマイナスの行動に正面から向かわずに、さっと意識を切り替えてあげる。きれいに揃った色鉛筆の提示が効果的でしたね。幼児、低学年の生徒さんは、学習態勢の形成も授業の目標の大切なひとつです。授業を終えたときの“楽しかった”という感触の積み重ねが、講師との信頼関係を築き、学習への意欲も育てます。
