62.生活にリズムを作る(7)スケジューリング

知的障害・発達障害教室の造形リトミック教育研究所

62.生活にリズムを作る(7)スケジューリング
「知的障害児者、発達障害児者 個性と可能性を伸ばす!」
  造形リトミック教育研究所  

*楽しいからのパートナー
*新しく知るからのパートナー
*ちょっと簡単からのパートナー  

 おはようございます。

 学校から帰宅後の生活も、起床から登校までの生活と同じように、何を行うのか順に書き出してみましょう。

・帰宅。「ただいま」。靴を脱いで揃える。
・手を洗って、うがいをする。
・おやつを食べる。
・宿題をする。
・自由時間
・お手伝い
・夕食
・お風呂
・自由時間
・就寝

 まず、これらをお子さんに合わせて順番や内容をアレンジしましょう。そして、朝のプログラムと同じようにお子さんによくわかるように表にしておくと良いでしょう。

 ひとつひとつ指示するのではなく、だんだんと表を見て行動できるように促していきます。「おやつ食べたら、宿題でしょ!」「早くしなさい!」、などと言わなくても自分で動けるようにしていきましょう。それだけでも、ストレスは減ります。

 表にすることは、次の動きを予告することでもあります。ですから、子どもは安心して行動することができます。自分でも気持ちの準備を何となく行うことができるからです。

 教室でも1時間の学習時間のスケジュールを傍らに貼っておいてあげるだけで、グンと落ち着いて学習に取り組めるといったケースがよくあります。次のことが予告されると同時に、終わりが見えていることも効果を生む要因のひとつです。「これとこれとこれ・・・をやったら、おしまい」という予測が、持続性や集中力をもたらします。がんばる、という耐性も養うことができます。

 ご家庭での生活にも、スケジュール表をうまく利用していきましょう。スケジュール表があることによって拘束されるのではなく、指示から解放されてむしろお互いに気持ちが自由になります。

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なかのひと

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