31.テーマの魅力:「テレビ」
「知的障害児者、発達障害児者 個性と可能性を伸ばす!」
造形リトミック教育研究所 玉野摩知佳
*楽しいからのパートナー
*新しく知るからのパートナー
*ちょっと簡単からのパートナー
おはようございます。造形リトミック教育研究所の玉野 摩知佳です。
きょうは今月の「テーマ」のひとつ、私にとっての「テレビ」の魅力についてお話しします。
私が生まれたのは、世の中にテレビが出始めたころです。そのころは限られた家にしかなかったテレビも、数年後には東京オリンピックがあり、一般家庭にテレビが入りました。初めは、もちろん白黒テレビでした。
リモコンなど考えられず、チャンネルは回転式でガチャッガチャッと回して選びました。またボリュームも同じように回転式で、たしか右に回すと大きくなったような記憶があります。
「大きすぎる!」「もっと離れて見なさい」とよく言われたものです。
私もアニメが大好きでした。「オオカミ少年ケン」、「鉄腕アトム」、「ジャングル大帝レオ」・・・たくさんの番組が次々と出てきました。
ある日父親の職場(テレビ局)に付いて行くと、録音スタジオの外の大きなテレビの前は人だかり。それが、「アポロの月着陸のシーン」でした。驚きの声が周りから上がっていました。「本当にこれは月なのかなー?」なんて声も聞えたような気がします。
その後カラーテレビが出てきました。きれいです!ビックリでした。もう完全にとりこです。
ただし、わが家のカラーテレビの後ろにはカギがついていました。私があまりテレビを見過ぎるということで、工学部の教授をしていた叔父に父がカギをつけるように頼み込んだのです。「おじさんはすごい」けど「困ったな」などというなつかし思い出があります。
ひと言で言えば、「テレビ」に対する私のイメージは、「宇宙から人の体内」まで、また「巨大なものから目に見えないほど小さなもの」まで、「昔のものから未来のもの」まで・・・といったようにあらゆる世界を目の前にリアルに映し出してくれるもの、といった感じです。
こんなイメージや思い出を、歌唱造形(絵かき歌)「テレビ」の曲にこめました。たくさんの人に楽しんでいただけるとうれしいです。また、一人ひとりのイメージや思いがこの「テーマ」に重なって、楽しく長く記憶に残るような「テーマ」になってくれることを願っています。
*写真は、今年2月に「テーマ」とした「遊園地の乗り物」、「観覧車」の基礎です。
大きな基礎とボルトでしっかり固定してありました。基礎は大切ですね!
造形リトミック教育研究所
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