「知的障害・発達障害をもつ生徒さんの 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース)
・・・明るく、楽しく、さわやかに・・・
今日のElephasブログ:「歌唱造形 おにぎり」(10月11日)
おはようございます。Elephas 所沢教室の増原です。
少し前の授業で小1生のSくんと歌唱造形の♪「おにぎり」を描きました。
「なにおにぎりにする?」
「うーん…」
「梅おにぎりは?」
「えっ!?梅はキライだよー」と、悩んだ末、ツナマヨの具にして、4角い海苔で完成です。
リズム造形の3かく、4かくは書き順通りにできるのですが、
それ以外の時は気持ちが先走り、一筆描きになりがちなSくん。
でもあえて指摘せず「おにぎり屋さんにしよう!」と6種類の具を考えながら、6個のおにぎりを描きました。
「おにぎりいくらにする?」
「うーん…」、
「じゃあ梅は160円ね」と言うと、おにぎりの下に3桁の数字をスラスラと書いていきます。
その後50円玉を含めたお金の取り出しにも取り組み、とてもスムーズにできることがわかりました。
造形課題から、沢山の学びや発見があります。
学校の単元学習と合わせて楽しみながら進めています。
◇ワンポイント・メッセージ◇
そうですね、造形リトミック『歌唱造形』は、認知教育のためのサブメソッドです。「描くことを通して見る目を育てる」。描く対象を認知し、構造(構成要素)を分析し、知識を得、探求する。同時に描くことによって巧緻性を養う。もちろんそこには、言語の要素も豊富に含まれています。講師は、それらの多数の目標を踏まえて、各項目をピックアップし、組み合わせて指導にあたります。生徒さんは、絵画として楽しみながら取り組んでいます。楽しんでこそ、身に付きます。