41.心の軸(5)期待に応える
「知的障害児者、発達障害児者 個性と可能性を伸ばす!」
造形リトミック教育研究所
*楽しいからのパートナー
*新しく知るからのパートナー
*ちょっと簡単からのパートナー
おはようございます。造形リトミック教育研究所の玉野 摩知佳です。
療育に携わる私たちにとって、最高の報酬は「生徒さんの満足感や達成感」であり「親御さんの喜ばれる声や姿」です。私が大学院で教えていただいた恩師は、「親御さんからの感謝の言葉だ」とも言っておられました。
そんな心の報酬は、具体的にはこんな形で得させて頂いています。
・お子さんが毎週楽しみに通ってきてくれる
・走ってきてくれる
・学習に真剣に集中して、鼻息が聞こえてくる
・教室の教材(絵かき歌、言語教育の歌、問題解決の歌、工作、パソコンソフトなど)を楽しんでくれて、さらに出来なかったことが出来るようになること
・生徒さんや親御さんと講師の間に信頼が生まれる
・講師が生徒さんを大切にしている
・講師が生徒さんの期待に応えられた
・講師が創造的に療育に取り組んでいる
・・・・
日々経験しているこんなプラスの状況をイメージしながら教育法の開発を続けていると、開発者には常の「生みの苦しみ」の中にも、大きな喜びと楽しさがあります。
あるとき小学生の生徒さんから、手紙をもらいました。
「たまのせんせいえ
こんどの絵かき歌は、新幹線(0系)・かもつれっしゃ・とうざいせん・やまのてせん・とっきゅうあずさ・じょうききかんしゃ
のうたをつくってください。」
鉛筆をにぎって一生懸命に書いたようすが目に浮かびます。また、電車へのワクワク感や「描きたい!描きたい!」という気持ちもビンビン伝わってきます。
先月のテーマ「鉄道」のきっかけはこの手紙でした。
「期待に応えたい」、これが私たちの研究所を支えている大きな力です。
造形リトミック教育研究所