68.生活にリズムを作る(13) 夕食

知的障害・発達障害教室の造形リトミック教育研究所

68.生活にリズムを作る(13) 夕食
「知的障害児者、発達障害児者 個性と可能性を伸ばす!」
  造形リトミック教育研究所  

*楽しいからのパートナー
*新しく知るからのパートナー
*ちょっと簡単からのパートナー  

 おはようございます。

 夕食に限らず、食事のマナーは習慣づけるべきとても大切なこと柄です。しかしそこでも完璧を目指してしまうと、食事が堅苦しいものとなり、ストレスばかりを生じさせてしまいます。栄養を摂ることへの妨げともなりかねません。

・スプーンやフォークを上手に使う。
・お箸で食べる。
・食べこぼさない。
・汚れた手を服で拭かない。
・主食とおかずとスープを程よく順番に食べる。

 給食のときにもいろいろなルールがあったことが思い出されます。

 しかし、「学習」について前に考えたのと同じように、スプーンやフォークやお箸を上手に使えるためには、まずその技術を習得させなくてなりません。また、技術を習得できるだけの手指の機能が発達しているかどうかも、確認しなくてはなりません。クレヨンや鉛筆を持って絵を描いたり、字を書いたりする場合と同じです。

 機能的に未発達であったり、技術的に未熟であることを「きちんとやりなさい」とただ言っても、それは難しいことです。

 まず、食卓では楽しく仲良く食べることを目標にしましょう。技術への要求は、促す程度で充分です。

 手づかみで食べようとしたら、「フォークを使ってごらん」と促しましょう。少し手を添えて、手伝ってあげましょう。全部をフォークで食べることが無理なようでしたら、つまんで手で食べられるようなものも用意しておきましょう。

 お箸にしても同様です。造形リトミックの教室では、♪「おはしでつまもう ぱちぱちぱち」と歌いながら、カラでお箸をあわせることから練習していきます。

 せっかくの食事、「おいしいね」「あつい」「やわらかい」「かたい」「あまい」「からい」「いっぱい」「大きい」・・・いろんな感覚を共有していきましょう。食卓は、親子みんなで共感を得やすい有効な場です。

 こんな貴重な場をムダにする手はありませんね。

造形リトミック教育研究所
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